第五百五十一話 紹介の記憶
551話…豚まん喰いたくなった…
怪しまれたなぁ…
「…って事で、島田は九尾の村に連れてくけど…良いよな?その内オレの直下にしたいし…」
「えっ!?島田をですか!?」
「ダメなのか?」
「あ…いえ…その…殿のお側に置くには少々…その…」
「なんだよ?ハッキリ言えよ。」
「はい…その…粗暴な所が有りまして…」
「なんだ?そんな事か。この前少し煽り過ぎてケンカしたぞ。」
「えっ!?」
「危うく死なせる所だったよ…」
「えっと…島田が殿に殴りかかったとか…?」
「あぁ、まぁ、アレはオレがやり過ぎたって面も有るからな。」
「えと…手討ちにするとかは…」
「するか!!貴重な人財だ!!でも、まぁ第一の理由は、山の民だな。」
「山の民?ですか?なんなんです?ソレは?」
「ん?お前等が居ない間に訪ねて来てな。ラナーの庇護を受けたいって…隠れ里に行ったら、ソコの代表姉妹が島田を気に入ってな…ソレで、島田もまんざらぢゃ無いみたいで…まぁ、そぉ云う事だ。」
「…え〜!?アイツ、「あ、オレは結婚とかする気有りませんので。家督も弟に継がせますし…」とか言ってたんですよ!?」
「へぇ、弟居たんだ…なら大丈夫だろ?」
「えっ!?あ…いや…しかし…」
「良いよな?」
「はい…」
勘兵衛は身震いしながら、島田先生をオレに預けてくれる事になった。
ま、なし崩しってヤツだけどね。
「そぉか!!よし!!今回滞在が長過ぎたから、早く帰らないと、向こうでも仕事が溜まってるからな。誰かさん達のお陰で…」
と、チクチクイヤミを言うのも忘れない。ま、このネタを引っ張るのは今日までだな。
「あ…ははははは…」
勘兵衛の渇いた笑いが上がった。
「さて、オレは島田達を連れて行くからな?後は頼むぞ?」
「はっ!!」
ソレから三十分程で準備をして、予定外の車での帰還になった。
ちゃんとオレの部屋からに転移式を描けたし、その場所だけは立ち入り禁止にした。
次からは一瞬で来れるな。
「さて、寿都華咲殿と涼殿は名目上は人質って扱いになるけど、良いかなぁ?」
「松岡様、どぉか都華咲とお呼び下さい。」
呼び捨てで構わないらしい。しかも、寿は姓だってさ。なら、
「ぢゃぁ、都華咲さん、人質って名目は構わないかな?」
「はい。ソレは大丈夫です。引き継ぎもしっかりしてますのでお気遣い無く。」
と、全て丸く収まってはいるんだが…運転手はオレ…まぁ、ソレは良い…でもさ…普通は助手席に島田先生が居ても不思議は無いだろ?それが、なんで後部座席に三人…島田先生を挟んで美女と美少女が腕を取って奪い合う感じに…アレ、絶対チチ押し当ててるよな?くそっ!!帰ったらみんなに慰めて貰おぉ…
「そっか…山の民の法術は狐人族のみんなと比べても遜色無いくらいだから、反乱とか起こされたら溜まったモンぢゃ無いんだよね…」
「あら?そぉなのですか?松岡様からは底知れない力を感じますが?」
「あぁ…その…コッチに来てしばらく、ヒモみたいな生活してた時に鍛錬のし過ぎで、なんかこんなになってたんだよね…」
と、説明したけど、
「ひも…ですか?なんです?何かを括るのですか?」
と、真面目に返されてしまった。
「お姉様、ヒモとは、女性に寄生して、毎日ダラダラと過ごす、穀潰しの事ですわ。」
「あら?松岡様は穀潰しだったのですか!?」
って、涼さんが説明してくれた。確かにその通りかもだけど…なんかなぁ…まぁ、あの頃は紅葉が面倒見てくれてたし、時間がたっぷり有ったから鍛練ばっかしてたんだよなぁ…法術の…んで、なし崩し的に武術師範みたいな事始めたんだよなぁ…なんか懐かしいな…
「あの…涼さん?都華咲さん?確かにその通りなんだけど、ちゃんと仕事もしてたからね?」
「何のお仕事ですか?」
「ん?あぁ…えと…武術師範?みたいな?」
涼さんの言葉にちゃんと答えてあげた。
「武術師範?そっか…よしくんに勝っちゃうくらいだもんね…」
あれ?そぉ云えば…
「島田先生って、昔どぉだったの?」
ちょっと気になって聞いてみた。
「んな!?殿!!ソコは聞かない方が…!!」
ん?あの焦り様は…
「あのね。一言で言うと、暴れん坊だったよ。そんなよしくんと、子供の頃から仲良くしてた子も居たけど、その子は成績も良くて、そこそこカッコ良かったけど、私は中学二年の終わりくらいまでしか知らないから…」
「…えと…なんか湿っぽくなっちゃったな…取り敢えず、島田先生が不良してたってのは解ったよ。」
「いや…不良とか…そんなのでは無かったんですが…」
島田先生の言い訳は無視して、ドライブは続いた。
そして三日後…
「…って事で話したのがこちらの寿都華咲殿と妹の涼殿。んでコレがお目付役って名目で引っ張って来た島田一之助。」
九尾の村にに帰って、紅葉の執務室で三人を紹介してみた。
「…で、ホントの所はどぉなのかや?」
「島田一之助と涼殿は前世で恋人同士だったらしいけど、涼殿が十四?くらいで自殺。島田は三十で事故死、二人共輪廻転生で、たまたま、偶然出会って…盛り上がって、燃え上がった…みたいな?」
「…で、姉が何故着いて来ているのかや?」
「…勢い余って、島田が手を出しちゃって…」
「アホかや?」
「まぁ、本人が乗り気だから…三人で仲良くして貰おぉかと…」
「…まぁ、人質と云う名の面倒事を持って来たやよね?」
「うん…まぁ、島田は生前教員をしてたらしいから…凛さんの負担を減らせると思って…」
「まぁ、何を言っても後の祭りやよね…はぁ…波津ちゃん、後は任せるやよ。」
「はい。鑑連様は仕事を増やした罰を夜にでも受けて貰いますわ…」
「はい…」
反論は無意味だから素直に従った…
罰…ソレは、紅葉と椿…両手に花なのに、妊娠中の為手を出せない状況だった事だった…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




