表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
551/760

第五百五十話 パワハラの記憶

人質…良いのかなぁ?

ごり押しになり過ぎてなきゃ良いなぁ…



「よぉ、ちゃんと連絡出来る状態で良かったよ。」

『はい。して、どの様な案件での連絡なのでしょぉか?』


城に帰り着き、早速とばかりに勘兵衛に電話をしてみた。


「まず…エミに何人か派遣するって話で派遣されたのは良いんだが…」

『はい!!人選は公平を期して…』

「どこが公平を期してた!!家老全員で向かってどぉする!!」


オレは怒りの声を上げてみた。所謂いわゆる恫喝だ。


『えっ!?あ、いや…その…殿のお子を産む方の国で有りますから、万全を期しまして…』

「アホか!!せめて四人は残しておけ!!ラナーが潰れたらどぉする!!重要案件も滞るだろぉが!!民衆に顔負け出来んだろぉが!!」


流石にコレは本気で怒ってしまった。ま、斯く云うオレは、月に数日しか滞在してないんだけどね。自分の事は棚上げですが何か?


『はい!!解りました!!すぐ様四人帰ります!!』

「解った。それまでの数日間はオレもラナーに留まるが、帰って来たら説教だからな?覚悟して帰って来い。」

『…はい…』


勘兵衛の返事は消え入りそぉで、少し同情してしまう…

勘兵衛との話も終わり、食堂に居る島田先生に向き合う。


「…で、島田先生も家老達が行く事に賛成したの?」

「反対しましたよ。今の様に殿がお怒りになりかね無いと言ったのですが…」

「無視されたと?」

「はい。国元から呼び出されてコチラを任されました。」


島田先生の言葉に、パワハラって言葉が頭をぎった。

うん、さっきの恫喝もそれに当たるのかなぁ?


「ねぇ、コッチでパワハラとかって騒がれ無いよね?」


オレは少し不安になり、島田先生に訊ねてみた。


「あははは!!そんな事を気にされてるんですか?」

「そりゃぁ、気にするだろ!?イヤイヤ仕事をされるのと、頑張ってしてくれる仕事と、どっちが成果が出る?」

「あ…なるほど…イヤイヤで仕事をすると、成果どころか、失敗が多くなりそぉですね…」

「だろ!?国を支える国民に申し訳が立たないっての!!」

「国を支えているのは国民…ですか?」

「ん?そりゃそぉだろ?オレ達はただ単に、国の運営を任されてる立場だ。国民のおこぼれをどぉ活用して、どぉ国民生活を守るのか…ソレを考えるのが仕事だからな。」

「はぁ…殿はスゴいですね…オレはそんな事考えた事無かったですよ。ソレに、前の国王なんて、国民は奴隷くらいにしか思って無かったですしね…」

「そんなんぢゃ遅かれ早かれ、国は潰れるよ。」

「税率が一気に下がったのは?」

「税が高過ぎると、仕事に張りが無くなるだろ?仕事を頑張らなくなって、やっぱり国が潰れる。ま、公共事業をする為の財源が乏しくなって来たのも事実だし、出来るだけ早く税収を確保したい所なんだが…どぉすっかなぁ…」

「あぁ、国内の道路網建設とかですね?」

「あぁ、あと、この大陸は雨が少ないから、海水を濾過して利用しよぉと思っててな…ガシから引きたいんだが、その費用とかも考えると…」

「湧水ではダメなのですか?」

「枯れたらどぉするよ?」

「あ…考えてませんでした…」

「湧水利用と海水利用、二つを併用して行って、いずれは海水だけでも大丈夫なくらいにしたいんだよな…」

「と、なると…濾過装置と組み上げポンプが必要になりますね…」

「濾過装置はオレの奥さんが、船旅でお風呂に入りたいって作ったモノが有るから、ソレを使うとして…やっぱ、ポンプが要るよなぁ…」


回転法具を使うにしても、燃料が必要なんだよなぁ…まぁ、そこは追々考えるとして…あ、下水にも濾過装置付けたら良いかも…いくらかかるんだろ…

いや、アイラに丸投げしても良い案件ぢゃ無いのかな?

オレはオレで、ガシから海水を引き込むんだから、じじぃに使用許可とか取らなきゃだよな…

また仕事増えてないか?

ソレから五日後、勘兵衛、平八、五郎兵衛、久蔵の四人が帰って来て、会議室で、オレの前に土下座している。


「なんでだろぉな…自国の事を放ったらかして、他国にテコ入れする意味が解らないんだけど?バカなオレに解る様に説明してくれるかなぁ?」


オレは至って冷静に、怒りを抑え、笑顔で聞いてみた。

それなのに、何故だろぉか?勘兵衛達は、冷や汗ダラダラで、誰とは云わ無いが、粗相までしている。余程我慢出来なかったのかな?


「あ…えと…はい、そのですね…殿のお子様が…その…苦労されない様にと思いまして…」


と、勘兵衛が教えてくれる。


「でもさぁ…兼光との間に子供が出来ても、エミを継ぐまでかなり時間が有ると思うんだよねぇ…」

「は…はい…全く仰る通りで…」

「ソレが解ってて全員で行く必要は無かったと思うんだよねぇ…なんでかなぁ〜?」


オレの問いには誰も答えてくれない。


「あの…殿?少し宜しいでしょぉか?」


と、島田先生が声をかけて来た。


「どぉしたの?」


オレが応えると、


「あまりここで時間を使われるのは如何なモノかと…皆様、充分反省されておられる様子ですし、殿もまだお仕事が残っております。急ぎ御出立されなければ、主上陛下にお叱りを受けるのでは?」

「ん?あぁ…そぉだな…仕方無い…次回からは出る前にちゃんと人員報告する様に。次同じ事したら首が飛ぶから気を付けろよ?」

「「「「はっ!!」」」」


と、勘兵衛、平八、五郎兵衛、久蔵は返事をしてくれた。

ま、次からはちゃんとしてくれるでしょ。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ