第五十四話 盲点の記憶
オレTUEEEEな無双は無い予定だったんです!!ホントですよ?
なんか感謝されたなぁ…
行軍を影から見守る。
「二百はおりますな。」
道雪も数えてたか…百くらいと聞いていたが…この数はかなり面倒だな…
「さっきの村の集落辺りまで行ってから潰すか…あの兵糧が在ればあの人達は暫く助かるだろ?」
「なるほど…ソレは良いですな。」
そぉと決まればバイクで迂回して待ち伏せが良いか…
「早馬で先回りするか?」
「ソレが良いでしょう。」
決まれば行動は早い。
少人数の利点だな…オレ達は走りバイクを取りに行く。
幸い軍には見られてはいない。軍から離れ迂回するからほぼ気付かれない。軍から見えない程引き離し街道に出て、村の近くまで引き返して来た。
「さて…どぉやってアイツ等とやり合うか…」
「何も案が無いので?」
「無い事も無いけど…また明日ってなっちゃうな…」
「此処で足止めもキツいですな…でも、あの人数の行軍ですから、明後日くらいにしかココに来れないのでは?」
「あ、ソレ盲点だったわ…ん?ソレだと完全に足止めされるな…」
「引き返しましょう!!今日中にあの町を抜ければ…」
「ソレだ!!」
オレ達は間抜けをした分を取り返すべく急いだ。
少しして前方に軍が見えて来た。
もぉどぉなっても知らん!!
オレはかなりの量の法力を練り込み…軍目掛けて雷を解き放つ!!
「んどりゃあぁ〜!!」
強力な電子レンジな感じになった気分だ…
そんな現象が目の前で起きている。
オレ…人間止めてる?
いや、止めません!!
ソレは良いが…壊滅させてる?人が煙上げてるし…人間電子レンジだな…
「私の取り分が無くなりましたな…」
「取り分て…ソレより、あの兵糧運ぶか…」
「ですな。」
荷車に兵糧が積んである。しかも二台…バイクも二台。
そぉ云う事だ。引き返した倍の時間で村に兵糧を届け、また町に行く…
かなり無駄な時間を過ごしたな…
「何か喰ってから行かないか?」
「持ち合わせは少ないですが?」
「オレは何も無い…!!」
無意味に胸を張る!!
「何故、威張るのですかな?」
「何となくだ。」
「私の金子がこの辺りで通じるか解りませんが…」
「ソレも盲点だな…」
何か疲れてるんだろうか?盲点がいっぱいだわ…
もぉじき夕方か…少しでも前に進んどくかな…
「よし、少しでも前に進むか!?」
「それでよろしいので?」
「何か盲点がまたあるのか?」
「腹が減っては何とやらなだけです。」
「よし!!目標は、次の兵糧を貰う!!」
「当初の目的からズレが生じてますが、まずはソコですかな。」
「ズレてないだろ?ラナーに打撃を与えて、オレ達も満腹、元気になったらラナー王都を目指す!!バッチリ!!」
「最終目標を見失って無いなら結構です。」
「オレの事、バカにしてる?」
「そんな事は…」
あ…そっぽ向きやがった!?にゃろ…見返してやる!!
決意も新たに前進する。
夕暮れが近付く頃、前方に煙が見える。
夕餉の支度か?ってアレは敵軍か?
「なぁ…アレ喰える様になってから攻めないか?」
「敵に調理してもらってから食べよぉと云う腹ですな?」
「正解。」
「正しく良い案ですな。」
暫く待つと酒を飲み出した様に見える。そろそろ頃合いかな?
「さて今夜はアソコで寝るかね…」
「そぉしますか…」
「一発撃ったら切り込むぞ!!
「はっ!!」
二人共気合い充分!!腹はぺこぺこ!!体調万全だ!!
走りながら溜めた法力を放出した!!
「おらぁ!!」
ずがががががあぁん!!
何アレ?予想より大規模な雷なんだけど…
空を見ると雨雲か!?
オレの雷が本物の雷を誘発したのか!?
一撃でほぼ壊滅…残りは右往左往している…ソコに斬り込み殲滅するだけの簡単なお仕事…
腹が減り過ぎてただの暴徒になっている二人にかかればモノの数では無く、ものの四半刻で、夕飯にありついた。
中々見事に出来ている。二人では食べ残すな…
勿体無いがこの際仕方ない。
「ふぅ、喰った喰った!!」
「腹ごなしに金子を頂いておきましょう。」
「だな。」
二手に別れ死体漁りをした。集まった金子はコトのモノとは違っていたが、金の小判っぽいのが幾つか入手出来た。
コレで次からは店で喰えるな!!
なんか目的が違う様だが…気にしたら負けだな…
ソレから死体を集めて煮炊きしていた火を拝借し死体を燃やしていった。勿論、武器は回収してある。
中々に業物も含まれており、幕軍への土産にいいだろぉ。
夜半くらいになったか…腹が減りまた二人で食事をし、そのまま陣幕で、簡易の雨除けを作り、死体から離れて眠りについた。
翌朝、野生動物にオレ達は襲われ無かったが…死体は…結構喰われてた…
「動物が人の味をしめなきゃ良いが…」
「と、申されますと?」
「人は旨いらしいからな…」
「本当ですか!?」
「オレは喰った事無いから解らんよ?」
「動物が喰うとうまいのでしょうか?」
「多分ね…」
「さて軍資金も入って飯も喰って、出すもんも出したし…先に進むか!!」
「はっ!!」
ソレからまた先に進む。…が!!少し行ったらバイクが止まった!?
おいおいおい!!何が起きた!?
「ちょっコレどぉした!?」
「コチラもですな…」
「どぉなったか解るか!?」
「恐らくですが…法力石の枯渇では!?」
「はい!?」
「法力石は十日で三日分くらいしか保ちませんから…」
「したらここからは?」
「徒歩でしょうか?」
「なるほど…張り切って行こぉかぁ!!」
「空元気ですな…」
「兵糧を分けて貰って持ってこぉぜ!!荷車もあるしさ!!」
「そぉですな…二人で交代しながら運びますか?」
「えっ!?道雪が一人…」
あ…スゴい睨んで来た…
「とかアホな事は言わず、交代しながら体力温存しつつ運ぶか…」
「ソレが良いでしょうな。」
「ぢゃぁ行くか…」
「はっ!!」
あの時、その場の勢いで、何も持たず先走ったオレのバカ!!
他のみんなも焦ってたから何も考えず出発したもんな…
ぐだぐだ言わず進むかね…
何マヌケ晒してんだか…
色々盲点だらけだったなぁ…
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




