第五百四十八話 散歩の記憶
お風呂でプロポーズって…
いやぁ…良かった良かった…のか?
島田先生の求婚は、結果的には大成功だった…湯上がり前に、「末永くよろしくお願いします。」と、涼さんに泣きながら抱き着かれてたし、そな夜は、「痛いぃ〜!!」って叫び声が二人分…あんまり激しくはして無いだろぉな?ちょっと下世話過ぎるかな?
そして、朝を迎えて、朝食前、オレは島田先生を捕まえて、言いたかったセリフを言ってみた。
「お客さん、昨夜はお楽しみでしたねぇ。」
と、ニヤニヤしてやると、
「んが!?な。何を言っておられるのですか!?」
島田先生はそんな感じに慌てて答えてくれた。
うんうん、期待通りだったよ。前世と併せて六十年も守った初めてを初恋の相手に捧げられたんだ。本望だろ?しかも、初めてなのに姉妹丼なんだ。もっと胸を張って良いんですよ?
オレはポンポンと島田先生の肩を叩いてあげる。
島田先生に遅れる事数分、都華咲さんと涼さんがやって来た。イヤ!!二人共!!足!!ガニ股ぢゃん!!あっ…そっか…奥さんたちも初めての後あんなだったな…男と女の差か…二人共今日の移動は無理かな?
「あー…その…なんだ。二人共ツラそぉだから、移動は明日にしませんか?」
と、提案してみた。何が有ったのか…そこはあえてツッコまない。
「あら?お気遣いありかとぉございます。」
「えと…あの…何故でしょぉ?」
都華咲さんはちゃんと解ってくれたけど、涼さんはちょっと理由が解って無いみたいだけど、オレが頷くと。
「えと…はい…」
と、素直に従ってくれた。
初めて貫通したんだから労ってあげないとな…
「今日帰る予定では?」
と、島田先生が空気を読まない発言を…
「初めての後は、身体に負担が大きく、体力も無くなってるんですよ。そんな時に無理させたら、身体を壊しますよ。それと、十日間くらいは子作り禁止ですから。」
「ん?なんでです?」
「身体への負担を考えて下さい…全く…前世と合わせて六十でしょ!?そのくらい知ってて下さい!!」
「…はい…」
小声での島田先生とのやり取りで、この人がその辺考えて無いのが良く解ったよ…
と、云う事で朝食を食べ、オレと島田先生は村を見て回る事にした。
「…で、島田先生はどぉですか?何か変わった所は有りましたか?」
「変わった所…ですか?」
何も要領を得てい無い様だな…
「脱童貞で変化は有りますか?って事ですよ。」
「えっ!?あ…いや…その…特には…」
「ま、そぉてすね。ちゃんと女性の事も考えて抱いて下さいね。」
「…はい…」
と、元気の無い返事をする島田先生が、妙に子供っぽくて笑ってしまった。
「んな!?笑わなくても…」
「いや、まぁ…その…なんだ。早くおめでたになると良いですね。」
「そんな早くおめでたになってたまるか!!」
と、島田先生は激しくツッコんで来た。
それに触発されて、オレは大爆笑してしまった。
「あははは…そぉそぉ、おめでたになったら少し思考停止するから。」
「えっ?まぢで?」
「まぢまぢ。最初に発覚したのが紅葉でさ…めちゃくちゃテンパったし、椿の時もなんの事か解らず、病気と思って看病しまくって医者を呼んぢゃったよ。」
「えっ?二人目でも?」
「当然だよ。椿まで妊娠するとか思って無かったし…あ、双葉の時は最初に知らされて、そのまま双葉の所に走って喜んぢゃったよ…」
「ソレは聞きましたよ。奥方でも無いのに、心底喜んでくれて、双葉殿は優しくしてくれたと喜んでいたと。」
「えっ?あ…うん…なんか、双葉も莉緒もその為に城に連れて来られていたらしくて…」
「えっ!?そぉなんですか!?ソレは初耳ですよ?」
「ソレでさ…変な刺青させられてて、オレ以外の男に触ったり、触られたり、ぶつかったりしただけで死んぢゃうって教えられてさ…すんげぇイヤな気分になったんだけど…二人がオレに心を込めて開いてくれるまではお預けにしてたよ…本人達の意思を尊重しなきゃだしな…」
「そぉだったのですね…普通の男なら、据え膳喰わぬはなんとやらとも云いますし…気持ちよりナニを優先しそぉなもんですけどね…」
「ふん!!四十年以上も一人の女に拘りまくってた人には言われたく無いですね!!」
と、少し拗ねて見せる。
「…あの…ソレはもぉ秘密にしていて貰えませんか?」
「ん?ん〜…オレの気が済んだらね!!」
「ホント、もぉ勘弁して下さい。」
と、完全に白旗を上げられたので、冗談はおしまいにする事にした。
「そぉか?みんなに話すと、意外と盛り上がるんだけどなぁ…」
「絶対ダメです。」
と、これ以上イヂるとヘソを曲げられかねないので止めておく。
「ま、ソレは先延ばしにするとして…」
「しないで欲しいのですが…」
「あぁ…まぁ検討するよ。ソレより…都華咲さんに言ってて貰えないかな?」
「えっ?何をですか?」
「島田先生に輿入れするんなら、新たな代表を決めてくれって…大名として扱う事になるだろぉから…」
「あ…」
オレの急な真面目な話に面喰らったのか、思っても無かった言葉に、急に真面目な表情になる。
「…考えてませんでしたよ…」
「ま、オレの立場って、そぉ云うのを考えるのが仕事だから。」
「…そぉですね…ソレで、どぉお考えで?」
「あぁ…新しい代表が大名になっても良いし、誰かを婿入りさせて、その人間が大名にならも良し、どぉするかなぁ…」
「…どちらにしろ、殿の直轄なのですよね?「ん?まぁそぉなんだけど、いずれは割譲って事にしたいんだよなぁ…」
「なるほど!!でしたら、従姉妹とか居ないか確認してみます。」
「そぉしてくれると助かるよ。ま、大名と云うには、人数も収益も少ないだろぉけど、何にでも例外は有るからな…」
「はい、良いと思います。」
と、島田先生にも了解を得た。これからまた忙しくなるんだろなぁ…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




