第五百四十六話 おもてなしの記憶
島田先生、かなり強いと思うんだけど、一瞬で終わりましたね…
幸せそぉだったなぁ…
その日、オレと島田先生は大歓迎を受けた。
「ささ、お殿様、もぉ一杯。」
と、オレの盃に都華咲さんが、お酒を注いでくれる。
「あ、ありがとぉございます。しかし、あまり呑まないんですよねぇ…その…酒と女と金には溺れるなって家訓がありまして…オレも嗜む程度ですので…」
「あら?そぉなのですか?勿体無い…」
「勿体無い?」
「はい。酔うと、気分が楽になりますよ?」
「ソレが悪いんですよ。自分は良くても周りが迷惑…そぉ云う事も有るんですよ。」
「確かにそぉ云った側面も有りますね…」
「少し酔ったかなってトコで止めるのが一番良いんですよ。」
「そぉですわね。ならば、次はわたくしに…」
と、都華咲さんが盃を持つので酌をしてあげる。
「ふぅ…お殿様にお酌して貰ったら、なんだか美味しく感じてしまいますわ。」
とか言ってオレにしなだれかかって来た。
ま、この程度なら浮気…とは云わないだろ…
都華咲さんはオレより少し低いくらいの身長で、豊満なおっぱい…くびれた腰…そして、すんごい美人…男なら誰しもが一発で魅了される程の美貌だけど、オレは負けないぞ!!
島田先生の方は…なんてだらし無い顔をしてんだ!?アレが男の末路なのか!?ってか、涼さんもまんざらぢゃ無いみたいだな…見てるコッチが恥ずかしくなる程のいちゃいちゃっぷりだよ…今夜は理性の箍が外れるだろな…明日、あのセリフ言ってみるか!?
「しかし、こんな隠れて暮らしているにしては、皆さん意外と明るいですね。子供達も笑顔だし、食材も意外と豊富ですね。」
「はい。とは云え、ほとんどが山菜ですけどね。」
「いやいや、堪能させて頂いてますよ。」
殆どの食材は、その苦味を極限まで抑え、かなり美味しく仕上がっていた。山菜でこんなに嫌味無く食べられたのは初めてかもね…
「だと良いのですが…オレも山菜は好きな方ぢゃ無かったんですけど、コレなら毎日でも大丈夫なくらいですよ。」
オレは努めて笑顔で対応した。
ま、クラスの女子達からは、「笑顔が一番怖い…」「睨み付けて来る方が安心するわ。」「ごめん…同類と思われたく無い…」「助けられててアレだけど…ウチには財産とか無いからね!?」と、オレの笑顔は大好評だった…
「まぁ!!そぉてすか!?でしたら良かったです!!」
何が良かったかは解らないけど…
そんな感じで舌鼓を打っていたら、涼さんが歌い出した。曲名は…サンタが街にやってくるだと!?季節感!!いや…今って何月だ?
「あの…今って何月ですか?」
オレはあまりコッチの暦を理解してないんだけど…
オレの質問に都華咲さんはキョトンとして答えてくれた。
「桐月ですが?どぉかしましたか?」
桐月?数字ですら無かった…
「えと…年末とかでしょぉか?」
「はい。新年は松月となりますわ。来月が松月です。」
との事だった…一年を通して似た様な気温だから知らなかったよ…年末かぁ…
「ぢゃぁ、季節外れって感じの歌ぢゃ無いんだ…」
「何が季節外れなのですか?」
「えっ?あぁ…涼さんの歌がね…コッチは季節が解り難くて…」
「あぁ…年間を通して同じ様な感じですものね。もっと南…カワマヤより更に南に行けばユキも降る事があるそぉですわよ。ユキって何なのでしょぉね?」
と、雪を知らないのか…そぉだよな…年間を通して、春みたいな気候だもんな…
「雪は…白くて冷たい、ふわふわした雨?って感じのモノですね…」
「白くてふわふわした雨…ですか…?よく解りませんわ。」
「ま、一度見るのも悪くは無いとは思うけど…カワマヤより南って…かなり遠いなぁ…オレも行った事無いや…」
「そぉなのですか?何故ユキを知っておいでで?」
「オレが生まれ育った国ぢゃ普通に降ってたからね。」
「まぁ、そぉなのですか!?」
「多分、涼さんも知ってるかもね。」
「涼も?」
「はい、前世の記憶が残ってるっぽいから…」
「なるほど…昔から不思議な娘でしたから、もしかしたら…そぉかも知れませんわね。」
と、涼さんの歌も終わり、夕食も終わりを告げた。
「良かったら、湯に浸かって行きませんか?」
と、都華咲さんに言われた。
「えっ?お風呂が有るんですか?」
「はい。湧き出していますのよ。」
って事は、温泉があるんだな?温泉は良いよなぁ!!
「ではお言葉に甘えます。」
「はい。では、準備させますわ。」
と、笑顔で言われ、オレと島田先生は一緒に案内された。
外観は掘建小屋なんだけど、ソレがまたなんとも云えない雰囲気を醸し出していた。
「殿、お背中お流ししましょぉ。」
「おっ?ぢゃぁお願いしよぉかな?」
と、島田先生の申し出を受けた時、
「ソレはまかりなりません!!わたくし共がお流し致します!!」
と、強い口調で都華咲さんと涼さんが入ってきた!?涼さんはちゃんと手拭いで隠してはいるけど…
なんでだよ!?
「えと…なんで、何も着てないのですか?」
「湯に浸かるのに服は無用ではありませんか?」
「…確かにそぉですけど…」
「ソレに、殿方が来ているのに、おもてなしも必要で御座いましょ?」
言いたい事は解る…解るんだけど…
「そつとしておくのも、もてなしかと思いますが…」
「えっ?今まで来られた方には喜ばれてたと聞いておりますが…」
えっ?この反応って…
「まさか初めて?」
「はい…お嫌…ですか?」
うん、何と云うか…泣きそぉな声で言われたら、受けるした無いよな…ハメられたかな?
いや!!逃げ道ならまだ有るぞ!!
「嫌では無いですが、オレは奥さんもお妾さんも居る身だから、他の女性に触られるのは…島田なら一人者ですので、そちらをお願いします。」
と、島田先生に押し付ける方を、選んだ。
「…お殿様には?」
「オレにはそぉ云う気遣いは無用ですよ。」
「…そぉですか…しかし…アソコに混ざれと?」
と、都華咲さんの、見る方を見ると、既にキャッキャうふふな状態になってやがるし!!
流石にアソコに入るのはなぁ…うん、無理筋かも…でも…
「はい。多分あの二人は純粋なんだと思いますので、後押しの意味も含めて、お願いします。」
「わ…解りました…」
と、都華咲さんも島田先生の方に行き、一対二でもてなされ出した。
「ちょっ!?殿!?コレは!?」
「島田、命令だ。二人にもてなされなさい。」
「えっ!?えっ!?え〜っ!?」
と、島田先生は二人がかりで洗われていた。
なんか羨ましいな…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




