第五百四十話 山の民の記憶
もふもふな感じにするか迷いましたが、ここに落ち着きました。
何かを思い出すなぁ…
「えと…書状は拝見しましたが、本日はどの様な案件で来られたのでしょぉか?」
そぉ、このワケの解らない生物が何故今このラナーに入って来たのか…それが気がかりなんだけど…
「あら?書状に書かれていた通りですのに?と、云うか、貴方みたいな小童に話す事は有りませんわよ?」
と、取り付く島も無い状態だ。
「えと…でしたらどんな人を連れて来ましょぉか?」
「そぉですわね…最低でも家老を…」
「家老ですか?生憎家老達は出払ってまして…」
「あら?そぉなの?でしたら、話をするにもそれ相応の立場の者を連れてらっしゃいな?」
「そぉ申されましても…」
「そぉね…国王なんてどぉかしら?」
「国王…ですか?」
「そぉよ。国王なら居るでしょ?」
「いえ…この国は既に王政を取り止めておりまして…国主なら居ますが…」
「なら、その人を連れて来て貰えますか?そぉしたら、お話致しますわよ?」
との事らしい…なんて高慢ちきな…丁寧な物言いはココ迄で良いよな?
「オレが、その国主、ラナー総大名の松岡鑑連なんだが?」
オレは殺気を込めて睨んでみた。
オレの殺気を感じたのか、目の前の女性は身体をピクリと震わせ、目を見開いた。
「んな!?そ…そんな見えすいたウソを…どぉ見ても二十前後では無いですか!!そ…そんな小童に話す事など何も有りませんよ!!」
と、去勢を張られた…
「あ、そぉ…人が下手に出てりゃ良い気になりやがって…てめぇの首を手土産に、山の民だっけ?根絶やしにしてやろぉか?」
だん!!と、応接机を踏み付け、女性の髪を掴み、顔を近付けてやる。勿論殺気はダダ漏れ状態だ。
「そ…その様な下賤な脅しに屈するとでもお思いか?」
「脅しと思うならソレでも良いぞ。オレが総大名なんて地位に居るのがどぉ云う意味か理解して無い様だな…」
オレは腰の振動刀に手をかけた。その時、
「殿!!お待ち下さい!!」
と、島田先生が止めに入って来た。
「ちょ!?止めんなよ!?」
「何をなさるおつもりですか!?」
「何をって…言って解らん様なおバカの首を落として山の民ってヤツ等の粛清に乗り出すんだが?何か問題でも有るのか?」
「問題しか有りませんよ!!しかもばばぁとは云え相手は女性ですよ!!」
「それがどぉした?オレは国を…民を守る為なら幼女でも躊躇い無く斬り捨てるぞ?相手が老害なら尚の事斬るのに躊躇いなんぞあるワケねぇだろ?」
と、オレがマヂで本気と悟ったか、ばばぁが口を開いた。
「んな!?山の民の使者の首を落とすとどぉなるか知らぬのか!?」
「知るかボケ!!オレにケンカ売っといてタダで済むと思うなよ?使者が死者になった所で痛くも痒くもねぇんだよ!!」
オレは怒鳴りつつ、雷を纏ってやる。
「ぐはっ!!」
オレの雷に当てられて島田先生が吹っ飛んだ。
「んな!?か。雷ですって!?山の神…妾は神に無礼を働いていたのですか…」
ん?山の神?なんだそりゃ?
「何をワケの解らん事を…とりあえずてめぇは死んでろ!!話はそれからだ!!」
と、オレがばばぁを斬ろぉとした時、がしぃっ!!と、その剣を引き抜く腕が止められた。
マヂか!?オレの[紫電]を止めた!?いや、コイツ、ドコから出て来たんだよ!?気配感じなかったんだが!?
「邪魔立てするか?」
『はい、申し訳御座いませんが、この者を殺すのは今暫くお待ち下さいませ。』
と、くぐもった声を聞いた。オレは気が立ち過ぎてたのか、首筋に刃が迫っているのに、今になって気付いた。なるほど…三人も居たのか…この腕ならオレを殺せるな…暗殺でならだが…全く…どっかの忍者のおっさんを思い出すなぁ…
「…ふぅ…解った…少々短慮だぅた…」
『頭を冷やされた様で何よりです。』
「あぁ、今後もオレが暴走しそぉになったら頼むぞ。」
『『『はっ!!』』』
と、声がした瞬間、三人の姿と気配が完全に消えた。
「島田、大丈夫か?すまんな…加減をしてなかった…」
「うぅ…はい…なんとか…」
と、島田先生はよろよろと起き上がった。死んで無くて良かったぁ…
それより、オレの雷を纏った腕を止めたアイツ等…こえぇ…マヂでこえぇ…一歩間違ってたら、子供の顔を見る前に死んでたぞ…
「…で…お前は何者だ?書状に有った寿都華咲とは違うとは思うが?」
「ははぁ!!妾は…わたくしめは山の民代表補佐官、寿雪乃と申しますです!!」
と、寿雪乃と名乗ったばばぁは土下座で平伏してそぉ言った…さっきの山の神とか言ってたのと何か関係があるのかな?
「解った。で、何を知りたいんだ?」
「ははぁ!!ら…ラナーが平和になった様に見受けられるのですが…その理由をと…」
「そんなの、クソッタレな王政をぶっ壊したからに決まってるだろ?馬鹿なのか?」
「ははぁ!!仰る通りに御座います!!」
「コレで用事は終わったな?」
「はい!!お手を煩わせて申し訳御座いませんでした!!」
話が始まってから、ばばぁは終始、土下座で平伏したままだった…なんなんだよ一体…そして、その日は島田と一緒に夕食を、例の定食屋で食べた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




