表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
535/760

第五百三十四話 薔薇の記憶

あれ?初の負けだった?

そぉなったのかぁ…



「くはぁ…なんだこの汗の量は!?」

「殿、見て下さいよ、こんなに絞れますよ!!」

「いやいや、オレの方こそ!!」


と、二人して胴着を絞り合ってみた。

久々に気合いの入った稽古だった為なのか、こんなに出るのか!?ってくらいの汗がどっさり絞れたよ…


「流石に、こんなに出てれば、屋敷に上がるなと言われても仕方有りませんな…」

「あんな短時間の稽古で、なんでココまでの汗が出てんだ!?」

「言われてみれば…まぁしかし、短時間でも、それだけの運動量と集中と云ったところでしょぉな。」

「そんなもんかぁ?」


と、話して、男二人、手拭いだけ持って風呂に入る。


「殿、お背中流しましょぉ。」

「あぁ、そぉだな…よろしく。」


と、背中を洗って貰う。


「しかし…この身体にアレ程の力を絞り出すのは並大抵の事では無いでしょぉに…」

「ん?そんなもんか?子供の頃からしてた事だから、気にもしなかったな…」

「殿が初めて剣を取ったのは幾つの時なので?」

「ん?そんなの憶えて無いぞ?あっ…でも、昔の写真を見た時、竹刀を持って掴まり立ちしてたなぁ…」

「しない…ですか?ソレはどんなモノで?」


あ、そぉ云えば、こっちに来て、竹刀って見てないぞ?


「あぁ、竹を使った、叩かれてもそんなに痛く無い、木刀の代用品って感じかな?」

「ほぉ…ソレは興味深いですな…殿の業はどれも洗練されていましたからなぁ…ソレで、でしょぉか?」

「そんな褒めても何も出ないぞ。」


と、オレも身体を洗い終え、


「ほら、道雪も背中を流してやる。」


と、道雪の後ろに回った。


「いや、殿?そんな事されては困りますよ?」

「良いから良いから。」


と、道雪の背中を洗ってやる。背中の流し合いとは云え、奥さん達とする洗いっことは全く違う、普通に三助さんみたいな洗い方だ。男同士で、奥さん達みたいな洗い方は流石に気持ち悪いからな。


「しかし…道雪も、どんな鍛え方したらこんな身体になるんだか…」


背中に筋肉の鬼が見える様な感じに、完全に筋肉だったよ…


「毎日の素振り…でしょぉか?そのくらいしか思い浮かびませんよ…」

「だったらオレもそのくらいになっててもおかしくないと思うんだがなぁ…」

「殿も鍛えてるのが解る筋肉になってますぞ。無理無く鍛錬されておいでなのが良く解りますよ。それに、私と違って、体術もされますので、ソレを考慮したら、柔軟性の有る筋肉は良いですな。」

「そんなもんか?…っと、こんなもんで良いだろな。」


と、道雪の広い背中を洗い終わった。」


「どぉもありがとぉございます。ですが、我々が背中を流す事が有っても、殿が流してはいけませんよ?」

「はいはい、奥さん達だけにしとくよ。」

「はい、よろしくお願いします。」


と、薔薇の花が咲く事も無く、二人共、身体を洗い終わり、ゆっくり湯船に浸かる。


「しかし、体調悪そぉだったのに、その上で負けるとは思わなかったなぁ…」


オレはしみじみと口に出した。


「なんのこれしき。妻が一緒に居ましたからな。」

「ソコも含めてなんだがなぁ…」


良いぐらいに搾り取られてるだろぉに…ソレでも、戦えるだけの余力を残してたのか…中年侮り難し!!


「そぉは言いますが、殿と最初に戦った時の事、憶えてますか?」


三年ちょい前だったか、あの時は…


「すまん、正直、椿…弥生を助けられた事の方が衝撃的で道雪とは最初から素手で戦ったくらいしか憶えて無いな…」

「はい、あの時は、年端もいかない小僧が一人で何をしてるんだ!?くらいにしか感じませんでしたよ。」

「あぁ…そぉだろなぁ…あの時は…十七くらいだったかな?三年ちょい前だったよな?」

「はい。今、コトでは、私はあの時に死んだ事になってまして、幕府の裏の仕事をしていた事も有り、生涯妻を娶る事も無いのだろぉと思ってましたが…まさかあんな良い妻を娶れるとは思いもしませんでしたよ。」

「そぉか…ま、良かったって事で良いのか?」

「はい、あの時の負けが有ったからこそ、今があるのですから…今後も殿にお仕えしてもよろしいでしゃぉか?」

「出来れば、オレが死ぬまで…死んだ後も子供達を支えてくれると助かるんだが?」

「ソレは無理でしょぉ…殿より私の方が歳上ですので、天寿を全うしても、私が先に逝きますよ。」


うん、ソレはもっともだな…


「仕方無いなぁ…その時は鑑雪に頼むか…」

「そぉして下さればこの上無い喜びに御座います。」


と、友情でも無い堅い絆を感じた風呂を上がると、誰かが用意してくれていた着替えに袖を通す。ふんどしまで持って行かれてるのはちょっと恥ずかしかったけど…まぁ仕方無いか…


「男二人で楽しそぉだったみたいだね?もしかしてビーエルルート突入しちゃった!?」


風呂から出たオレ達を嬉々として出迎えたのは椿だった。


「あのなぁ…お前もしかして、そっちの趣味に走ってたのか?」

「仕方無いぢゃん!!旦那様が居なくなってから腐ったんだもん。」

「その素質が有ったからこそ腐ったんだろ…」

「…そ…そんな事…無いと思うんだけど…」

「有るよ。」


と、オレ達を薔薇族にしたいのか!?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ