表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十六章
517/760

第五百十六話 腹黒女官さんの能力の記憶

紅葉からは、どんな言葉が出るんでしょぉか?


なんとかなるモンだなぁ…



紅葉は主上陛下としての正装に顔布を着ける。

オレも紅葉の指示で、例の公家さんみたいな格好をさせられる。


「なんでこんな仰々しくするんだ?」


オレは当たり前の疑問を投げかけた。


「わっちが裁くんやよ?仰々しくした方が効力があるやよ。」


との事だ。誰に対してのなんだ?

と、二人して着替え終わったら、


「朔夜ちゃん、あの旦那様が持って来たゴミを表に連れて行って欲しいやよ。旦那様の命令と伝えてからやよ。」

「畏まりました。」


と、朔夜が動く。


「表に?」


オレが疑問を口にしたら、紅葉の着付けをしていた腹黒女官さんが口を開いた。


「鑑連様、アホさに磨きがかかりましたか?村人全員の前で、長様が宣言なされば誰も逆らえないのですよ?貴方の希望に沿う様にして下さるのです。有り難く従ってなさいな。」


って…腹黒ってより毒舌になってないか?


「はい…」


オレは素直に返事をした。


「本当に解ってらっしゃるのか…」


うん、やっぱりこの人とは相容れないかな?心に針で剣山みたいにするんだもんなぁ…泣くぞ?


「波津ちゃん、あんまり旦那様をいぢめ無いで欲しいやよ?」

「いぢめてませんわ。それに、そぉ仰るなら長様もしっかり教育なさって下さいまし。」

「解ったやよ。」

「お願いしますね。」


と、紅葉すら手玉に取られる。恐るべき腹黒女官さん!!道雪は平気なんだろぉか?

ソレから準備が整い、多少の打ち合わせをしながら、広場に面した小部屋に向かう。

オレは下に降り、ほとんどの村人と陸牙の前に行く。


「主上陛下の御前である。そこな犯罪者、が高い。平伏せよ。」


オレが言うと、陸牙は大人しく、その場に座る。


「まだ高い。しっかり頭を地に擦り付けよ。」


オレの言葉に逡巡する陸牙の首を、首輪が締め始め、渋々ながら陸牙は地面に頭を擦り付ける様に頭を下げた。


「主上陛下、準備が整いまして御座います。」


よし!!なんとか噛まずに乗り越えたぞ!!


「ふむ、皆の者に問う。ソコな陸牙のせいで、十七人もの若い命を散らしてしまった。ソレはわっちの不明も有るが、その元凶が死ねばソレで済むのかや?わっちはそぉは思わないやよ。わっちは鑑連と同様、其奴は生かしたまま、死よりも重い罪を十七人分背負わせる事に賛同したやよ。皆はどぉかや?」


紅葉の言葉に村の人達は騒めき出した。そりゃそぉだ。オレの意見は聞かずに、殺せと言っていた。そして、オレの意見に紅葉が賛同した。その内容が、死んだ十七人分の死ぬよりツラい罰を与えるとの内容…その真意を知った村の人達は何を思うのか…オレには皆目見当も付かないが…さてどぉなる事やら…

ザワザワとざわつく…ま、今の今で答えは出せないよね…何の苦痛も無く殺すのが良いか、死にたくなる程の罰を与え続けるか…村の人達はどちらを選ぶのか…


「…とは云え、今すぐは答えも出ぬぢゃろ。明日、ココに箱を置く。村人全員、自らの意見を書いて入れて欲しいやよ。」


紅葉の宣言は村人全員での総選挙って感じになってしまった…


「あ、陸牙と云うたか?ヌシは昨夜泊まった家で大人しくしてるやよ。良いかや?」


陸牙は動かない…何も言わない。


「陸牙よ、主上陛下に返事は如何に?」


オレの問いに、


「…はい…解りました…」


と、力無く返事をし、昨日の空き家に戻って行った。

ふぅ…コレでなんとか第一関門突破って事になるのかな?

そして、この場はお開きになり、すぐさま投票箱が設置された。


「…で、旦那様はどんな罰を与えるつもりなのかや?」


お着替え中に紅葉に問われる。


「ん?あぁ…そぉだなぁ…取り敢えず、生涯、性欲処理は自分でする様には言い付けてはいるけど…」

「ふむ、それ以外やよ。何か妙案は無いのかや?」


重ねて問われて考える…アレ?


「…何も考えて無かったや…」


オレのあっけらかんとした物言いに、


「ホントにおバカさんだったのですね…」


腹黒女官さんの呟きが心にグサリと刺さった。


「どぉやらそぉだったみたいですね…」


開き直った様な言葉を口にする。


「あら?開き直りましたか。そぉ来られますと、二の句が出ませんわ。」

「そりゃ良かった。ま、使える手駒って感じに考えてるから、この村の防衛に使えるだろぉし、久盛みたいな土の法術を使うみんなに違う視点からの利用方法ってのも出るんぢゃ無いかってね。」

「なるほど…罰を与えるより村の利益になりそぉなご意見ですね。しかし、十七人分の罰となりますと…」

「生涯無給でこき使うってのは?メシは配給して、残飯みたいなのを喰べさせて、オレ達は豪勢な食事とか…衣類も使い古しで…」

「ソレは…子供の思い付く嫌がらせですね…」

「意外と精神的に来ると思うけど?」

「はい、流石にされた時を想像すると死にたくなりますね…」

「となると、コレで二人分になるのかな?」

「ですね。」


テキパキと紅葉の着付けをしながらも、オレとの会話に滞りが無い…やっぱり、すっげぇ有能な人だよなぁ…

ラナーの総大名って、この人のが合ってないか?

あっ!!紅葉の舵取りに必要な人材だからか…まったく…良い性格の人だよ…戦闘面はあまり期待出来ないだろぉけどね…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ