第五百十話 卵焼きの記憶
三吉はちゃんと眠れたかな?
頑張らされてるなぁ…
翌朝、三人の美少女、美女に囲まれ、清々しい目醒めの時間を…あきつらくん、夜、あれだけ頑張って、頑張り足りないのかい?
「…んん…ん?あっ、お兄さんおはよぉ!!」
「あぁ、おはよぉ。」
と、朝の挨拶をしたら、オレのあきつらくんの状況に気付かれだ!!がっしり左手にあきつらくんがホールドされているだど!?
「ねぇ、コレはなんでこんな事になってるのかなぁ?」
「ん?毎朝こんなもんだろ?」
「うん、私の知ってる分では…」
「知らない所でもこんな感じなんだけどね…」
「一人の時も?」
「そぉだよ。男はみんな朝、こぉなるんだよ。」
「むぅ…私が居るからぢゃ無いの?」
楓は左手で握ったあきつらくんをいい子いい子しながらそんな事を言う…
コレはちょっと持ち上げとかなきゃダメだろな…
「勿論楓が居るから長い時間元気になってるんだよ。」
「そっかぁ…うん、そぉだよねぇ!!」
と、オレの上に、覆い被さって来て、ちうして来た。
はい、そのままオレの上で腰振りダンスをされて、あきつらくんも楓がオレに倒れ込むのとほぼ同時に大爆発しちゃったよ…
「朝からお元気ですわね」
「まだまだヤレる?」
いつの間にか起きていた朔夜とアイラが弱った草食獣を見る肉食獣の目でオレを見て来る…
ココからも例の如く、二人がかりでの棒倒しが始まった。
あきつらくん?キミはなんでそんなに元気なんですか?もぉ、煙も出ませんけど?
朝食を摂りに、さやさんの所に行くと、三連をあやす、さやさんが居た。
そして…少しやつれた三吉と、妙にツヤツヤな凛さんと蒲江さんが…
うん、察した。複数の奥さんを持つと、男は大変だよなぁ…
「三吉、おはよぉ。」
「あ、殿様…おはよぉだて…」
朝からぐったりで覇気が無いぞ?
「昨夜はちゃんと眠れたか?」
「んだなぁ…あっただふかふかで不安だっただども、めちゃくちゃ気持ち良く眠れただよ。」
「…の割には疲れた感じなんだけど?」
「殿様には言われたく無いだで…」
「男は大変だよなぁ…」
「んだなぁ…」
と、朝の挨拶をしたら、
「何言ってんだい?必要とされてる内が花だよ!!役立たずになったら、穀潰しだの何だのと言われる様になるんだよ?」
と、さやさんが目くじらを立ててそんな事を言って来た。
むっ?確かに…クソっ!!あきつらくん!!生涯現役で頼むぞ!!
オレと三吉が、決意を新たにした時だった…
「殿様、頑張るだよ!!」
「あぁ、穀潰しとか呼ばれない様にしよぉな!!」
「んだ!!」
「まったく.男は簡単なんだから…ねぇ、三連、お父さんみたいになっちゃダメだからねぇ?」
「きゃっきゃっきゃ!!」
と、意味は解って無いだろぉけど、さやさんのあやし方が上手いのか、ぐずる様子も無く、上機嫌な様子だな。
「はぁい、お待たせしましたぁ!!」
と、前に見た女の子とみさおちゃんが朝の麦粥を用意してくれた。お漬け物とお味噌汁、卵焼きだと!?
「卵焼きがあるんだけと!?」
オレはさやさんを見た。
「はい、良くお解りになられましたね!!裏山に居る飛ばない鳥の卵をコッソリ貰って来たんだよ。捕まえればなかなかに美味しいお肉が取れるんだよ。」
あれ?それってニワトリなんぢゃ…そぉだよ!!なんで気付かなかったんだ!?
「なぁ、さやさん!!その鳥を捕まえて、この村の何処かで飼い慣らしてみてよ!!」
「飼い慣らす?」
「うん!!費用はオレが出すからさ!!」
「まぁ…そぉ云う事なら…でも、私にゃムリだよ!?」
「解ってるよ。村の人の何人かに、管理して貰いたい!!」
「そぉ云う事なら声をかけてみるよ。」
「うん!!よろしく!!」
と、さやさんに頼んで、
《なぁ、アイラ?》
《どぉされましたか?》
《ニワトリって、何を食べるんだ?》
《詳しくは知りませんが、穀物や害虫、害虫の幼虫や草とか…なんでも喰べると聞き及んでますわ。》
「なら、餌の問題も少ないか…うん!!良いぞ良いぞ!!」
「マスター…わるいかおしてる…」
失敬な!!楽しみが増えて喜んでるだけなのに!!解せぬ!!
その後、みんなで朝食を食べたけど…三吉は三回もおかわりしてるし、良く喰べるなぁ…
「ご馳走様でした!!いやぁ…ホント美味かったなぁ…」
「ねぇ!!こっちに住む?」
「ん〜…それはちょっと無理が有るかな?」
「そっか…」
「それに、楓は喰っちゃ寝生活したいんだろ?」
「うん!!」
「太っちゃうぞ?」
「太った女の子は嫌い?」
「そぉだなぁ…健康的なのが好きだな。」
楓との食後の話だが、嫌いとは言わないけど、好きぢゃ無い事は伝わったかな?
「解った!!ちゃんと運動いっぱいする!!」
と、楓は良い笑顔で答えた。うんうん、伝わったみたいで良かったよ。
と、朝食を終えて、
「ぢゃぁ、さやさん、これ。」
オレは自分の財布から、百万金を取り出す。
「んな!?そんな大金どぉするの!?」
さやさんは目を真ん丸に見開いた。
「…あ!!さっき話した鳥の捕獲と飼育の初期費用?鳥小屋はまた今度作るからさ。取り敢えずの資金にしてあげて。」
「あぁ!!その為のお金か…って、総大名様はいつもこんなに持ち歩いてるのかい!?」
「ん?あぁ、今の待ち合わせは二千万金くらいかな?」
「持ち歩き過ぎだよ!!なんだいその金額は!?どこの大店のお大尽様だい!?」
「えと…なんか良く解ん無いんだけど、勘兵衛にオレの仕事内容の正当報酬で、受け取って貰わないと、みんなが、お金を受け取れないからって…押し付けられた内の、持ち歩ける分だけ持ってるって感じかな?」
「何よそれ…かなりの大金なんだけど!?」
「オレもそぉ言ったんだけど…最低賃金の仕事から比較して…って計算したら、最低限このくらいは…って言われて…」
「いや…ソレにしても…」
「オレの仕事からしたら、これでも一割程度なんだって…」
「はぁ!?一体どんな仕事内容なのよ!?」
「そりゃぁ…国の方針を決めたり…戦に行ったり…交渉事をねじ伏せたり…」
「あぁ…そぉだよ!!そぉだった!!ホントに総大名様だったんだよねぇ…」
「イヤなんだけどね…押し付けられたとは云え、この立場に居る以上はちゃんとしないとさ…」
「はいはい、解りましたよ。ぢゃぁ、総大名様肝入りの事業だって、五人くらいに声かけしとくよ。」
「うん!!お願いします。」
と、八木沢村でニワトリの捕獲と飼育が始まった。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




