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第四話 変な世界での初ご飯の記憶

ほぼオッサンとの二人語りです。

食文化が日本と近くて安心したっけなぁ…



「おい、何一人で納得顔してんや?」


オッサンにそぉ云われ、思考を止め、オッサンに確認の質問をする事にした。


「ん?あぁ…突拍子も無い事を言うけど怒らず聞いてくれると嬉しいんだが…」

「ん?腹に据え兼ねたら怒るが言ってみてくれ。」

「怒るんかぁい!?…まぁ良いか…オレは日本って国の人間だが、日本って知ってるか?」

「知らんなぁ。」

「オレ達の言葉は互いに理解出来てるっぽいがどぉだろぉか?」

「普通に理解出来るぞ。」

「言語形態は似た感じの進化をしたとしても不思議は無いな。

因みにこの国の名前は?」

日出国ひじこくだぞ、日、出る国(ひ、いずるくに)って意味だ。」


ふむふむ、日本の昔の皇族に自らを[日、出る処の天子]って親書にしたためた皇太子殿下が居たなぁ…


「なんか親近感の湧く名前だなぁ…

この国を治めてるのは?」

「朝廷になるのか?まつりごとって意味なら幕府だが…将軍もみかどの認可が必要らしいからなぁ…」


親近感処かまんま昔の日本って感じだな…


「なんかめっちゃ昔の日本って感じがする程に共通点多いな…

因みに…今って何年何月何日?」

「四百二十七年、菊月の二十一日だぞ。」

「おっ!?日本との違いが出たな!!

菊月って…まさか一年の中の九番目の月だったり?」

「おっ?良く解ったな!!」


花札かよ!?

じじぃが好きで覚えさせられたわ!!


「なんかどっと力が抜けたよ…電気とか解るかなぁ?」

「でんき?なんかの物語か?」

「ぢゃぁ、ガスは?」

「がす?何だソレは?」

「夜の灯りやメシの煮炊きはどぉしてるんだ?」

「そんなもんは式術でまかなうに決まってんだろ?」

「しきじゅつ?何だソレは?」

「式術を知らねぇのか?」

「そっちこそ電気やガスを知らないぢゃんか!!」

「おぉそぉだよ!!先にその[でんき]だの[がす]だのってのを教えろよ!!何か気になる…」

「電気は…雷を使って灯りを点けたり、あったかくしたり、涼しくしたりと、何かと便利な物で…ガスは燃える空気だな!!」

「雷って山とかに落ちるアレか?」

「解り易く云うとソレだな。但し、そのままアレを捕まえのは無理だからアレの小さいのを作って溜めて使うって感じだな。」

「雷を作るって…神様でもいるのか!?」

「居る訳ねぇよ?自分等で作れるんだよねぇ。」

「どぉやって?」

「詳しく話すと長くなるからソコは聞かないでくれ。」

「何だ?お前も詳しくは知らねぇんだろ?」

「もぉソレで、良いよ。今度は[しきじゅつ]ってのを教えてくれよ!!」

「式術は、式を描いた、紙や石や何かに法力を通して発動させる便利道具だ。まぁ素は戦で使う為に開発されたって云う話だな。」

「何処の世界も技術革新の裏に戦争があるもんなんだな。

その[しき]って何にでも刻める様なモンなのか?」

「ん?法力さえ注げるなら何にでも刻めるらしいが?」

「そりゃすげぇや…[しき]ってモンがどんなんか、[ほうりき]ってのが何なのかってのが解らんが…」

「そりゃぁ、説明しろって言われたら難しいな…何せ子供の頃から普通に使ってた物ばかりだからなぁ…」


等と、情報交換をしていたら、オレの腹もオッサンの腹もグゥ〜っと鳴り出した。

ソレを見計った様に…


「おとったん!!ご飯出来たよ!!」


と、オレを気絶させた幼女が呼びに来た。


「おっ?まぁ何にせよ、まずは腹拵えをしてからだな。お前も喰え、ソレから色々考えろ。」

「ぢゃぁ…此処は好意に甘えよぉかな。

って…その前に何か着る物が欲しいんだけど。」

「おぉ?済まねぇな、お前が信用出来るか解るまではって剥がしてそのまんまだったなぁ。」


ほれっと渡されたのは浴衣の様な着物だった。

この辺の文化は近いよなぁ…と思いつつ浴衣の様に着る。

ソレからオッサンに着いて行くと、卓袱台に、炊かれた米、味噌汁、漬物、焼き魚、等目にも鼻にも馴染みの食べ物が並んでいた。

そしてその卓袱台には先程の美幼女狐人族と、その幼女を大きくした様な狐人族美女が座っていた。

「お客様、どぉか遠慮なさらず座って下さいな。」

見た目通り穏和そぉな美女だが…


「おぉ、そぉだな、小僧も遠慮せずいっぱい喰うと良いぞ!!」


オッサンがそぉ言うとオレの向かいに座っている狐人美女から冷たい…恐らく物理的な…何かが溢れている。

ソレに焦った様にオッサンは…


「さぁさお客人、口に合えば良いが良かったら沢山喰ってくれ!!」


と言い直した。

この家の力関係が解った瞬間だった。


結果から云うと、美人奥さんの出してくれた料理はどれも最高だった。


「ご馳走様でした。」


最高に美味しいご飯を頂いて、手を合わせると、三人から奇異な目で見られた。解せぬ。


「食前にも手を合わせて何か仰ってましたが、ソレは何かの呪い(まじない)とかですの?」


美人奥さんに聞かれ、自分の国での食事の作法だと伝えたら、珍しがられたが納得された。文化が近いと、少しの違いが大きな違いに見えて奇妙な感じだった。

日本との共通点、相違点と出てきました。

説明は合っているんでしょぉか?

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