第四百九十七話 鬼の集落の記憶
嶋田一之助はどんな人物なんでしょぉか?
そりゃぁ水も無くなるよなぁ…
オレと嶋田一之助が上流を目指して二時間程…川の上流を目指したんだけど、おばぁさんの云う、人喰いの鬼には出会わなかった…
そぉ、人喰いの鬼には出会わなかったんだけど…
「なぁ…アレって…」
「あぁ、鬼の集落だな…」
嶋田一之助の呟きに、オレは見たまんま返してしまった…
ソコに有ったのは、数百匹くらいの鬼の集落だった…
鬼達は畑を耕し、田んぼを耕し、水の流れを変えて、明後日の方向に流れる様にしてしまっていた…そんな事されてりゃ、下流の村に水が流れないのは当たり前だよな…しかし…
「鬼って何も考えずに喰うだけの生き物なんぢゃ…!?」
と、嶋田一之助が疑問を呈した。
「いや、中には理性を保ったままのヤツも居るぞ。そぉぢゃ無いと戦に利用出来ないだろ?」
「…あっ、言われてみれば、そんな話もあったな…なんでだ?」
「簡単だ。自我を持つ鬼がたまに居るんだよ。」
「自我の有る鬼が…」
「条件とかは解らないけどな…でも、このくにの鬼は全部斬ったハズだけど、取り零しが有ったのか…」
「鬼を斬った!?ウソだろ!?あんなん、人間でどうにかなるモンか!?」
「どぉとでもなるだろ?最悪生身でも一匹くらいなら…」
「なんねぇよ!!そんな事出来るヤツは人間辞めてるよ!!」
「んな!?てめぇ…自分トコの国主になんて事を…」
「仕方無ぇだろ!!あんなん見たら自衛隊でも芋引くぞ!!」
「最初見た時はオレもそぉだったよ!!」
「ぜってぇウソだろ!!」
「んだとぉ!?」
「んだよ!!」
と、何故かケンカに発展したけど、それも仕方無いよな?
「…まぁ、それより、アレに話が通じるか…だな…」
「通じなかったら?」
「殲滅して焼く。」
「簡単に言いやがる…ならオレは志村様に報告に帰るぞ?」
「何言ってんの?一緒に行くんだよ?」
「…はぁ?イヤだよ!!どんなレベルのパワハラだよ!?」
「何?オレみたいな若僧一人に行かせる気か!?日本から通算何年生きてんだよ!?未来有る若者を喰い物にして生きよぉとか考えてんぢゃねぇだろな!?」
「オレだと百パー死ぬって言ってんだよ!!」
「なんだ。そっちか…ならこの刀貸してやるから着いて来い。」
「この刀は?」
「超音波振動で、何でもかんでも切り裂ける刀だ。」
「超音波振動?まぢか?」
「あぁ、マヂだ。」
と、刀を渡したら、
「んな!?なんたよこの重さは!?」
「鉄の実を錬成して作ってみた。」
「マヂかよ…アレって扱えないって、放置されて…あっ!!コトに運ぶってトラックが走ってるな!!」
「あぁ、ソレはオレが使ってるヤツだな。」
「アレで刀を量産してるのか?」
「いや、アレは銃の弾がメインかな?」
「銃?あ、そぉ言やぁ、戦で使ってるって聞いたな…」
「あぁ、数百万発単位で使うからな…と、そんな事より行くぞ。」
「ホントに行くのかよ…」
嶋田一之助のボヤキは聞き流して、ほぼ無理矢理、首輪に縄を巻いて連れて行く。
「よぉ、ちょっと良いか?」
オレは手近に居た鬼に声をかけた。
「なんだ?…人間がこんなトコに何の様だ!?」
かなり強い語気で威嚇された…
「まぁ、なんだ、なんで水の流れを変えてるんだ?」
オレの質問に鬼の男は答えてくれた。
「田畑に流す水だけで精一杯だ。」
「いくらなんでも、溢れる分が出るだろ?」
「生活用水で手一杯で、そのまま海に流してる…」
「下流の人達が飲み水も無くて困ってんだけど?」
「そんなの知らん!!」
「何人も死にそぉなんだか?」
「勝手に死ねよ…」
「そぉか…ぢゃぁ、オレがお前を殺しても文句は無いな?」
「有るに決まってんだろ!!いくら罪人とは云えまだ生きてんだ!!」
「因みに何をしたんだ?」
「殺人、強盗、強姦だか?」
「ホントにしたのか?」
「したらどぉした!?」
「解った…」
オレは雷を纏わせた刀を振り、元罪人の鬼の首を[紫電]で切り飛ばした。
どすん…
鬼の頭が地面に落ち、鬼は息絶えた。
「おい!?いきなり斬るのかよ!?ってか、居合で斬れるモンだったのか!?」
「普通の刀ぢゃ斬り難いから、気を付けろよ?」
「先ず、斬ろぉとか思わないから…」
「そぉか?ま、その刀なら法力を通すだけで大丈夫だから。」
「法力かぁ…オレ、弱いんだよなぁ…」
「強められる法具もあるから、大丈夫だ。」
「マヂで!?」
「あぁ、それより、この死体どぉすっかなぁ…」
「考えて無かったのか?」
「ん?あぁ、マトモなヤツならこぉは成ら無かったからさ…」
「…埋めるか?でも、やった事は…覆水盆に返らずだからな…全滅させるか?」
「ソレはしたく無いんだがなぁ…」
さて、コレからどぉするかなぁ…
「…よし!!中心部に向かうか!!」
「ぢゃぁ、オレはこの刀を殿にお返しして、志村様に報告に…」
「何言ってんの?ココまで来たら一蓮托生だろ?お前も行くんだよ?」
「いやだ…いやだぁ〜」
「はいはい、駄々を捏ねないの!!」
「こんなパワハラが許されて良いハズ無いだろぉ!!」
駄々っ子になった嶋田一之助を引っ張り、オレ達は、集落の中心部を目指した。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




