表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十五章
494/760

第四百九十三話 幸せな時間

リーシの件も片付けないとね。

何も不具合の無い日常…大切だよなぁ…



翌日、朝から椿と楓はラナーの水晶神殿に行く。紅葉は双葉とママ友談義だし、莉緒も何やら奥で報告やらお仕事やららしいし、オレはオレで、二ヶ月分の報告を受けなきゃならない…

その報告の中に見落としそぉな程の小さな反面が…[稲田村の水が干上がった。]とある…水が干上がった!?日付けを見るに、五日程前の事か?


「なぁ、勘兵衛。」

「はっ。」

「この稲田村って、何処だ?」

「稲田村…ですか?ガシとの国境付近に有る村ですが…何か御座いましたか?」

「水が干上がったと有るぞ。何か対策はしてるのか?」

「は?いえ…特には…」

「早く水利事業の計画を立てさせろ!!村人に一人でも死者が出たらそこの領主の首を刎ねるぞ!!」

「はっ!!すぐに取り掛かります!!」


と、勘兵衛は慌てて現地に人を派遣したりの動きを見せた。

そぉ云えば、雨も極端に少ないし、湧水頼りの農業だし、川が無いとホントにキツいだろぉな…近所に山でも有れば良いんだけど…

調べた結果、稲田村に山は無く、資源も何も無く、産業は農業しか無いらしい…

そんな中で水が干上がったりしたら死活問題でしか無いよな…クソッ!!オレに地下水汲み上げとかの知識が…あれ?確か海水から真水が…いや、ソレをすると生態系に不具合とか無いだろぉな?最悪村を放棄させるか?

なんとかなれば良いんだけどなぁ…オレも行ってみるか…

ソレからも報告書に目を通して行くけど、特にコレは!?って事も無く、概ね平和かな?犯罪件数も減ってるし、あとは景気だけど…かなり良いな…何が有ったんだ?あとで平八に聞くか…ま、みんな商売がしやすくなって…とかかな?


「殿、お呼びですか?」


と、平八が会議室に来てくれた。


「あぁ、その…良い事なんだが、景気が良いみたいでな…その要因は何だ?」

「あぁ、その件ですか。まず第一に、コトへの賠償金の支払いが終わりました。」

「んが!?まぢかよ…こんなに早く終わるモンなのか?」

「殿が国主になられてから商売がし易くなりましたし、カワマヤクリラーノやルーシャからの賠償金をそのままコトへ流してましたので。」

「おっ?ソレは良いなかなりの額が流れたって事か…」

「はい。御慧眼の通りです。」

「世辞は要らん、ホントに慧眼なら、民の一人一人が皆幸せになってるだろぉな…」

「八割以上の民が幸せそぉですよ…」

「残りの二割が気になるな…」

「犯罪者や犯罪組織の連中と、破落戸ちんぴらやその被害者ですね…」

「そぉか…犯罪者や犯罪組織やチンピラは除外して…被害者救済に何か出来ないか?」

「はい、捕まえた犯罪者の財は全て被害者救済に充ててますが、金銭的には何とかなっても心までは…」

「…だよなぁ…何とか出来るならしたいよな…」

「はい。」


と、一つの案件は終わったけど、平八との話の本題はココからだ。


「取り敢えず…稲田村の救済にかかる資金調達は頼むぞ。」

「稲田村ですか?何か有りましたので?」

「あぁ、水が干上がったらしい、今勘兵衛に動いて貰っている。」

「そぉでしたか…では直ちに。」


と、会議室を出よぉとするから呼び止める。まだまだ本題があるんだよ!!


「待て待て待て!!まだ話は終わって無いぞ!!」

「えっ?まだ何か?」

「あぁ、その…リーシなんだがな…」

「リーシですか?」

「あぁ、内情、かなり腐った所みたいでな、何人か財政担当を送り付けたい。色仕掛けとか効かないヤツが望ましいんだけど…」

「解りました。何人か送って様子見をしてみます。」

「あぁ、頼む。裏切りは許さないからとも伝えていてくれ。」

「畏まりました。」


と、懸念していた本題は平八に丸投げ出来た。コレでこの件も一安心だな…


「…で、何か他にも重要な事は無いか?」


オレは天井に向かって声をかけてみた。


『はい、特には、数日後に中村左衛門殿、熊様、目壱様がお戻りになられるくらいです。』

「あぁ、みんなには九尾の村に戻る様に伝えてくれ。」

『はっ!!』


と、そっちも何とかなりそぉだな。暴れ鳥ご喰える様になるのか…ヨダレが止まらないぞ!!

そぉだな…そぉなると…胡椒とか欲しくなるな…無いモノねだりは止めとくか…

ソレからオレは紅葉達の所に行く。


「おや?旦那様、斯様な所にどぉしたのかや?」

「殿様、いらっしゃいませ。」


紅葉と双葉に出迎えられた。


「うん、丁度二人に用があってね…」

「用…かや?」

「して、御用向きは?」


オレは意を決して二人に問いかける。


「今更で悪いんだけど、二人共オレの子供を身籠もって、その…ホントにオレで良かったのかと…」


一番の懸念材料を口にした。


「何かや今更…イヤぢゃったら我が婿になどしとらぬよ。」


紅葉は呆れた表情で、オレを見る。


「今の状況は、私の望んだ状況とはかけ離れて居ますが、私の望んだ状況より遥かに幸せな状況ですわ。殿様がお気にされる事はありませんよ。」


と、双葉は頬を染めて、幸せだと強調してくれた。


「本当にオレで良かった?」


再度問う。


「くどいやよ?旦那様らしくも無い…」

「いつもの様にスパッとなさいませ!!」

「あ…イヤ…でもね?」


言い淀むオレを紅葉が引き倒し、膝枕をする。


「えっ?あの…」


状況が掴めないオレに、紅葉は言う…


「聞こえるかや?わっちと旦那様の稚児児ややごの命の音やよ。てて親がそんな意気地無しだと、安心して産まれられないと嘆いているやよ。」


紅葉は優しくオレの頭を撫でながら、オレを諭す。


「そぉですわよ。産まれて来る子供達はきっとお父様が大好きになりますわよ。」


と、双葉にも励まされた。


「…だよな…父親がこんなんぢゃ子供に笑われるよな…早く顔を見せてくれ!!」


オレは膝枕のまま、紅葉の腰に抱き付いた。


「コレでは、どちらが子供か解らぬやよね。」

「まったくです。」


と、紅葉と双葉に笑われてしまった。こんな平和がいつまでも続いて欲しいな…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ