第四百八十九話 朗報の記憶
なんか、前話は駆け足でしたよね…ごめんなさい。
決まったなぁ…
その日は朝からバスで京に向かう。その途中、中村左衛門から連絡があった。
「よぉ、久しぶりだな。どぉした?」
『はい。無事に全て終わりまして、伊能林蔵殿が迎えに来て下さいまして、アルバン王国の港から今、出港致しました。』
「おっ!?もぉ…あ、そっか…そぉだな二ヶ月も御苦労さん。首尾はどぉだった?」
『はい!!御二人の人柄も有ってか、暴れ鳥十羽、飼育用に持たせて貰えました!!』
「まぢか!?」
『はい!!あと…賂は有りませんでした。シトルガーナ様の計らいに因るモノと思います。ソレと…同行した女性達ですが…』
「ん?あの娘達がどぉかしたのか?」
『なんとか水揚げは出来たらしいのですが、熊様、目壱様の働きを見ていて、感化されたのか、お手伝いをしてる間に…その…暴れ鳥を一緒に飼いたいと言い出しまして…』
「あぁ…そっちに転んだかぁ…」
『はい…如何しましょぉ?』
「そぉだなぁ…四人に意思確認して、どぉしてもってなったら身請けするのが良いだろ。オレの財布から出すよ。」
『はい。解りました。』
と、電話を切った。
「どぉしたのかや?嬉しそぉな声してたやよ?」
「あぁ、あの美味しいバーガーがコッチでも喰える様になるかもだからさ。」
「ばぁがぁ?」
「クリラーノ土産で食べたろ?肉が挟まったパンのヤツ。」
「ぱん?」
「あ…えと…挟み焼き?」
「おぉ〜!!アレかや!?アレが食べられる様になるかや!?」
「あぁ、熊と目壱の手柄だ!!」
「ソレは良いやよ!!あのお肉は絶品だったやよ!!」
「ま、試験的に飼う事になったから、順調に行っても数年後だけどね。」
「うぐっ…待ち切れないやよ…」
あ、肉に飢えた肉食獣の目付きになりやがった…こりゃ早い段階で手を打たないと…
「私も食べたぁ〜い!!」
「私もぉ〜!!」
椿と楓が、涎を垂らさんばかりの勢いで、話に喰い付いて来やがった!!
「三人とも、はしたないよ。」
「うぐっ…仕方無いやよ!!あの美味さを知ったら、抜け出せないやよ!!」
「そぉだよ!!旦那様のせいなんだよ!?」
「いぢわる言う旦那様嫌い!!」
「そぉです!!鑑連様!!ゆにゅう?の交渉もしておくべきでしたわ!!」
紅葉、椿、楓に加えて朔夜さんまで、わーわー言い出した。
「解った解ったよ!!まったくこの喰いしん坊さん達め!!」
と、オレはシトルガーナに電話をした。
『はい。シトルガーナです。殿、如何されましたか?』
「あぁ、ウチの者が世話になったな。」
『何を仰いますか!!殿に持たせて貰った資料の方が利が多く…』
「あぁ…それも良いけど、その…暴れ鳥なんだが…」
『はい。十羽程お待ち帰り頂きましたし、飼育が軌道に乗るまで、格安で融通致しますよ。今回もそこそこの量をお持ち頂いてますよ。』
「なに!?そぉなのか!?」
『はい。殿がお気に入りだと聞き及びましたので。』
「気が効くぢゃ無いか!!」
『お褒めに預かり恭悦至極。』
「ま、何か有ったら言ってくれ!!出来る限り力を貸すぞ!!」
『はっ!!ありがとぉございます!!』
と、電話を切る。
「土産として、暴れ鳥のお肉持たせてくれてるって。」
「「「「ホント!?」」」かや!?」
怖い怖い!!四人共がっ付き過ぎだろ!!
「あぁ、シトルガーナが気を利かせてくれたらしい…」
「む?なかなかやるやよ…今度褒めてあげるやよ!!」
「だねぇ…私もちゃんとお礼を言わなきゃ…」
紅葉と椿の言葉に、うんうんと、楓と朔夜さんが頷く。
その後、バスの中では暴れ鳥がどれだけ美味いかの話題で盛り上がった。そしてすぐに謁見殿に着いた。
全員でバスから降り、準備をして、その日は報告会が開かれた。
「…って事で、一連のラナーにおけるリーシからのチョッカイの件は、各国の協力の下、片が付いた。改めてお礼を。」
と、オレは会議室で頭を下げた。
「見え透いた世辞ぢゃの…ヌシと髙橋殿と手勢だけで充分ぢゃっだろぉが。」
おい!!じじぃ!!要らんちゃちゃを入れるな!!
「子安様、ソレは言わぬが花で御座います。」
と、今回特別に参加した道雪が言う。
「ま、そぉぢゃな…話の腰を折って済まぬな。」
と、じじぃは謝罪をした。道雪には素直なんだな…
「ま、ソレは構わねぇが、リーシはどぉするんだ?」
陣乃介の言葉で話が進むのはなんか癪なんだけど、ナイスだ!!
ソレから会議は白熱…とまでは行かず、違約金や賠償金等で話を纏め、エミの植民地にする事で話は纏まった。
そしてクミンの処遇だけど、
「覚悟は出来ております。どぉぞこの首を…」
なんてクミンが言うもんだから、みんな机に突っ伏した。コイツも変わらないなぁ…
「ま、死にたがりも、賠償金が終わるまでお預けだ。責任を持って支払ってくれ。」
と、オレが言うと、クミンはキョトンとしている。
「あの…私の首は…」
「そんなモノ貰っても何の足しにもならんやよ。賠償が終わるまで生きるのが罰やよ。」
事前に示し合わせた通り、紅葉の言葉で全てが決まった。
ま、要は、しっかり賠償金よろしくね。踏み倒しはダメだよ。って事だ。
頑張って支払ってくれたまえ。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




