第四百八十六話 叱られ…の記憶
この舞台の世界では、強さ>>>超えられない壁>>>イケメンってな具合みたいです。
土下座したなぁ…
旧サーギ王城を出て三日、新都に着き、サホンと別れる。
「ぢゃぁな、中々楽しめたぞ。」
「はっ!!お役に立てて良かったです。」
「あぁ、それと…」
「はい!!サーギ側の民衆の意識改革が成った暁には必ずや御報告に上がらせて頂きます!!」
「あぁ、そぉなれば、はれて連合入りを推薦してみるよ。」
「はい!!よろしくお願い致します!!」
と、ガッチリ握手をして別れる。一晩ココに泊まっても良かったんだけど、早く奥さん達に会いたい気持ちも有ったので、先を急ぐ事にした。
「しかし…本当に大丈夫なんでしょぉか?」
右近が、主語も無しに呟いた。恐らくはサーギの民度の事だと思う。
「ま、時間はかかるだろぉが、何とかなるんぢゃ無いのか?」
と、オレが応えたら、
「あ、いや…そちらもですが…」
アレ?違ったか?
「…朔夜殿に手を着けた事が露見した場合の松岡様の身の安全と云うか…命と云うか…ソレは大丈夫なのでしょぉか?」
んな!?あ…そっちか…あれ?この場合どぉなるんだろ?禁欲生活に耐えかねた頃に色仕掛けされてあっさり陥落した事が露見したりしたら…
「どぉしよぉ?帰るのが急に怖くなって来たんだけど…」
「殿、お覚悟を…介錯は努めます故…その後、私も腹を斬りましょぉ…」
「慰めになってねぇよ…」
道雪の言葉は有り得る未来だ。冗談になって無い冗談って…めっちゃ怖いんですけど…オレのツッコミもキレも覇気も無い…
「はっはっは…ま、あの主上陛下の事ぢゃ、ヤるなら自らされるぢゃろぉの。」
「笑い事ぢゃねぇよ!!」
「ソコに加わるのは教皇猊下と代理様ですよね?洒落になって無いですよね?」
「更に恐ろしい事を言わないでくれ…」
じじぃと右近はニヤニヤしながらオレを責め立てる。
「お二人共、殿に何か恨みでも?」
オレの言いたかった事を道雪が言ってくれる。
「最初に言い出したのは、髙橋殿では無かったか?」
あっ!!介錯するしないからだったよ…道雪…お前もか…じじぃの言葉にふと気付いた…髙橋殿とか呼ぶんだ…オレは小僧なのに…
「むっ?…言われてみれば確かに…しかし!!私は殿の後を追い、腹を斬る所存ですぞ!!」
って、最早そんな段階ぢゃ無いからね?
「まぁ、どっちにしても、やらかしたのはオレなんだから、責めはオレ一人で受けるよ…道雪も追腹とか考えない事!!お前が居る居ないで、ラナーの戦力が段違いなんだからさ…」
「しかし…」
「しかしもカカシも無い!!ソレに…そんな事されたら波津殿に呪われるわ!!そっちのがイヤだわ!!」
って事で、その話はそこまでって事になり、ソレから更に五日、海岸線に来た。
後始末が終わった事、早く紅葉、椿、楓の顔が見たい事を伝え、船の手配も頼んでいたため、既に待ち構えていた船に、バスごと乗り込む。
「いやぁ…やっと帰れるなぁ…」
「そぉですね。まずは散髪と風呂ですか?」
「良いなぁ…髪の毛ボーボーだし、道雪と右近とじじぃは髭も剃らなきゃな。」
「む?確かに髭が気になりますな…波津が髭を嫌うので、毎日手入れしてましたが…帰ったらまずは髭を剃って波津と…」
「スケベ…」
「んな!?殿にだけは言われたく無いですぞ!!」
と、道雪と戯れてたら、バスが、定位置に停まって、バスを降り、甲板に行く。
「「「旦那様…何か言う事は無いのかな?」」や?」
あっれぇ?なんでこんな所に奥さんが!?
「あ…その…ただいま…」
「違うやよね?ソレもだけど…」
「会いたかったよ…」
「違うなぁ…」
「寂しい思いさせてごめん…」
「違うでしょ!?」
紅葉、椿、楓からそれぞれダメ出しされた…まさかだけど…
「えと…その…」
オレが口籠ると、
「旦那様は誰に手を出したかや?」
あ…やっぱりバレてるね…
「えと…禁欲に耐えきれず、朔夜さんに手を出してしまいました。
「そぉやよね?」
「やっぱりね…」
「うわぁ…誰でも良いのかな?」
と、紅葉、椿、楓に呆れられた…その横で、朔夜さんが紅葉に携帯電話を渡していた。あっれぇ〜?なんでかなぁ?
「あの…椿さん?ソレは?」
オレは椿の携帯電話を見ながら質問した。
「ん?あぁ、どぉせ旦那様は頑なに朔夜さんに手を出さないだろぉって思って、こっちから指示を出したんだよ。」
ん?…と云う事は?
「しかし…旦那様も頑固やよね…ギリギリまで手を出さなかったやよねぇ…」
「うん、そこは見直したよ。」
って事は…
「お前等グルだったのかぁ〜!?」
奥さん達と朔夜さんは悪戯がバレた悪戯っ子の様な表情をして、ニヤニヤしてやがる…くそっ…ハメられた…イヤ、ハメたのはオレなんだけど…
「まぁ、旦那様も悔しいかもだけど、わっちも砂を噛む思いなんやよ?」
あっ…スッゴい睨まれた…
「はい…ごめんなさい…」
紅葉のスゴ味に気圧されて何故か謝ってしまう…
「なら今後は朔夜ちゃんの事もちゃんと面倒を見るやよ?」
「はい…責任は取ります…」
オレはいつの間にか正座してたりする。
「ま、今回は私が朔夜さんに感情移入しちゃったのが原因なんだから。」
と、椿さんが取りなしてくれる…
「ソコが解らないやよね…なんで椿が朔夜ちゃんに協力したかや?」
「ん〜…なんでだろ?なんかこぉ…ふっと…そぉしなきゃイケない様な気がして…でも、なんでだろ?なんでかなぁ…?」
「椿姉様?ソコが一番大事なんだけどなぁ…」
と、奥さん達が何やら揉め出した…なんなんだろ?なんとなく朔夜さんに協力かぁ…って、道雪は?辺りを見回したら…んな!?腹黒女官さん!?いちゃいちゃするなら船室に行ってからにしろ!!
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




