第四百八十三話 マスクの記憶
鬼はどぉ始末を着けるんでしょぉか?
めっちゃ多いなぁ…
細々した話は、紅葉達に任せるとして、オレ達は、テッセーに連れられて、地下に来た。
テッセーの部屋を出た時点で、袴は戻して貰っている。
「いつも思うんだけど、なんで地下にそんなの飼ってたりするんだ?」
素朴な疑問が浮かんでしまった。罪人とかも地下牢に入れてる事が多いしなぁ…
「ソレは…都合の悪いモノを隠すのに丁度良いからでは?」
「臭いモノには蓋をするって所ぢゃな。」
道雪とじじぃが答えてくれた。
「あと、見せたく無くとも、見たく無くとも、見えないのは不安となりますからな。」
と右近が続けてくれた。
なるほどね…見せたく無い、見たく無い…見えないと不安…矛盾してるけど、ソレが答えっぽいかな?うん、そぉ云う事にしとくか…
そぉして地下に行くと、
「アソコと同じ臭いかしないか?」
「コレはなかなかキツいですな。」
オレは旧砦に行った時の臭いに酷似したこの悪臭に頭が痛くなった。ソレに道雪も同意してきた。
「なぁ、コレって何の臭いなんだ?」
オレの疑問に応えてくれたのはテッセーだった。
「バケモノ達の糞尿と体臭や口臭が混ざった臭いだな…あと、精も出してるらしいぞ。ま、普通の人間にはコレは毒でしか無い臭いだよな…」
あ、毒って認めやがった!!しかもハンカチか!?そんなので鼻を覆ってやがる!!
クソ!!なんか目にも来てるし…
「ちょっと待ってくれ!!一旦外に出よぉ!!コレは流石にキツいぞ!!」
と、みんな頷いて地下から地上に出る。
「流石にアレ以上進んだら身体に良く無さそぉぢゃの…」
「じじぃは良いよ?もぉ長く無いからさ…でもオレ達はまだ何十年か有るからなぁ…」
「なんぢゃ?今ココで短い人生を終わらせたいのか?」
「ソレも面白いが、ちょっと待ってろ。今、あの臭いとか何とかするモノ作るから。」
「ほぉ?ワシの分はあるんぢゃろぉな?」
「要らないなら作らないけど?」
「要るに決っとろぉが!!
と、じじぃの軽快なツッコミを貰い、オレは式を考える。
「なぁ…アレは何をしてるか解るか?」
「さぁ?私には解りかねますが…」
と、テッセーとサホンの声が聞こえて、ソコに道雪が説明をしてくれた。
「アレは新たな式を作っておられるのです。あの強烈な臭いに対抗する手段をお考えなのでしょぉ。邪魔は去れない様に頼みますぞ。」
「ほぉ…あの臭いに対抗できるのか!?」
「殿ならば、造作も無い事です。」
と、道雪はテッセーに応えている。
ソレは良いとして…空気を綺麗にするんだから…イメージとしては空気清浄機か?マスクっぽいのを作って、ソコに式を書き込むか?
まず…浄化作用を…いや、有害物質を取り込まない様な…周りは十文字まで刻めるから…有害物質除去、空気清浄だな。真ん中は解です良いか?
「ちょっと実験して来る。」
と、報告すると、
「お付き合いします。」
と、道雪が言ってくれたので二人で地下に行く。暫く進むと、
「殿、流石にこれ以上は…」
と、さっき引き返した場所まで来て、道雪が音を上げる。
「おっ?もぉダメなのか?鍛え方が足りないぞ?」
「先程、殿が引き返した場所までは来てますぞ?」
「そぉか?うん、ま、実験は成功かな?戻って人数分作ろぉ。」
「はっ!!」
実験も無事におわり、地下に行く六人分の即席マスクを用意して、みんなで地下に行ってみる。
「何だコレは!?先程の強烈な悪臭がまるでウソの様だぞ!?」
「然り!!全く気になりませんな!!」
テッセーとサホンが小躍りするかの様に驚いている。
「なぁ、松岡殿!!コレ、貰えぬか!?」
と、テッセーが言って来た。
「あぁ、良いけど、どぉするんだ?」
「罪人を、ココに入れる時に、兵士に使わせるのだ。」
「あぁ、その目的なら構わんぞ。」
「ありがとぉ!!」
と、事が済んだらマスクをやる事になった。
地下一階に着いたら、鉄格子の向こう側にびっしり鬼が居た…おいおい…多くね?
「何匹くらい居るんだ?」
「ココで三十くらいだな。」
オレの質問にテッセーが答えてくれる。
三十か…取り敢えず、手近な所から掃除して行くか…
「テッセーとサホンは退がってろ。邪魔だ。」
と、戦力外の二人を退がらせ、オレとじじと右近道雪とで屠る。
「取り敢えず、コレの出番かな?」
オレは鎖分銅を手前のヤツの首に巻き付け、雷を流してやる。鬼が即死する五倍くらいの強さだ。
雷を流された鬼は目を見開き、一瞬で黒焦げになった。
「ココまで強く無くても良いのか…」
「おヌシは少し加減を学ばねばな。」
と、じじぃに呆れられた。
鬼達は異変を感じたのか、出入り口っぽい鉄格子から離れた。コレは計算外だな。
「サホン、ココの鍵は?」
「ソレならココに…」
と、サホンが出して来た。
「オレ達が中に入ったら鍵を閉めろ。一匹でも逃げたら大事だからな。」
「はい…」
と、力無い返事をして、オレ達が中に入ってすぐに鍵を閉めた。
「ホントに大丈夫なのですか!?」
心底心配した様子で問いかけて来た。
「あぁ、中はボロボロになるだろぉがな。」
と、返事をして、道雪を先頭にじじぃと右近を先行させ、オレが殿を確認しながら奥に行く。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




