表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十四章
473/760

第四百七十二話 由比右近の記憶

誰か貰ってくれるかな?

あ…そぉですか…はい解りました…



オレの問い掛けに反応してくれたヤツは誰も居なかった…


「おいおい、長秀殿?確か未婚だろ?」


オレが問いに、長秀殿は


「あのねぇ…オレはメンド臭いからコトの将軍にすらならなかったんですけど?」


うん、メンド臭いのか…となると…


「間宮殿は?」

「お断りします。私は吉良の殿をお支えしますので、国を離れるワケには参りません。」


キッパリ即答された…え〜!?あの美人を娶って国一つ手中に収めるのと、アイツとを天秤にかけて、アイツを取るのか…マヂかよ!?かなり人望有るんだな…


「そぉですか…となると…各国の要職の誰かを候補に…」


と、オレが言うと、


「こりゃ小僧、ちと良いか?」

「ん?なんだ?」

「ココからはラナーの問題ぢゃぞ?頼るで無い。勿論、主上陛下にもな。」


とか言い出しやがった…


「えっ!?ちょっ!?ソレ難しくね?そんな都合の良い人財とか…あれ?人財…」


大岡金四郎にでも任せてみるか…


「ほれみろ!!誰かおるのぢゃろ?羨ましいのぉ…どぉやって人財を発掘しとるのか…」

「いや…別に…埋もれてた人財の掘り起こしを考えただけだよ…コッチに送るにしてもその後釜が必要なんだよなぁ…そこをなんとかするまでひと月はかかるぞ?」

「その程度で何とかなる所がスゴいのぢゃがな…」


と、じじぃは心底羨ましそぉだった。

そりゃそぉか…もぉ引退してても良いんだけど、後釜が居ないんだもんな…オレは…うん、今すぐ勘兵衛に後釜を譲っても大丈夫だな。戦力はガクっと落ちるけど…


「ま、ソレはソレで良いや、あと…クイ・サホンの処遇なんだが…どぉするのが良いと思う?」


この問いに応えたのは右近だ。


「それこそ私の知った事では無いですね。今回は連合としての付き合いで来ただけですしね。」

「付き合いって…こんな死ぬかも知れない所に来る理由がそんなんで良いのか?バカぢゃねぇのか!?」

「売られたケンカを全部最高値で買う、どこかのバカには言われたく無いですな。」

「あれぇ?由比殿はそのバカにケンカを売ってるのかなぁ?」


ちょっとだけカチンと来ちゃった。


「おやおや…そぉ聞こえたのですね?好戦的な野蛮人にしては良い耳をしてらっしゃる…」

「ふむふむ…手加減無しで良いよな?元鬼なんだから…」

「はい…コチラも手加減は不要ですよね?連合最強の雷神なんですから…」


バチバチバチとオレと右近の間に火花が…そんな演出が入りそぉかな?

と、そんな感じになった瞬間、ずざざざざ…と、会議用の机と、みんなが座ってた椅子がずらされ、その場はさながらボクシングのりんぐの様相を呈して来た。

こりゃ、引くに引けないかな?


「旦那様ぁ〜負けるなぁ!!由比さんも頑張れぇ〜!!」


って、椿が声援を送って来る。右近にまで声援を送るとは今夜はお仕置きだな!!


「良し、では互いに礼!!」


ってじじぃが審判するのか?

言われた通り、礼をして…


「はじめ!!」


って、じじぃの号令と同時にオレが動いた。

まずは右のジャブ連打だ!!

手打ちの速いだけで軽い顔面へのパンチだ。

元鬼とは云え、中々に目が良いな…全部弾かれましたけど?でも、大丈夫!!左のボディーブロー!!

どすっ!!ってコレは決まった!!悶絶しやがれ!!…あれ?悶絶は?…もんぜ…

ごすっ!!なんだ!?左の頭!?殴られた?まぢか?ボディ打たせてのカウンターこんなの聞いた事ねぇぞ!?


「甘いですぞ、鑑連様、元鬼にそんな軽い拳では当たっても蚊ほども感じませんよ?」

「にゃろぉ…ならココからは戸次流の業でやってやる!!」


とは言ったモノの…三人も居やがるし、左右に動いてるし…油断してやがらねぇな…暗歩とか使ってんのか!?


「ふん!!そのくらいで勝てると思うなよ?」


オレはすり足でゆっくり三人になった右近に近付く。

三人の右近は左の拳を振り上げる。そんな見え見えの攻撃を…あれ?


「はぁ!!」


気合い一閃!!右近の左フックがオレの顔面目がけて飛んで来た!?躱せ無い?なんでだ!?

オレは咄嗟に腕でガードして、防御技の[浮葉]で受け流す…そして、着地したハズが、目の前には床が…まさかだけど…さっきのカウンターの一発で足に来てるのか!?

ヤバくね?脳も揺れただろ!?


「旦那様!?大丈夫!?」


椿の声が響いた。それだけで元気百倍だ。

頭を自分で叩いて起き上がる。


「ふぅ…久々に効いたなぁ…なんか楽しくなって来たぞ!?」


オレの呟きは誰にも聞かれて無かった。

前を直視すると、右近は一人に戻っていた。


「さて、仕切り直しだな。」


オレはまた右近にゆっくり近付く。右近も今度は警戒してくれている様だ。

鬼をナメているって事は無い、九尾の村では死にかけた事も有るんだから…ただ…右近をナメていた…上背も有るし、ちゃんと鍛えているのも解る…ただ…ナメていた…それだけだ。


「どぉした?さっきまでの余裕の表情が無くなってるぞ?」

「鑑連様の雰囲気が変わりましたから…」

「そぉか?」


もぉ一歩で間合いが詰まる。

右近は右手を引き、拳を握る。そしてオレが一歩を踏み出すと、


「はぁ!!」


拳が一瞬でオレの顔面を…捉えずに空を切る。その手首を左手で掴み、自分に引き寄せ、

がすっ!!

オレは右肘を、右近のコメカミに打ち込み、掴んだ右腕を巻き込み回転し、払い腰の要領で投げを撃ち、そのまま倒れた右近の顔…頭に肘を当てたまま全体重をかける!![楔落とし]って業だ。普通の人が相手なら間違い無く死ねるけど…元鬼なんだから大丈夫だろ?


「それまで!!ぢゃな…由比よ?生きておるか?」


と、じじぃが寝そべる右近に近付いて行くと、


「はい、かなり痛いですが、それだけです。」


と、返事が返って来たので一安心だな…

しかし、元鬼の頑丈さはスゴいね。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ