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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十四章
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第四百七十話 決着の記憶

まさか女の子だったとは…しかもオレっ娘だったとは…

凱旋って感じかなぁ…



「うわぁ〜!!止めろぉ!!」


敵陣から情け無い悲鳴が上がる。恐らくはクイ・サホン…風牙がバカ王を殺しにかかったか?

オレ達はその現場に行く。

ちょうどその時、すぱん!!っと、バカ王のクビが飛んだ。

どっさり返り血を浴びた風牙…クイ・サホンはオレ達の前に来て、片膝を着き、


「約定果たしまして御座います。」


と、丁寧に挨拶してくれた。但し、じじぃに向かって…


「ん?何の話ぢゃ?」

「はい?」

「「………………??」


二人は互いに顔を見合わせ、先に口を開いたのはクイ・サホンだった。


「あの…ラナーの王では?」


と、問いかけていた。なるほど、風格からして、じじぃは確かにそんな風格があるよな…めっちゃ強いし…


「ワシはガシの総督をしておる子安遥仁と云うんぢゃが?ほれ、ラナーの総大名はそこの小僧ぢゃぞ?更に云えばこの中での一番位の高いヤツもアヤツぢゃぞ?」


ひゅ〜…一陣のそよ風が土埃を巻き上げ、静寂をより一層高める。


「えっと…そこの若武者が、ラナーの?」

「うむ、一番偉いヤツぢゃな。」


と、じじぃとサホンがオレを見る…


「ん〜…まぁ、そんな感じらしいぞ。」


オレはそぉ言ったのだが、


「こんな二十かそこらの小僧が一番位が高いのですか!?」


サホンの疑問も最もだけど、その場に居るじじぃ、道雪、椿は首肯して応え、


「ま、まぁ…人は見かけに拠らないと云う言葉もあるぞ。」

「うむうむ、信じられん気持ちはよぉ解る。」

「確かに品格とか全然無いもんねぇ…」


と、道雪、じじぃ、椿と好き勝手言いやがって…


「仕方無いだろ?オレ自身押し付けられた立場なんだから…」


と、オレが応えた所でサホンの思考も戻ったみたいだが…


「それは失礼しました。願わくば、民衆、特に西側の民衆に害を及ばさない事をお願い申し上げます。」


と、もぉオレの立場を受け入れて、考えない道を選び、願い事を申し出て来た…しかし、西側だけかよ!?


「まぁ、ソレは後で話すとして、戦の終息を知らせなきゃな。」


と、オレが言うと、道雪がバカ王の首を持ち、まだ争っている所に走る。

道雪に拠り戦の終わりが告げられた後、オレは兼光に連絡をする。


『どぉした何かあったか!?』


電話をかけたら、すぐ様兼光が出た。


「あぁ、こっちは全部片付いたんだけだ、そっちは被害は無いか?」


と、状況説明をした。


『うむ、コッチは特に何も無いのぢゃが…』

「どぉした!?」

『鑑連様の顔が早よぉ見たいぞ!!いつまで待たせよる?』


何を考えてんだよまったく…


「そぉか…うん、コッチに来てくれるか?船番を数人残して、コッチに来てくれ。」

『了解なのぢゃ!!』


と、電話を切り、被害状況を、確認する。

怪我人こそ十人程出てはいたけど、死者は居なかった…リーシの兵も、銃撃以外の死者は無く、全員戦闘不能な態度の怪我で、全員狐人族の女官さんや巫女さん達に治療して貰う。


「んな!?何だこりゃぁ!?」

「あのね大怪我が…!?」

「斬れた腕がくっ付いた!?」


と、かなり驚かれた。

その光景を見ていたサホンは、


「なるほど…自身を過信し過ぎていました…今回、戦をするべきでは無かったのですね…」

「まぁ、そぉ云う事かな…戦なんて、勝てる見込みが有っても本来ならするべきぢゃ無い、絶対後で手痛いしっぺ返しが有るんだからな…」

「そぉですか…肝に銘じておきます。」


と、サホンと話し、


「怪我が治った者達は、大きな穴を掘り、死体を焼却しろ!!放置していたら腐って、病気を撒き散らすぞ!!」


と、七郎次が指示を出し、リーシ兵に死体の処理を命じていた。

ラナーのみんなもソレを手助けする。穴掘りは二時間程で終わり、そこに火を放つ。

最後の仕上げはリーシの兵十人程に任せ、オレ達は新都に行く。

新都の手前で、ほぼ全員バスを降り、先頭を儀作に任せる。


「…はっ!!その大役見事果たしてご覧に入れます!!」


と、オレに膝を着いて頭を下げる。

儀作はバカ王の首を布に包み、長い木に括り付け、旗手の如く掲げて新都に先頭で入って行く。

その状況を、前もってリーシの兵が住民に知らせており、城までは道の両端に見物人が居た。

オレ達は、兵列の真ん中辺りで、バカ王の乗って居た車の荷台に乗り、凱旋さながらだ。

石を投げ付けられたり、斬り込んでくるヤツ凱旋居るかと思ったんだが、ソレも無かった。逆に大歓声と拍手で迎えられる始末だ…

サホン曰く、


「住民は重税に喘いでいましたから…」


だそぉだ。今後の賠償金やなんかを考えたら大事になるんだけどなぁ…

ま、圧政が無くなるだけでも良しとするか…って感じかな?

城の前まで来ると、一人の美少女が片膝を着き、オレ達を出迎えてくれた。


「リーシ王国初代王妃、クミンと申します。この度の戦勝を祝い、この首献上に上がりました。」


と…イヤイヤ!!要らないから!!


「今はまだその首は預けておきますよ。暫くして沙汰を言い渡しますので、ソレまでは綺麗にしておいて下さい。」


と、オレの表情を読み取ったのか、椿が荷台から降りて、クミンの手を取り立たせていた。

出来た奥さんで嬉しいな。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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