第四百六十九話 椿の進化の記憶
なんで昼まで待つんでしょぉか?
やっぱりそぉ来たかぁ…
ずだだだだだぁ〜ん!!
夜明け少しは前に銃声が響く。
新都から、大軍が迫って来ていたからだ。
人が一番寝入っているであろぉ時間帯…無防備に寝ているヤツを叩くには一番良い時間帯だ。
そこを狙って来るだろなぁ…って思ってたらホントに来るんだもんなぁ…準備万端待ってるってぇの!!
そこに飛んで火に入るなんとやら…そりゃ銃の餌食ですよ…しかも弾数は必要以上に有る。コレで普通の兵はほぼ壊滅だ。
そぉ…普通の兵士は…
普通ぢゃないのがかなり居るな…三十か?
じじぃと道雪とオレで十ずつ?うん、普通に死ねるわな…
「ねぇ、私が出て良いかなぁ?」
「えっ?出るって?」
「私もちゃんと毎日稽古頑張ってだんだから!!」
と、ズラッと金棒を持った鬼を作り出した。
「いや…もぉ脅しの効く状態ぢゃ…」
「脅しぢゃ無いよ!!十メートルくらいが限度だけど、質量を具現化させられたから!!」
「まぢかよ!?」
椿の作り出した鬼は十体。
「自律で動いて技は私と同じの使えるよ!!」
なにっ!?自律で動いて、椿と同じ技を使うだと!?更に質量も!?何ソレ?最強の教皇ぢゃね?
でも、コレなら足止め以上の役に立つだろ!?
「解った。でもムリだと判断したら引くんだぞ?」
「うん!!」
と、対鬼の戦力も充分…ぢゃ無いけど、なんとかなるか?
銃撃はまだ続いている…今有る弾で倒せる分は倒せたかな?
「撃ち方止めぇい!!」
と、じじぃが声を張り上げた。敵残存戦力は…鬼が二十くらい?生き残りが五十程か?えっ!?銃で鬼も倒せてたのか!?なんでだ?
「さて、小僧、ココからどぉする?」
「どぉするって…残りのヤツ等は銃ぢゃムリだろ?」
「皆で斬り込むか?」
「ソレだと死者が出るだろ?」
「戦ぢゃ、皆覚悟の上ぢゃ無いのか?」
「オレが覚悟出来てねぇんだよ!!」
「自分の采配でも人が死ぬ事か?」
「あぁ、独裁者にはなれないんだよ…」
「困ったヤツぢゃの…」
「だから斬り込むのはオレと道雪とじじぃと椿だけだ。」
「ソレでも突っ込むヤツはどぉする?」
「ソコまでは責任を取らないぞ。」
と、じじぃと話したら、
「残るは鬼と敵軍精鋭のみ!!コレから斬り込むが、殿は貴様等の死を望まない!!ソレでも死地に行きたいヤツだけ着いて来い!!その代わり死んでも知らんからな!!」
「「「「「おぉ〜!!!!」」」」」
って、なんで道雪の号令に士気を上げて抜刀してるんだよ!?おかし過ぎないか!?
「はぁ…ホントに知らんからな?戦死者が出たら全部道雪のせいだぞ?」
「それも覚悟の上でしょぉな…」
と、横から七郎次が応えてくれた。
「皆は鬼には手を出すな!!絶対に死ぬからな!!」
「「「「「おぉ〜!!」」」」」
と、更に士気が上がってるし…責任は道雪だ!!
「ぢゃぁ、椿は大丈夫か?」
「うん!!水晶教団にケンカを売った事、後悔させてやるんだから!!」
と、こっちも気合い充分だ。
そして、敵の鬼達が駆け上がって来る。その距離、約十メートル…
「行くぞぉ!!」
とオレが掛け声を出した瞬間、
「「「「「うおぉ〜!!!!!!」」」」」
と、怒号の様な鬨の声と共に、全員が突っ込んだ!!
鬼に対するのはオレと道雪とじじぃと、椿の作り出した鬼、コレは見分けが付く様に法被を着ていた。
先頭はオレと道雪!!前の時と同様に一匹ずつ戦闘不能にしてやる。
少し遅れてじじぃも…まぢかよ…一振りて二匹ぶった斬ってるぞ!?じじぃ…ここに来てレベルアップしてないか!?
そのまま鬼とは混戦になるものの、椿の鬼が要所要所でカバーに入ってくれるお陰で、危険な隙すらも潰してくれる。椿の人となりがそのまま鬼に表れてるな…
混戦が続き、十分くらいか?敵陣から炎が放たれた!?アレが炎牙だな!?
オレはその炎に突っ込み、刀に雷を流し、天を割る勢いで刀を振るった!!
どごぉ〜ん!!ずがががががぁ〜ん!!
と、炎と雷が相殺される。
その時に、一人の女の子が歩いて来た。
「お兄さん…強いねぇ…オレの炎が掻き消されるとは思わなかったよ!!」
って、炎牙って女の子だったの!?風牙ぁ…教えとけよぉ〜!!
「いや、ぶっつけ本番だったからこんなに上手くいくとは思わなかったよ。」
「そっかぁ…でも、この距離ならオレの炎に対応出来ないだろ!?」
「何を言ってんだ?」
オレは抜き足で少女の後ろに回った。
「この距離はオレの距離なんだけどなぁ…」
と、耳元で呟いてやる。
「う…嘘だろ?オレの背後を!?」
「おっと、動くなよ?おかしな真似したら、その首が落ちるぞ?」
と、警告をしてやる。流石に問答無用で女の子の首を斬るのは忍びないからね…
「へぇ…戦場でそんな事言うんだ…意外と甘ちゃんなんだな…でも…オレの炎をナメるなぁ!!」
と、女の子は一気に法力を解放し、燃え上がった。
すぱん…とさっ…ごろごろ…
「だから警告しただろぉか…イヤな殺しさせんなよ…」
と、転がる少女の首に言ってやる。少女の死体は、そのまま自らの炎で火葬されていた…
オレが炎牙の相手をし終わった時、最後の鬼は、椿の鬼の金棒で滅多撃ちに合い、その場に崩れ落ちた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




