第四十六話 見送りの記憶
何故に政治的流れに?
いてらぁ〜って見送ったなぁ…
「あきつらやぁい!!どこかやぁ!?わっちを甘やかすやよぉ!!」
がしっ!!
執務室に籠って一刻経って紅葉が出て来た。
オレは頭を撫でながら労をねぎらい、甘やかす。
ラナーに届ける書簡を書いていたのだろぉ。
恐らくは初めての国際交流、国の頂点としての重圧の方が疲れの原因だろぉ…
寝室に連れて行き戸を開けたまま、胡座を組みその足の上に座らせていたが、いつの間にか、オレに抱き付き安らかな寝息を立てている。
こぉして見ると只の美少女でしか無い。
晩御飯までこのままにしておくか…
どの位経ったか、椿と凛さんがオレ達を呼びに来た。
よぉし…晩御飯だ。
「起きろ!!紅葉!!そろそろ起きろよ、頼むから起きてくれ。」
「うにゃぁぉ…」
ぼんやりまなこにネコみたいな鳴き声で狐耳に狐尻尾が五本も生えた美少女がめを醒ました。
「おはよ。」
「ん…おはよ。」
「さて、コレからご飯だよ。」
「ん…むちゅぅ…」
お目醒めの口付けをされた…
うん、役得だな。足も痺れたし…
「ん、ん〜ん。おあよぉ。」
「ん、足が痺れたから降りてくれると助かる。」
頭を撫でながらお願いする。
「わっちが重かったかや!?大丈夫かや!?」
「重く無いよ。同じ姿勢のまんまだったから痺れただけだよ。」
「ホントかや?」
じ〜っと見詰められる。
オレの天使は見た目通りの反応をする。
年齢通りの反応だとしたら…うん、イヤ過ぎる。
そして足の痺れが取れる頃、やよ…椿が顔を出す。
「何を二人でいちゃ付いてんだろぉね…」
ジト目で見詰めてくる。
いや…そんなゴキを見る目で見ないでくれますか?
椿に手を引かれやっと立ち上がる。
うん、何とか立てるし歩ける。
「はいはい。」
ぱんぱん!!
椿は手を叩きオレ達を急かす。
「みんな待ってるんだから、紅葉様も旦那様も急ぐ!!」
「いい加減、様を付けないで貰いたいやよ?」
「まかりなりません。」
「むぅ…」
何か椿のがお姉ちゃんっぽいな…
「何か失礼な事考えてる表情やよ?」
うっ鋭い…
「そんな事はありませんよ。」
「ホントかや?」
「ごめんなさい。」
「はいはい、ほっといたらいつまでも、いちゃ付くんだから…」
ホントお姉ちゃんだな…
そして晩御飯を頂き、お風呂…たまには男同志か一人でのんびりお風呂がしたい。
贅沢な悩みだな…
翌日、紅葉に書簡を渡されたのは久清と数人だ。
ラナーへの旅路に同行するのは侵入者二人、凛さんは残るそぉだ…有り体に云うと人質だ。
人質と云うには自由が過ぎるが…
まぁ良いか…
「久清、道中もだが…向こうでの謁見では気を付けてな、死ぬなよ?」
「はい、師匠が考え過ぎだと証明してみせます。」
「なら良いのだがな。」
久清は皆を見回し、
「行って来ます。」
と言って歩き出した。
さて、こっちは…村に帰ると久清には伝えているが…千代ちゃんや鯛生家にお土産を買って来なきゃね。
あの部屋に居た阿片中毒者達もみんなしっかり阿片が抜けて、普通に生活が、出来る様になった頃、後は帝に丸投げしオレ達は村に帰る。
何か葵さんは、謁見殿に残り、掃除や何かをする事になったらしい。
住み込みとは云え一人は寂しいと思っていたら、凛さん改め百合姫に、親家とかも管理に関わるらしい。
帝への釘が効いてるみたいだ。
まぁ、帝は自分の親指を斬り落とした相手をそばに置いていたくなかったのかな?
まぁそれは良いか…
「しかし…ニッチなのしか無いなぁ…椿のセンスで何とかならんかなぁ…」
まんじゅうやオコシ等村にも在るヤツばっかだ…
装飾品とかが良いかなぁ?
もぉ椿に丸投げしよぉ…
「って事で、椿さんや、何か良い案は無いかな?」
「旦那様?頼って貰えるのは嬉しいですが…丸投げしてませんか?」
「そ…そんな事は…あるかな?」
「在るんかい!?あってもそこは無いって云うのが礼儀でしょっ!?」
「なるほど…そんな事無いよ。」
「遅い!!ったく…まぁワタシにお任せ下さいな。」
色々見て周る。途中から腕を絡めてきたのでそのままにしているが…まぁ、それは置いといて…形に残るモノが良いかな?
「やっぱ形に残るモノが良いよな?」
「旦那様もちゃんと考えてるんですね。」
「オレも考えてはいるが…美的感覚が鈍いからなぁ…」
「あらあら、あんなお強い旦那様にも弱点がありましたか?」
「オレは欠陥だらけの普通の人間だよ?
「えっ!?人間だったの!?」
「喧嘩売ってんのか!?」
「いや…かなり怪しいから…」
「どの辺が?」
「南町の本部に一人で乗り込むって判断する辺りとか?」
「なるほど…確かにアレはやり過ぎたな…」
「何人死んだの?」
「さぁ?後から入ったヤツ等が数えてると思うけど?」
「殺人鬼の発言だよ?」
「なんてひとぎきのわるい。」
「なんで平仮名な発音なのかな?」
「いぢめんなよ…」
「あははっ!!」
とまぁ他愛無い恋人同士の語らい…にしては少々オッカナイ内容だ。
「おっ!?櫛かぁ…ちょいとお高いが、どぉだ?」
「良いかも知れないですね。」
「おや?お兄さんはお連れさんを奥さんにでもするのかな?」
店員さんらしき女性に声を掛けられた。
「奥さん?」
「女性に櫛を贈るのは自分の奥さんに…って意味もあるのよ!?」
「なぬっ!?それは誤解を招きかねん…コッチの簪は?」
「簪は一般的な装飾品ですので、勘違いはされないと思いますよ。」
「良し!!この簪とこれかな?」
「お相手は大人な方とお子様ですか?」
「そぉだね。お世話になった人達ですよ。」
「良いかと思いますね。」
「ありがとう、椿の意見は?」
「私以外の女に贈るモノをワタシに選ばせるとか…女心が解ってませんね!!」
「いや…お前にはオレ一人で考えて贈りたいから…」
「…ありがとう。」
消え入りそぉな声で言う椿、何か商品を見ている。その間に花の柄が描かれた櫛を買う。
紅葉と椿の柄が各一つずつ、中身が解る様にしてもらう。
櫛を渡して、結婚の申し込みとか…何か恥ずかしいな。
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。
なんでこんな流れになったんだろ?
思い付きで書いた、作者のバカ!!
ホントはお気楽な冒険譚の予定だったんだよ?
鑑連が流され過ぎたのが悪い!!
思春期が悪い!!
あ…作者は思春期ぢゃ無いや…




