第四百六十四話 情報の記憶
アレが凍牙の本体で良かったのかなぁ?
アホな事する国は嫌われてるんだなぁ…
オレが目を醒ましたのは夜明けまであとちょっとかな?ってくらいの時だった。
うつ伏せに寝たはずが、いつの間にか仰向けだし、毛布っぽいのを被せられてるし、隣に椿も居るし、道雪が刀を抱いて座っている。オレの護衛でもしてるのか?
ま、殺気を感じれば目醒めるだろ…今は寝かせて置いてやるか…しかし…する事無くなっちゃったな…オレの左腕に椿がしがみ付いてるから…
しかし、あのおっさんがねぇ…オレをも時間凍結させりゃ簡単にヤれてただろぉに…なんでそぉしなかったんだろぉな…ソレに魔法とか言ってたな…多分法術なんだろぉけど…残るは炎牙と風牙だっけ?
たまに使えるヤツが産まれるって話だったけど、先天的に法力の強さが大きいってだけかもな…本来なら、誰にでも使えるんだけどなぁ…
あの氷人形は遠隔ぢゃ無く自動制御型だったみたいだな…勿体無い、あそこまでの事が出来るなら…ん?待てよ…って事は…オレの雷でも同じ事が出来る様にならないか!?
思い立ったが吉日とばかりにオレは雷に人型を取らせる様に想像してみる。
「なかなか難しいな…」
ぐぬぬぬぬ…なんとか大の字型にはなったけど…コレはちょっとキツいな…うん、雷の形を変えるのは今後の鍛錬に組み込むか…
と、少し練習してたら朝日が昇って来ている。そろそろ夜明けだな。
よし、ちょっと確認して…身体に痛みは…無いか…あとは違和感は…うん、無いな。
あとは、椿さえ起きればソレで良いや。
しかし…ホントコイツは可愛いなぁ…学校中の男達が睨んでくるワケだよ。
アイドルとして活躍出来ただろぉに…歌も上手いしさ…そぉ考えたらめちゃくちゃ贅沢なヤツだな…オレって…
と、考えてたら、
「ん…んぅ…くあぁ…むにゅむにゅ…ん…あっ…」
なんつぅエロい声を出してんだよ…
「ふあぁ〜…」
一際大きな欠伸をして、椿は目を醒ました。
「あ…旦那様、おはよ。」
「ん、おはよぉ…可愛い寝顔をありがとぉ。」
「えっ!?見てたの!?」
「あぁ、惚れ直した。」
ぼん!!っと、音がしそぉな勢いで、椿の顔が真っ赤になる。
「もぉ…ばか…あ!!それより大丈夫!?」
椿は照れ隠しなのか、そんな事を聞いて来た。
「あぁ、痛みも無いし、少々血が足りないかな?そんな程度だ。」
「そっちは朔夜ちゃんを信じてるから心配して無い!!心配なのはこっち…昨日して無いんだから…」
をいをい…椿さんや?なにをしてるんですか?あきつらくんをよしよしイーコイーコしないの!!
「止めなさい!!お父さんははそんなふしだらけな女の子に育てた憶えはありません!!」
「何よ!?一生消えない傷を着けて、更には気が狂う程の快楽を教え込んだのは誰かなぁ?ソレにあきくんはお父さんぢゃ無いよ?」
「うっ…いつからだ?いつからそんな正論を言う様になったんだ!?」
「えと…いつからだろ?解んないや。」
と、可愛く笑う。その笑顔にかなり癒されて、あきつらくんも元気になるなよ!!
そんな朝のひと時を過ごして、兼光に電話をしてみた。
『鑑連様!!おはよぉなのぢゃ!!』
「うおっ!?朝から元気良いな。」
『ソレは当たり前なのぢゃ!!朝から鑑連様の声が聞けたのぢゃ。元気になるに決まっておるのぢゃ!!』
「それだけ元気なら、襲撃とかそんなのは無かったんだな!?」
『ん?こちらは平穏そのモノぢゃよ。』
「そっか、少し安心したよ。」
と、電話を切り、朝にする事を全て終わらせ、この大陸の中央を目指す。
住民に聞き込みをした所、今進んでる道で合っている様だ。
オレ達は出来るだけ先を急ぐ。相手がバカぢゃ無いなら、四天王と呼ばれるヤツ等の残りの二人、コイツ等は連携して攻撃して来ると思うんだけどなぁ…
つか、最初からソイツ等で攻めてりゃ良かったのに…ま、国民から嫌われてる様だから守りも必要なのかもな…
そんな事を考えて進むと、日が暮れて来る。
今日はこの辺で終わりかな。近くの宿場街で食材を購入するんだけど、なんだろぉな…民衆に対する締め付けがかなり激しく感じるよ…
「お客さん、こんな時間に出歩いてたらしょっ引かれるよ?」
「ん?なんでだ?」
「日が暮れたら出歩いちゃダメなんだよ。ココは新都の隣だからさ…夜間の外出は著しく制限されてんだよ。」
「そぉなのか?ま、異国人のオレには関係無いんぢゃ…」
「だったら尚更ぢゃね。侵略者かい?」
「ん〜…どぉだろ?解ん無いや、話し合いで済めば良いけど、そぉぢゃ無かったら…」
「そぉかい…一応通報は止めといてやるけど、ワシと話した事は黙っといてくれると助かるよ。」
「解ったよ。ありがとぉ。」
と、野菜売りのお婆さんと別れた。しかし、この辺はテントって感じの家が普通なのか?この前の宿場街と比べたら雲泥の差だよな?テントが旅籠なんだぜ!?信じらんねぇ…
そして夕飯時、
「って事で、オレの方は特に何も無かったんだが、みんなの方は?」
オレはこの場に居る要人達に聞いた。
「コッチでは我々の様な狐人族は山の中で過ごす少数民族で、迫害の対象みたいですね。コレでも一国の盟主なんですが、「小汚い狐が来るな!!」と、追い返された次第です…」
と、久盛はへこんでるし、
「私の方は歓迎されましたね。お土産までくれましたよ。」
と、親家は自慢気で、久盛をチラ見してやがる…
「ほっほっほ、若人は面白いの。ワシの方は愚痴を聞かされたの…やれ締め付けが激しいだの税が高いだの…売り物の半分が税らしいぞ?その上で、生きているだけで税金がかかるから、子供も作れんと愚痴っておったわ。」
と、じじぃは話し、静さんは頷いている。
こりゃぁ国落としをしても感謝されそぉだな…
他にも何か無いかと探ったが、ココでは何も出て来なかった…但し、若い女性が数十人、兵員相手に商売をしに来ていた…ココにタテノが居たら、教育に良くなかったよな?
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




