第四百六十二話 無事の確認の記憶
[不知火]は成功するんでしょぉか?
いきなりハードモードだもんなぁ…
がきん!!
オレの剣が弾かれた!?なんでだ!?
「危ないなぁ…首が斬れたらどぉするんだよ?」
「んな!?まぢかよ?」
オレは後ろに飛んで距離を取った。凍牙はオレを目で追って来ている。なるほど…最初から見えてたって事か…ヤツの首には分厚い氷があった…全ての氷は同じ硬さぢゃ無い…
「んな!?」
オレは刀の重さが気になって見たら、凍ってやがる…氷が張り付いて、振動が刃に伝わって無かった…って事か…
「ダメダメ、そんな剣ぢゃオレは切れないだろ?」
「デタラメなヤツだな…お前を斬ったと思ってたんだがなぁ…」
「当然でしょぉ?陸牙の間抜けはその手でやれたんだろぉが、オレには通じないぜ?」
と、話している凍牙に背後から道雪が斬りかかるけど、がいん!!と、刀を弾かれ、
「寝てろ!!」
と、後ろ回し蹴りで道雪のコメカミを打ち抜き、白目を剥かせる。
をいをい…カウンターにしても、道雪が一撃かよ…バケモン過ぎるだろ!?
「ふん、まったく…退屈なヤツだな…剣なんて武器を持って強くなった気か?」
なんだコイツ?異質…そぉ、異質だよ!!
「武器なんか持つから行動が読み易くなるだけなのにな…そして、その武器の利点を封じてしまえば、あら不思議、何も出来なくなるね。」
にゃろぉ…ウチのじじぃと同じ様な事言いやがって…でもなぁ…戸次流は変幻自在なんだよ?
オレは刀に雷を流す。電子レンジの要領で水分を振動させ蒸発させる為に…
「へぇ…なんでか解らないけど、こんなに早く氷が溶けるなんてねぇ…お前、面白いよ?」
「そりゃどぉも!!」
オレは全身に雷を纏い、歩き出した。
「へぇ…まだ戦意が有るのか!?楽しませてくれよぉ!!」
「お断りだ!!」
オレは[雷纏]の状態で抜き足を使って一気に間を詰める。
「んな!?」
凍牙は戦いが始まって初めて驚愕の表情を見せた。だが、ソレはブラフだな…アイツは全く焦っていない…
「いやぁ〜!!」
オレは無駄だと知りながら、右腕一本で剣を袈裟斬りに振るう!!
がいん!!
当たり前の様に弾かれるが、ソレで良い!!凍牙の死角になっていた左手に用意し終えている鎖分銅を凍牙の脚に絡めてやる。
ちゃら…と、上手い事鎖分銅は凍牙を捉えた。
「へぇ…隠し武器か?だが、絡めただけでどぉなるんだ?」
と、凍牙が言ったあと、鎖分銅まで凍り出した。だが…
「いや、これで良い…痺れろぉ!!」
オレは最大出力で鎖分銅に雷を流してやる。ついでに右手の刀にも雷を通して氷を蒸発させる。
「うがぁ〜!?」
凍牙は悲鳴を上げながらもオレに向かって、腕を伸ばし、氷を打ち出すが、オレに届く前に、電気分解され、蒸発する。
「なにぃ!?」
今度は本当の驚愕の声だ。
「終わりだ…」
ざすぅっ!!
右腕一本で、オレは凍牙を袈裟斬りに斬り裂いた!!
「き…貴様…それ…でも、剣士か…?」
「オレは剣士なんかぢゃねぇよ…ただの…一介の武術家なだけだ…ぢゃぁな!!大人しく死んでくれよ!!」
オレは刀を凍牙の脳天に突き刺し、雷を通してやる。
「ぐぎゃぁ〜…」
断末魔の声を上げて、凍牙の身体から力が抜けていく…
終わった…よね?終わってるだろこれ?終わって無いとか無いよな!?
こんだけ疲れたんだから終わっててくれよ!?あれ?これ、フラグ臭いんだけど…大丈夫だよな?
「うぐっ…いつつ…生きて…る?」
って、道雪が頭を振りながら起き上がって来た。
「よぉ、目ぇ醒めたか?」
「ん?あ、殿!?大丈夫ですか!?」
「あぁ、なんとかな…めっちゃ疲れたけどよ…」
「…して、あの男は…」
「ん?あぁ…コレ…」
そこに在ったのは凍牙の氷像だった…
「やっばりなぁ!!こんなオチだよ!!んなゃろぉ〜!!」
「と、なると…コレは…?」
「遠隔操作だか自動操縦とかそんなもんぢゃねぇのかなぁ。」
オレは考えられる事を伝えてみた。
「すると本体は?」
「この状況を知っててもおかしくは無いな…」
「本体が次に狙うのは?」
「先に行かせた椿達か、船か…」
「早く通信でご確認を!!」
「解った!!」
取り敢えず椿に電話してみる。
「出てくれ!!出てくれ!!」
焦る気持ちが抑えられ無い.
『もしもし!!旦那様無事なの!?』
と、電話に出たのは椿だった。
「はぁ…良かった…取り敢えずこっちは片付いたから引き返してくれ。」
『解った…けど!!私にした仕打ちは忘れて無いかんね!!』
「あぁ、土下座でもなんでもしてやる!!だから少しでも早く無事を確認したい!!」
『えっ!?えっ!?あ…うん…』
と、電話を切り、続いて兼光だ!!
『鑑連様か?何か進展が有ったのか?ソレともわしの声が聞きたかったのか?』
「あぁ、この場合は後者だな。無事を確認したかったんだよ。」
『?何か在ったのか!?』
「あぁ、オレと道雪二人がかりで何とか倒せたって程の強敵が居たんだよ。」
『何だゃと!?連合でも一・二を争う二人がかりでやっとぢゃと!?』
「あぁ、しかもソイツは影武者と来たもんだ!!本人がどれだけ強いのか…」
『何ぢゃと!?イヤぢゃぞ!!鑑連様と死に別れとか、わしはイヤぢゃからな!!」
「あぁ、オレもだよ。だから死なずに帰る。オレの帰る場所をしっかり守っててくれ。」
『んが!?わ…解ったのぢゃ…鑑連様の帰る場所は死守するのぢゃ…』
「あぁ、頼んだぞ。」
『うむ!!任せるが良いぞ!!死んでも、生きて鑑連様を待つ覚悟が今出来たのぢゃ!!』
「いや…死ぬなよな…」
と、電話を切る。全てが良い方向に転んでるみたいで何よりだ…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




