第四百五十話 もしもの記憶
色々って、何をするんだろ?
前は叱られたんだっけなぁ…
その日の夜は椿と二人でゆっくり寝て、朝ご飯後に紅葉に電話をして、状況説明をした。
『…それはまた難儀やよね…椿は基本的に戦は嫌いだから…』
「オレだって嫌いなんだがなぁ…」
『嬉々として斬りまくってるって聞いたやよ?』
「誰に!?」
『道雪やよ。』
「後で説教してやる…」
『それは止めてやるやよ。それより…各国の国主達だけには今回の事報告するのが良いやよ前の時にかなり怒られたやよね?」』
「一人で一国落とすなって…今回は何人か連れて行ってみるよ。まずはカオサオに置いてる船をガシの港まで運ばなきゃだけどね。」
『そぉするが良いやよ。ちゃんとみんなに連絡するやよ!!』
「あぁ、解ってる。」
と、電話を切り、取り敢えず、じじぃに電話をする。
『…ほぉ?面白そぉぢゃの。港は使わせてやるからワシも連れてけ!!』
「国を空けて平気か?」
『そのくらいでどぉこぉなるほど柔な国では無いぞ。』
「解った、準備だけしといてくれ。」
と続いてゴヒョウ、カワマヤ、コト、ウショと連絡したら、みんなじじぃみたいな反応しやがる…血の気多いなぁ…で、カオサオは…
『まぁた、総代は面白そぉな事を…オレも行って良いよな!?』
「良いけど…恵さんに了解取れよ?」
と、言ったら、電話の向こうで何やら言い合いが…恵さんと一緒に居るのか!?
『ダメって叱られたんだが…他のみんなはどぉなんだ?』
「兼光だけはまだ連絡して無いから解らんけど…他はみんな来るぞ。」
『んな!?オレだけ仲間外れかよ!?』
「まぁ、仕方無いな…」
『仕方ねぇなぁ…間宮忠敬を名代として送り出すよ。』
「間宮忠敬?オレの胸倉掴んだ?」
『それは忘れてやってくれ…腹を斬りたがってたんだからさ…』
「なんで?」
『なんで?ぢゃねぇよ!!総代の胸倉掴んで若僧呼ばわりして、手柄を譲られて落ち込んでたんだよ!!』
「落ち込まなくても良いのにな…」
『誰のせいだ誰の!!最終的に、間宮殿とか呼びやがって…』
「良いぢゃん、有能なヤツなんだから。」
『まぁ、そぉなんだけど…今回はオレの名代だからな?』
「あぁ、そのつもりで接するよ。」
『ソレはソレで不安なんだが…まぁ頼んだぞ。』
間宮忠敬か…操船が出来たよな?楽が出来るな。
続いて兼光に連絡する。
『なんぢゃと!?鑑連様とまた船旅が出来るのか!?勿論わしも着いて行くぞ!!』
って、めっちゃ喰い気味に来られた。
「船旅ぢゃ無くお仕事だから…」
『ソコまでは船旅ぢゃろ?』
「まぁ…そぉなるかな?」
『ぢゃったら行くに決まっておろ?たまには抱いて貰わねば孕む事も出来ぬぞ!!』
そっちが目的かい!?
ま、仕方無いかな?オレだけ両手に花ってのも気が引けるな。
「陣乃介以外みんな来るってさ。」
「兼光ちゃんも!?」
「兼光ちゃんって…一応あんなでも四つくらい歳上だぞ?」
「可愛いから良いの!!兼光ちゃんは来るの!?」
「あぁ、来るぞ。」
「二対一だね。頑張ってね。」
って、ニヤニヤしながら言わ無いの!!なんでこんなにはしたなくなったんだ!?
昔はちうだけで恥ずかしがってオレを井戸に突き落としてたのに…
「なによ!?何か言いたいの!?」
「三年…」
「えっ?」
「三年間、弥生の居ない時間を過ごしたんだよなぁ…弥生だけぢゃ無く、知り合いが一人も居なかったよ…」
「そぉだよ!!そんな状況で生き延びられたのはなんでよ!?」
「千代ちゃん…楓のお陰かな?なんかオレを気に入ったみたいで、お兄さんお兄さんって懐いてくれててな…」
と、弥生がコッチに来るまでの事を話した。ホント、何度死にかけたか…忘れたよ。そんな話をしてたら、
「ふぅ〜ん…かなり充実した日々を送ってたんだ?私の事も忘れて…」
「ちょっ!?その言い方ヒドくね?」
「ヒドくありませぇ〜ん!!私は旦那様が消えてから鬱になっちゃってたんだよ!?」
「なに!?鬱!?」
「そぉだよ!?私の中の八割旦那様だったんだもん!!そりゃぁ鬱にもなるよ!!なのに旦那様はお姉様といちゃいちゃしてたんだよね?」
「うぐ…その言い方は卑怯だぞ?オレだって九割が弥生だったんだぞ?その弥生が居なくな立たんだぞ!?紅葉の色仕掛けにハマっても仕方無いだろ!?体型とか弥生そっくりだったんだからさ!!」
「…その言い方も卑怯だよ…ソレにお姉様に失礼でしょ?ソレぢゃ私の身代わりぢゃん!?」
「うん…そんな風に言われたら言い返せないんだけど…オレが心を壊さなかったのは紅葉のお陰ってのも有るな。あと、千代ちゃん…の存在も大きかったな…守る対象が居ると、しっかりしないと…ってなるから鬱にもならなかったのかもな…」
「そっか…心の支えだったんだね。」
「ま、ソレも有るけど、一番はする事が多くなり過ぎで何も考えらんなかったって事かもな…もし、弥生と二人でコッチに来てたら今の状況は無かっただろぉな…」
「ぢゃぁどぉなってたとや思う?」
「そぉだなぁ…二人して九尾の村の一兵員だったかもな。」
「色々作らなかった?」
「式を知らないし、下手したら水晶の封印とかもして無かったかもな…」
「なんで?」
「結婚式すらしないかも知れないだろ?」
「あっ…確か御社で鈴鹿御前の声を聞いたんだっけ?」
「あぁ、だからどぉなってたとか解んないよ。」
「そっかぁ…うん、私は今の状態が良いなぁ…」
と、話しながら数日、オレ達はカオサオに着いた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




