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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十四章
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第四百四十九話 子守唄の記憶

「バカ!!お前!!アレ総大名様だぞ!!」

「なに!?ウソだろ!?そこいらに居る部屋住みと変わらん態度と話し方だったぞ!?」

「気さくな御方なんだよ!!」

「まぢか!?」

「怒ったら雷が落ちてたぞ!!」

「雷?」

「あのなぁ!!コトの雷神だろぉが!!知らなかったのかよ!?」

「あ…いや…うん…」

「お前…お奉行に言ってクビにして貰うわ…」

「ばっ!?くるわ奢るから勘弁してくれれ!!」

「…最高級店な?」

「ぬぐ…解った…」


みたいな会話があった様です。

人間出来てるなぁ…



「よぉ!!金四郎!!生きてるかぁ!?」

「ん?あ、総大名様…あまり元気とは…死にかけてます…」


オレ達が金四郎の執務室を訪ねて、声をかけた返事がコレだった…

あの真面目一辺倒の金四郎が弱音とか…何があった!?


「どぉした!?何があったんだ!?」

「何がと言われましても…ラナー各地での被害のまとめや、白装束に対する対応の仕方や民衆の暴動の阻止や、その他諸々の調整…他にもする事が多過ぎまして…三日程寝ておりません…」


あ…うん、雑用の皺寄せが来てるんだな…会議中に寝てたオレもアレだけど、コイツもアレだな…


「金四郎、お前が倒れちゃ意味が無いどころか、国の損失に他ならんからな…他の者に仕事を回して少し寝ろ。」

「部下達も似た様な状況ですので…」


うおい!!仕事を部下に回しててその状況なの!?


「人手不足か!?」

「そぉですね…事務方が少々…足りておりませぬ…治安維持にも人員は必要ですから…」

「城の余ってる人員を回す様にするから!!頼むから寝ろ!!死ぬぞ!!」

「解りました…人員が来たらそぉさせて頂きます。」

「よし!!ちょっと待ってろ!!」


オレは城に走り、丁度勝四郎にバッタリと…


「勝四郎!!急ぎ暇してるヤツ全員集めろ!!非番のヤツもかき集めて、北町奉行所に人員を回せ!!死人が出る前に!!」

「えっ!?あ…はい…」


と、言い付け、オレは集まるのを待つ。一刻程で百人くらい集まり、オレはソレを引き連れ、北町奉行所に行く。


「金四郎!!最後の仕事だ!!仕事を割り振れ!!」


と、命令し、仕事を割り振らせ…


「椿、子守唄でも歌ってやってくれ。」

「えっ!?良いの?旦那様以外の男の人にしても…」

「あぁ、はらわたが煮え繰り返る気分だが、今回は仕方無い。」

「ん、そぉ云う事なら…」


と、椿が歌い出したのは子供の頃に聞いたバラード曲だった。コレは良い、歌の上手い奥さんってサイコーだよなぁ…

サビに入る前に、


「椿、もぉ、みんな寝たから歌止めて。」


この歌は独り占めしたいからね。


「こっからが盛り上がるのに?」

「他人には聞かせたく無いからな。」


と、オレは、椿の手を握る。


「なら、仕方無いなぁ…」


と、椿はオレの腕に抱き着いて来た。

うんうん、なんか、この世界に来てから、ぐっと距離が縮んだよな…精神的にも肉体的にも…


オレ達は手を繋いで外に出て、日が暮れた街を南町奉行所に行く。


「あ、総大名様!!」


と、門番が慌てた様子でオレに話しかけて来た。


「ん?どぉした?」

「はい、総大名様がお越しになったら直ぐにお奉行の執務室にとの伝言がありました。」

「そぉか…何かあったのか?」

「いえ、特段慌てた様子は有りません出したので…」

「内容は重要だが、慌てる程では無いって事か…入るぞ?」

「はい。」


と、椿と二人で中に入り、孫兵衛の執務室に行く。


「入るぞ。」


中に入ると、行灯の薄明かりの中に男が七人、道雪、勘兵衛、孫兵衛に儀作達か…


「どぉした?何かあったのか?」

「あ、殿、椿様、お待ちしておりました。取り敢えずお座りください。」


勘兵衛に言われるままに空いた席に座る。


「まず、我々が聞きたかった内容ですが、我々が聞く前に全て聞かれておりました。更に殺害や強姦の有無も聞かれていました。」

「ほぉ…優秀だな。そしたらその報告を全部聞こうか…」

「はっ、ソレでは今回の指揮官でした髙堂がら。」

「ん?お前指揮官イヤがって無かったか?」

「はい…直接、勅命を賜ったからと押し付けられました。」


と、儀作が言うもんだから大笑いしてしまった。


「そぉかそぉか、まぁ良い、報告してくれ。」

「はっ!!」


と、そこから話された内容は東北東に海を進んだ所に有る大陸の国で、大陸が二つの国になり、両国が一つの纏まったまでは良いのだが、弾き出された民族が数十万人居て、その一団が、国に参加したかったのに、来るなとなり、近くのそこそこの大きさの島に追いやられ、資材も無く、何も無いから、仕方無くコッチに来て詐欺紛いの事をして、資材の購入に充てよぉとしていたとの事だった。


「そんなんなら詐欺らずに亡命して来れば手を差し伸べたのになぁ…」

「どぉされますか?」

「数十万の民の受け入れは…出来無いな…そこまでの余裕が無い。」

「それぢゃどおするの?」


椿が聞いて来た。


「そぉだなぁ…アイツ等の親玉に会って、全滅か、国取りか…ソレを迫るかな…」

「国取りを選んだらどぉするの?」

「その時は全力で支援して、迷惑料や戦費を払って貰うってのはどぉだ?更に貿易するにしてもコッチに有利になる様にさ。」

「でも…ソレだとまたいっぱい人が死ぬんだね…」

「そぉなるのかな?」

「やっぱり、私はヤだな…人が死ぬのは…」

「オレもイヤだよ?死ぬのも殺すのも…」

「なら、交渉で上手く行かなかったら…で良く無い!?」

「そぉするつとりなんだけど?」

「あ、そぉなんだ…ならソレで…」


と、一応の納得をして貰い、話は纏まった。

しかし、牢屋にいるヤツ等に案内させて、先ずはヤツ等の処遇だな…明日からまた色々するか…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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