第四百四十六話 進展の記憶
あれ?凛さんって妊娠してたっけ?
呼び出されたなぁ…
翌朝、オレと椿は九尾の村に帰る事にした。
「ぢゃぁもぉちょっとみたいだから、みんな気合い入れてくれよ!!」
「「「「「はい!!」」」」」
と、旅館建設部隊から良い返事が出た。
《任せといて、立派なモノを作ってあげるわ、マイマスター。》
《うん、期待してるよ。》
オレの言葉にアイラさんは力強く頷き、
《はい。からなずや御期待に添えましょぉ。》
と、応えてくれた。
オレと椿はみんなに手を振り、八木沢村を後にした。
「さて、あとは…」
「私が妊娠すれば良いんだね!!」
がん!!ハンドルに頭をぶつけてしまった…
「なんでそぉなる?いや、それも大事だけど!!」
「あら?私の妊娠より大事な事って何よ?」
「いや…椿の妊娠は非常に大事な事だけど、ソレとは別に、今回の詐欺事件や、九尾の村を襲ったあのバカ強い八本角の鬼の事だよ!!そっちも解決しないとだなぁ…」
「あぁ、そっちね?鬼は旦那様が片付けたんだし、大丈夫でしょ?」
「バカか…アレは組織立って襲って来てたんだぞ?裏で糸を引いていたヤツも居るハズだろ?」
「あ、そっか…うん、そっちも大事な事だよね!!」
「あぁ、めっちゃ大事な事なんだよなぁ…」
と、ソレからも色々と取り留めの無い話をしながら、夕方には九尾の村に着いた。
オレは紅葉に報告しなきゃだし、椿は社務所に仕事に行った。
「…って事で…既にラナーの隠密達が動いて情報収集に回ってるよ。」
「そぉかや…ならその辺は気にせず、あの鬼達の事やよ。」
「うん、アレは…」
「うむ。まったくワケが解らぬやよね…」
「そこは全くの同感だよ。この前のヤツはなんとかなりはしたけど、正面切って戦ってたらどぉなってた事か…ま、他の各国からソレに類似した報告が無いのが救いだけどさ…」
「裏に何かがいた場合、手がかりが無くなったのは痛いやよ。」
「まぁ、そこは済まん…何よりみんなの無事の確保に努めた結果だ…あまり怒らないでくれると助かる。」
「そこは構わぬやよ。あの時はそぉするしか無かったやよ。それと、偽教団に関しては何か解ったのかや?」
やっぱ気になるか…
「そっちはオレの名前まで出してお金集めしてるってくらいしか…」
「なんぢゃと!?」
「総大名も推奨してるって…」
「してるのかや?」
「オレはしてないよ。ただし…」
「但し?」
「どっちも何教団なのか、何処のなんて云う総大名かまでは言及して無い。」
「そぉかや…ちと胡散臭過ぎるやよね。」
「今後はそこをつつく様に言い含めてあるよ。」
「なかなかに気の長い話やよね…」
「ま、なんとかしてみるさ。」
と、報告を終えた。
その後、オレは鍛冶屋に顔をだした。
「おっちゃん!!久しぶり!!アレ出来てる?」
「おお、坊主、ばっちりだぞ。」
と、おっちゃんが出してくれたのは…一振りの日本刀…打刀の大きさだけど、重さがずっしりとしている…鋼より大分重いな…
「うわっ!?かなり重くね?」
「あぁ、作ってから気付いたんだが、大脇差しや小太刀くらいにしといた方が良かったかもなぁ…」
「ん〜いや、コレを使いこなしてこそなのかも知れないよ。あ、小太刀も頼めるかなぁ?」
「あぁ、オレも良い練習になるから良いぞ。」
「道雪の分は?」
「おっ、そぉそぉ、アイツ、「殿と一緒にお伺い致します。」なんて言ってたぞ?」
「なに!?アイツにヘソ曲げられたらメンドそぉだからなぁ…誘ってまた来るよ。」
「おぉ!!」
と、鍛冶屋を離れ、道雪を伴い、鍛冶屋に二人で来た。
「おっちゃん、連れて来たぞ。」
「えらい早かったな。」
「待ち切れなかったからな。」
と、おっちゃんと話すと、
「私は殿を待つのがやっとでしたぞ。」
と、道雪も待ち切れなかったんだろな…
「良し!!二人共コレで良いか?少し長さが違うのは体格に合わせて作ったからな。」
「「おお〜!!」」
オレと道雪はそれぞれの新しい刀を手に取り、刀身を抜いてみる。
「ん?コレ…刃の姿が見えないんだけど…」
「言われてみれば…色も少し白いですな。」
「あぁ、焼き入れしたらそぉなっちまったんだ…」
「へぇ…初めて見たな…こんなの…」
「はい…」
オレ達が刀を見て評価してると、
「とりあえず、切れ味を確認してみないか?」
とおっちゃんに言われて、
「そぉだな…試し切りさせて貰うか…」
と、試し斬りしたんだけど…
「えっ?何これ?」
「普通に恐ろしい斬れ味ですな…」
「あぁ、すげぇだろ?オレもビックリしたぞ。コレであのブルブルするのを入れたら…」
オレはおっちゃんの言葉に少し考える。
「斬れないモノ無いんぢゃね?」
と、感想を漏らすと、
「お前等の嫁さんとの絆はソレでも斬れないかもな。」
って…
「誰が上手い事言えって言ったよ!?」
「はっはっは、照れますな…」
ってオレはツッコんだのに、おっさんが照れるなよ!!奥さんめっちゃ美人だけど!!
と、新たな刀にはしゃいでいたら、電話が鳴った。
「はいはい、どなたぁ?」
『殿!!大変な事が判明しましたぞ!!』
と、聞こえて来たのは勘兵衛の声だった。
「どぉした!?」
『異変の原因が解りました!!付きましては、城にお戻り下さいませ!!』
「通信ぢゃ伝わらない事か!?」
『はい!!海の向こうからの侵略でした。』
「なに!?解った!!道雪と椿を連れて行くから待っててくれ!!」
と、電話を切り、
「道雪、行くぞ!!戦になるかも知れんからな!!」
「はい!!」
と、道雪に伝え、椿を引っ張り、紅葉と楓と腹黒女官さんに連絡の内容を伝えた。
「ふむ、なるほど…海を渡って来たかや?」
「うん、勘兵衛の報告だとそぉだな。」
「そぉかや、出来るだけ早く解決するやよ?」
「うん、付いては、銃の使用許可が欲しいんだけど…」
「良いやよ。必要なだけ持って行くやよ!!」
「はっ!!ソレでは先に会議をして参ります。」
と、最後だけ主従な感じになり、翌日の朝一でラナーに向けて発った。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




