第四百四十四話 エレベーターの記憶
初めてから痛くない女性って居ないよね?
何とかなったなぁ…
翌日からはエレベーター模型を作り、実験の繰り返しだった。アイラさんとあ〜でも無い、こぉ〜でも無いと色んなセンサーで試す。
紅葉も椿も楓も、「仕事以外もして良いよ。」って…どんだけ寛大なんだよ!?あきつらくんは喜ぶな!!
昨夜の事があってから、アイラさんの、距離の詰め方が近過ぎる!!
しっとり濡れた汗…甘い、女の子特有の匂い…大きなおっぱいを押し当てて相談されると…
「…ちゃんと聞いてるか?」
「う…うん…聞いてるよ。」
はい、上の空ですが何か!?女性に慣れたとは云え、付き合いがそんなに深く無い相手には緊張するっての!!
そんな針の筵な二日間の成果、ソレが…
「よし!!コレなら上手く行くだろ!!」
「だな。向こうでセッティングして微調整だね。」
オレの言葉にアイラさんがはしゃいで抱き着いて来た。
うん、ドキッとするからあんまりしないで欲しいし、目を瞑るな!!目を!!仕方無くちうをする。なんでこんな積極的なんだよ!?
「…って事で、また八木沢村に行くけど…良いかな?」
オレは紅葉に、エレベーターの完成を報告していた。
「ふむ、思ったより早かったやよね?」
「うん、なんとか出来て良かったよ。もぉ、あと少しで完成だから、完成したらみんなで行こ?」
「うむ!!わっちも楽しみにしてるんやよ。わっち達専用のお風呂も有るのかや?」
「ソコは抜かり無く。」
「なら、早々に完成させるやよ!!」
「了解致しました!!」
と、椿とアイラさんと三人で八木沢村に行き、早速エレベーターを設置する。
「殿様、これが[えべれぇたぁ]ってヤツですかい?」
「エレベーターな。とりあえず試運転だな。」
「はい。何人くらい乗れるので?」
「ま、五人くらいかな?丁度居ますから乗ってみましょぉよ!!」
と、茨木は目を爛々と輝かせて訴えて来る。イケメンめ…滅べ!!
「ま、そぉだな乗ってみるか。」
と、男五人で乗り込み、二階、三階と上り、二階、一階と降り、今度は一階から三階へ、三階から一階へ、直接移動してみる。
《いっつ、ぱぁふぇくと!!》
って、外で見てたアイラさんが英語で喜んでるし…
《まぁ、確かに床のズレも無かったし、あとはメンテナンスだけかな?》
《メンテナンスかぁ…なら、彼等に教えて良いよね?》
《良いよ。彼等の教育はお願いね。》
《うん、あきつらの為になるんだから、全身全霊で頑張るよ!!》
なんて眩しい笑顔なんだ!?
《うん、お願いね。》
と、笑顔で答えたんだけど…
《はい!!畏まりました殿様!!》
って、なんでそんな硬くなってる!?
まぁ、ソコは置いておいて…
この旅館、一階は温泉と食堂、二階が一般のお客さんの部屋、三階が要人専用の部屋、大浴場に温泉が引かれていて、主上陛下専用の部屋には個室の温泉が出る様になっている。その主上陛下専用の部屋はかなり広い、当たり前だけどオレ達もココに泊まる事になる。
「うわぁ…かなりしっかりしたスイートルームなんだね。」
と、部屋の感想を椿が漏らしている。
「そりゃぁな、この大陸で一番偉い人が泊まる事になる部屋なんだから、ほかの部屋とは違って当たり前だろ?」
「そっかぁ…普段は感じ無いけど、お姉様は一番偉い人だもんね…」
と、椿は感想を漏らし、うんうん頷いている。
あとは…内装をしっかり作ってくれたら、完成かな?料理人はさやさんの旦那さんに頼んでるし、補助員が要るな。
オレは早速勘兵衛に電話をする。
『殿、如何されましたか?』
「あぁ、八木沢村なんだがな、三人程料理人を派遣して貰えないかと思ってな…腕は良いが、職に溢れてる様な…そんなヤツが居たら頼むよ。」
『ソレはまた難題ですな…何とかしてみましょぉ。』
「あぁ、頼んだぞ。」
と、コレで料理人は何とかなるな…あとは…
「さて、ココからは椿のお仕事だな。」
「うん、そぉだね!!教団って何の教団なんだか…道雪さんも連れて来れば良かったかなぁ?」
「道雪も、たまには羽を伸ばさせてやってくれ…」
道雪は、今頃は三吉と畑仕事に精を出している頃だろぉ。アレで居てかなり三吉とは仲良しだからな。
ラナーの軍事総長と農事総長の二枚看板だ。頑張って欲しいな。
「んだなぁ…毎月一人一万金納めて欲しいと言われただな…そんな額は厳しいと伝えただが、総大名様の発令だで仕方無いだよな?」
聞き込みをしたら、村人にそんな事を言われた。
「どこの総大名の発令か聞いて無いか?」
「どこって…ココで総大名様と云えば、ラナーの総大名様でねぇだか?ほれ、アレを作る費用も集めんといかんからって、教団の人も来てただよ?」
との事らしい…完全に詐欺だな…
「旦那様!!そんな事発令したの!?」
と、椿が喰ってかかって来た。
「んなバカな事するワケねぇだろ!!考えなくても解るだろぉが!!」
つい怒鳴っちゃった。
「だよねぇ…となると…」
「…なると?」
怒鳴った事には触れ無いのか…
「カオサオの陣乃介さん?」
「んなワケ無いだろ。アイツがオレにケンカ売ると思うのか?」
「あ…確かに無いか…ぢゃぁ、誰がしてるの?」
「ソレが解ん無いから調査してんだろ…」
「そっかぁ…」
久しぶりの二人きりのデートっぽい調査はそんな感じで進んでいった。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




