第四百二十六話 一応の安全の記憶
ビーエル…オレも着いてイケません…なら書くなや!!
うん、まぁ、頑張って欲しいなぁ…
「…と、云う事で当面の危機は去ったって感じかな…」
みんなに地下から出てもらって、お屋敷に帰って、オレが説明し、紅葉に事の経緯を理解して貰う。
「そぉかや…三重ちゃん!!よぉやったやよ。」
「はいお姉様。しかし、水の法術にあんなか使い道が有ったとか…私にはまだ信じられません…」
「そぉやよね…最低最凶最悪やよ…溺死とか一番ツラいかも知れないやよ…」
中でも水玉の法術は最低最凶最悪と三拍子揃った事らしい…
「ですが、アレならば少し訓練すれば目の届く範囲なら幾つも作れますわ。」
「村の防衛には最適かや?」
「はい。」
と、水玉は印象こそ悪いけど、有用性は確認して貰えた。
「ま、氷や火でも同じ事出来ると思うよ?」
と、オレは不用意な言葉を発してしまった。
「またそんな恐ろしい事を…」
と、三重さんにジト目で見られた。
「わっちは男を見る目が無かったのかや?」
って、紅葉に言われる。
「オレ…なんか間違ってる?」
と椿に聞いてみた。
「そんな事無いけど、脱線に気付かず、走り続ける暴走列車みたいな?」
「ソレ…めっちゃ間違ってないか?」
「そぉかなぁ?旦那様だからそんなもんでしょ?」
だってさ…なんかめっちゃディスられてない?
「色々考え付くのはスゴい事だと思うけどなぁ…」
と、楓は肯定的だ。良い娘だなぁ…
「ふむ、まぁソレはソレで良いやよ。今回の被害が十七人、全て女性かや…コレは正直キツいやよ…」
「だな…生き残った男達も、ある意味男として死んだ可能性すら有るからな…」
「「由々しき事態ですね。」やよ。」
紅葉と三重さんの声が重なる。
「何はともあれ、亡くなったみんなの弔いはしなきゃならないやよ。三重ちゃん、頼めるかや?」
「はいお任せを。」
と、なった時、
「あの…それ、教団でしちゃダメかな?」
と椿が名乗りを上げた。
「ん?どぉ云う事かや?」
「葬儀を教団でするのはどぉかと思って…」
「その理由は何かや?」
「えと…日本ぢゃ、色んな宗教が在って、信者のみんなは、その宗教的な儀式で送り出す風習で…ソレを取り入れたいかなって…」
「ふむ…しかし、この村にはこの村の風習があるから、今回は見送るやよ。」
「…はい…」
そぉか…そりゃそぉだよな…でも…
「なぁ、教団を作ったのは、オレ達なんだから、村の弔いの後に教団の弔いもしちゃダメなのか?」
「二つの方法を一緒にかや?」
「あぁ、しかも今回は村を守る為に死んでしまってるんだ。教団としても何もしないワケにはいかないよ?」
「ふむ、そぉやよね…」
と、紅葉は悩み出した。しばらく悩んで、
「…なら明日までに儀式の方法とか考えるやよ?良いかや?」
「はい!!そこはもぉ考えてる!!」
と、自信満々なのが返って不安にさせるよな…
と、報告とかも終わり、オレと紅葉と椿と楓と何故か腹黒女官さんは教団の社務所に来て、椿に葬儀の段取りを聞いた。
その内容はかなり簡素な内容で、焚き火を焚き、祝詞を上げ、先に死者、次に参列者に大幣…お祓いの時とかに神主さんが振る棒の先に紙垂の着いたヤツ…を振ってもぉ一度祝詞を上げ、大幣を焚き火に焼べて鎮火するまで祝詞を絶やさない…ソレだけらしい。今回の祝詞は、葬儀と云う事も有り、祝詞自体は厳かな感じだ。
コレなら云う事無いだろ?
「ふむ、わっちは良いと思うやよ。」
「オレは条件付きで良いと思う。」
紅葉とオレがそぉ言うと腹黒女官さんが喰い付いて来た。
「あら?どんな条件ですの?」
「ん?あぁ…音だな…どんな音楽にするんだ?まさかとは思うけど、いつもの様なハイテンポだったり、歌って踊ってみたいにはしないだろぉな?」
オレの指摘に、椿は、
「流石にそんな案も有ったけど、故人を送るのにはそぐわないよ。今回は音楽も無く、祝詞だけで、空気を読んだ厳かなままにしてるよ。」
「そぉか…疑って悪かった…」
「信用無いなぁ…」
って拗ねるけど、
「神事をアイドルのコンサートみたいにしたヤツが何を云うか!!」
と脳天チョップをしてやった。
「あたっ!!お姉様ぁ〜!!旦那様がいぢめるぅ〜!!」
って紅葉に泣き付きやがった。
「ソレは仕方無いやよ。疑念は誰しも持つやよ。…で、あいどるとか、こんさぁととは何かや?」
うん、この説明が一番の難所だったよ…
「私が疑念に思っていた事、そのままでしたわね。アレ程派手な音楽や歌や踊りをしないので有れば、私も教団の弔いも良しと致しますわ。」
と、腹黒女官さんからの許可も出た。やっぱり疑念を持たれてたか…
「私も最初、祝詞だけなら良いと感じたんだよね…そして椿お姉様もそのままって言ってたんだけど、音楽してた人達が派手な音楽を付けたのが…」
と、暴露し出した。
椿…弥生の感性が普通だったのは良いとして…周りがそぉだったのか…
「当然でしょ?確かに派手に送りたいって人も居るけど、故人を偲ぶんだからあんまりに派手なのはね…」
「うんうん、椿は偉いなぁ〜!!」
「そ…そぉですわ!!椿様流石ですわ!!」
疑ってたオレと腹黒女官さんは二人で必死に椿を宥めた。
その夜、オレは椿と二人きりで過ごし、枯れ果てるまで椿に絞られた。
何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。
質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。
お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




