第四百二十四話 盛り下げた記憶
さて、どんな戦いになる事やら…
なんで怒るかなぁ…
あの惨状は流石に見ていたく無かった。ってのが正直な感想だ。
うん、アイツ等は男としての何かを失ったのかも知れないが仕方無いもぉ少しやられててくれ…
オレは久盛の悲鳴を聞きながら洞穴を引き返し、巨大な穴を覗き込む…
なるほど…ココのこの異常な暖かさはコレが原因だったか…となれば…ココに式を書いておけば…よし!!この上を通り過ぎたヤツに作用する様に…よしよし、そしてコッチに、何かが通ったら爆発する式を…っと、コレで死なずに切り抜けられるかも知れないぞ!!
オレは急いで洞穴の入り口に戻ると弥生と話す。
「えっ!?みんな生きてたの!?」
「あぁ、生きてはいたな…」
男としては知んだかもだけど…
「ソレで!?何か作戦とか勝つ道筋とか見えたの!?」
「あぁ、上手く行けばみんな生きて戻れると思うぞ。」
「ホント!?」
「あぁ、でも…ソレには弥生の協力が不可欠なんだが…協力してくれるか!?」
オレが訊くと、
「勿論だよ!!なんでも言って!!」
な!?なんでもか!?ホントに?
「なんでも良いのか?」
「あ…いや…なんでもって言っても限度があるんだけど…」
って、多少尻込みするけど、オレは構わず一つお願いをする。
「よし!!なら、ほっぺにちうしてくれ!!」
「はい?」
ひゅぅ〜…一陣のそよ風が吹いた…
やべっ!!外したか!?
「あ…いやその…ね?」
がくん…ちゅっ…
何か言おぉとした時、弥生に、前屈みにさせられ、ほっぺに柔らかい感触が…コレはもしかして…
「こんな事で良かったの?」
「えっ!?いや…コレは言ってみただけで…本当に協力して欲しいのはココからなんだけど…」
「ぢゃぁ、なんであんな言葉言ったの?」
「えっ…えと…失敗した場合を考えて…思い残す事が無い様にね?」
「そっか…ぢゃぁ私もほっぺに…ダメ?」
ちゅっ…オレは柔らかい弥生のほっぺに口付けする。
「な…なんか恥ずかしいね…」
「大丈夫、上手く行ったら夜にはちゃんとご褒美が有るからさ…」
「うん!!」
と、お互いにほっぺにちうをして、オレは今回の作戦を話す。
「えっ!?ホントにソレをするの?」
「あぁ…コレが失敗したらみんな死ぬ事になる…ま、真っ先に死ぬのはオレ達になるだろぉけどな…」
「そっか…うん!!気合い入れてやるよ!!」
と、二人で意見を統一し、オレ達は洞穴の奥に行く。
「な?ココがこの作戦の肝だ。上手く誘導してくれよ?」
「うん!!任せて!!この下にあるんだね…」
「あぁ恐らくな…ま、無かったとしても生き埋めになれば流石に…な?」
「そぉだけとさ…大丈夫かなぁ…」
「時間が無いんだから仕方無いだろ?」
「うん…まぁね…でも…ココからの作戦が…」
「ま、そこは弥生のセンスに任せるしか無いかな?」
「仕方無いなぁ…ま、旦那様が居なくて寂しい時とか三人で眺めてるから造形には自信有るけど…」
そんな事してたのかよ…全く…腐らないでくれよ?
「うぎゃぁ〜!!」
と、洞穴を進む程に悲鳴がハッキリ響いて来る。アイツまだ頑張ってんだな…何回やってんだか…あ、他人の事言えた義理ぢゃねぇな…
「よし!!頼むぞ。」
「うん!!」
オレ達は小声で話し、弥生はオレの姿を幻で作り出した。
「なぁ…そんな素人相手にしてて満足か?」
オレは、アイツに聞こえる様に言ってやる。
「ん?なんだ!?…んがぁ!?」
アイツが見た物は裸で、一物をギンギンにさせたオレの姿だった。
「き…貴様!!何者だ!!そしてそれはなんなんだ!?そんな素晴らしいモノを…」
アイツはワナワナ震えて幻を…幻の一部を喰い入る様に見詰めている…よだれを垂らしながら…
「ふ…ふははははは!!良い!!良いぞ!!その鍛え上げられた肉体に鍛えられた一物!!挿して良し!!挿されて良し!!キミも同じなんだろ!?」
「ふっ…貴様にオレの相手が務まるのか!?」
「ど…どぉ云う事だ!?」
「さて…ならまずはオレを捕まえてみてくれ!!」
と、オレの幻とオレ達は踵を返して脇道の有った方に走る。
「うおぉ〜!!」
って、雄叫びを上げて、アイツは追い掛けて来る。
「その立派なモノで貫いてくれぇ〜!!」
うん…変質者の思考回路は理解出来んな…
オレの幻は穴を飛び越えて行き、アイツも着いて行ってるけど、念には念を入れて、走るアイツの足に足を掛けてコケさせる。
「どわっ!?なんだ!?」
丁度オレが書いた式の上をたたらを踏んで滑って行く…そしてあの縦穴にカップイン…
「どわぁ〜!!」
どっごぉ〜ん!!
爆発する式が発動して、アイツの悲鳴を打ち消し、多数の瓦礫と共に穴の奥深くに…
そして、無数の瓦礫に縦穴も塞がる。
「ねぇ…ホントにコレで勝ったって言えるのかなぁ?」
「凄まじい戦いだった…オレと弥生の二人がかりでも歯が立たなかったけど、事前に刻んでた式の罠に命からがら誘い込み、何とか罠にかけて葬る事に成功した。攫われた人達も、皆無事とは云えないまでも一命は取り留めて助け出す事に成功…コレの何が悪いんだ?」
「いや…あきくんも武術家ぢゃん!?」
「武術とは…如何に生き残るか、守るべき対象を如何に生かすか…ソレを突き詰めたモノだぞ?」
「いや…だからって…」
「戦わずして勝つ!!コレも立派な武術なのだ!!」
オレは胸を張って言い切ったのだが…
「あきくんのばかぁ〜!!」
弥生の渾身の右ストレートが、オレの顔面を捉えた…そして、ひだりボディブロー…なぜ怒る!?解せぬ…
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