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(仮)日本古武術の可能性  作者: ちまき
第二十三章
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第四百二十一話 焦った記憶

鬼が出るか蛇が出るか…いや、鬼なんですけどね…

イヤイヤ…何考えてんだよ…



追跡術…ばぁちゃんにトコトン叩き込まれたっけなぁ…ばぁちゃんなんかちょっとした事で猫の足跡まで見つけてたっけなぁ…オレは人くらいの大きさが無いと解ん無いんだよなぉ…


「こっちか…」


足跡…血の付いた足跡が消えてしばらく、他のヤツ等は既に足跡を見失っていた。

ま、普通はこんな事しないから見失っても当然なんだけどね。


「良くお解りになりますね…私には何が何やら解りかねますよ。」


と、隠密な事をしていた道雪すら足跡を見失ってるっぽいな…


「何言ってんだよ。ココにクッキリ出ているだろ?ココが踵で、ココが爪先、ほら!!」

「旦那様…流石にソレは解らないよ…」

「そぉねぇ…ソレにそんな大きな足跡か…あの大きさなら頷けるわね…」


椿に続いて三重さんまでも…しかし、三重さんも今回の襲撃者を目撃してたのか…どんなヤツだったんだろ?ま、いっか…今考えても仕方ないしね…

しばらく歩くと分かれ道になってるな…


「うわっ!?こんな獣道有ったんだ…」


痴れ者君が呟いていた。なるほど…これって獣道なのか…どぉりで獣の足跡らしきモノも見えるワケだ…


「えと…どっち行ったんだこれ?」


オレが呟くと、


「旦那様でも解ん無い?」


と、椿が神妙な感じで聞いて来た。


「ん?あぁ…見失ったんぢゃ無くてな…足跡が多過ぎて…逆に迷うんだよな…」

「多過ぎ…ですか?私には足跡すら見えないんだけど…」


オレの隣に永遠の二十五歳な三重さんが座り込む。


「…ん〜…どこに足跡の痕跡が有るか全く解らないわ…」

「えっ?そりゃ仕方無いですよ、コレだけいっぱい足跡が在ればどれを追うか迷いますよね…」

「はぁ?そっちぢゃ無いわよ。足跡なんて全く見えないの!!」


あ…そぉなんですね…解らないのかぁ…


「こんなはっきり見えてるのに…まてよ…」


ココまでハッキリ見させてる…逆に考えると…見せてる?普通そこまで知恵が回るモノなのか!?いやコレは偶然の産物だな…となると…ココまでの足跡とココからの足跡から考えると…


「右だな…」


オレが進もぉとしたら椿が、


「迷ってたけど大丈夫?」


と訊いて来た。


「あぁ、一瞬罠とかそんなのを考えたけど、みんなに解らない足跡を辿って来るヤツが居るとか普通は考えないだろ?」

「まぁ…うん、そぉだね…」

「考え過ぎるのも考えモンだな。」

「だね。」


って眩しいえがおをくれた。

足跡の追跡を始めて数時間が過ぎた頃、前方から煙が…よく考えたら腹も少し減って来たな…


「お腹空いて来たね…」


って、椿さんや空気を考えなさいよ。


「まぁそぉ言うなよ。もぉじきこの山狩りも終わるからさ。」


と、煙を指差して教えてやる。

すると朔夜さんが鼻をひくひくさせて、「ご飯の匂い…」とか言いながらよだれよだれ!!その辺は狐なのね…美人が台無しだよ…


「うん、ご飯はお仕事が終わってからね?」

「早くお仕事終わらせます。」


朔夜さんはよだれを拭い、あ…目が狐になってるよ?正気は失って無いよな?


「鑑連様、早く行きましょぉ…」


って朔夜さんは気が早ってるみたいだな…


「あんまり急ぎ過ぎて、気付かれてもバカらしいから、ゆっくり急ぐよ。」


と、九人で奥地の煙を目指す。

出来るだけ早く、注意して進む。しばらく進むと、煙の元を視認出来る程の距離に近付いた。


「やっぴりだ…」


鬼だけぢゃ無く人も居る。


「アレは何を…?」


と、痴れ者君が現場に行こぉとしたので止める。


「バカ!!気付かれるだろぉが、もっと小さい声で話せ!!」


オレは小さな声で痴れ者君を小声で叱りつけ引き倒す。気付かれて無いよな?


「ねぇ、姿隠す?」

「そぉだなぁ…どのくらい保つ?」

「この人数なら三時間はイケるよ?」

「なら頼む。」

「うん、私達だけはお互いに見える様にしとくよ。」

「あぁ。」


と、椿が幻の法術を展開させる。

オレ達はお互いが薄ら透けているけど、周りからは見えないハズだ。


「みんなはココに、オレは偵察に行って来る。」

「解りました。」


と、道雪が返事をした直後、


「解らなくて良いわよ。偵察って会話の内容でしょ?私に任せて。」


と、三重さんがゆっくりと法術の糸を伸ばして行く。そして少し待つと…


『…二十人か…強かったか?』

『人としては強かった。美味かった』

『喰ったのかよ?まぉ良いかどぉせ皆殺しなんだからよ…』


どおせ皆殺し?オレ達を狙ってたワケぢゃ無いって事か?オレ達は皆殺しって事か!?


『しかし、酒呑童子様が居なくなって早千年以上か…オレ達も寝過ぎたけど、他のれんちゅうはどぉしてんだろぉな?』

『知らない。もぉ死んだ?』

『考えられなくも無いか…ま、そんなのは良いさ。さて腹が膨れたら…』

『千年分溜まったモノを出すか?』

『おおよ!!お前が気を利かせて生かして連れて来たんだ。存分に楽しませて貰うさ。』


と、下卑た笑い声が上がる。


ヤベェな今のヤツが、あの中のお偉いさんだな。


「旦那様!?まさか生きてる人が!?」

「多分な…しかも女の人だ。早く助けなきゃ!!」


動こぉとするオレを止めたのは三重さんだった。


「無闇に突っ込んではなりませんよ。しっかり役割分担しなくは。」


と、確かにオレも焦ってたな…でも…


「女性に一生消えない心の傷は残したく無いんですけどねぇ…」


と言うけど、


「こぉ云う時こそ冷静に、我々を逃す為にその身を犠牲にしたのです。彼女達も覚悟の上ですわ。」


なんて言うけど…


「勝手に決めんなよ?」


怒りのあまりちょっと…いや、かなり失礼な口調になる。


「殿!!落ち着いて下さい。」


と、道雪に羽交い締めにされる。


「離せよ!!」

「ダメです!!今回ばかりは三重様が正しいですよ!!殿はアレをご覧になってなかったから…更にそれより強そぉなヤツまで居るのです!!雑魚共だけなら久信ひさのぶ達に任せられても、他のはそぉは行きませぬ!!このまま突っ込めば椿様まで犬死にですぞ!!」


道雪のその言葉にオレは我を取り戻した。


「そぉだな…敵は強大なんだな…」

「はい。」

「どぉすっかなぁ…」


羽交い締めされたままオレは考えた。

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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