第四百二十話 少数精鋭の記憶
一体何が起きたんでしょぉか!?
山狩りかぁ…
「旦那様!!無事だったかや!!良かったやよ!!心配したやよ!!」
「旦那様ぁ〜!!」
「怖かったよぉ〜!!」
って、ワケも解らないままに抱き着かれて泣かれちゃった…誰かに状況説明して欲しいよ…
「殿、申し訳ありません、私が居ながら…」
と、道雪も居たのか…
「お前が居るって事は波津殿と鑑雪も無事なんだな!?」
「はい、真っ先にココに逃しました。」
最初の襲撃の後で知ったんだけど、いくつも有る地下は全部繋がっているらしい…
って事で、お屋敷の地下からココに移ったんだな。
「うん、それで良い、波津殿は下手をしたら主上よりも重要な人物足り得るからな。」
「そぉなのですか?」
「あぁ、ラナーを見て解るだろ?オレはお飾りで、実質必要なのは家老達だからな。」
「…はぁ…」
「そして、波津殿と鑑雪に必要なのはお前だ。何を犠牲にしてでも、生き残っててくれた事に感謝する。で、何が有ったんだ?」
「はい…」
道雪が話した内容は驚愕の一言だった。
現れたのは鬼だ。五本角なら勝ったけど、今回現れたのは十本くらいの角の生えた鬼だったらしい、
それ以外にも十体くらいの鬼が居たらしい…そして、久清達二十人くらいの精鋭達が殿として残った…そぉ云う事らしい…地上には武器は有れども、人っ子一人居なかった…こりゃぁどぉするべきか…とりあえず…
「なぁ、各国にこの事は伝えたのか!?」
「いえ、通信式具を持ってるの方が…」
「なるほど、こんな状態だと連絡も無理か…道雪、オレのを貸すから、とりあえず将軍と帝に連絡しろ、将軍にはカオサオに、帝にはゴヒョウにその後、ラナーに連絡してカワマヤに連絡させろ。」
と、指示を出したら、
「エミとガシはわっちが…」
「私はウショに連絡するよ!!」
と、立ち直った紅葉と椿が携帯電話を取り出し、早速連絡を始めた。
オレは泣き崩れている楓を優しくあやしてやる。嗚咽がなんか痛々しい。
「良いか、決して援軍とか考えさせるな!!今回はそれぞれ防衛に注力して貰ってくれ!!」
電話中のみんなに指示を出す。
オレの腕の中で嗚咽を漏らす楓を放っておく事は出来ないが、何故、今、此処が鬼に狙われた?帰って来る途中には何も違和感が無かった。違和感は九尾の村に入ってからだった…しかし…角が十本…何が起きてるのか…そこさえ解れば…
此処に居ない人はみんな…クソっ!!首謀者はぜってぇ殺す。あ、やべっ…殺気が漏れたか?
周りを見廻すと数人が震えてた…
楓もオレの殺気が漏れた瞬間泣き止んだ…
「ひぐっ…旦那様…怖い表情してるよ…」
と、今にもまた泣き出しそぉな感じだ。
「そんなに怖いか?そんなに怖いんなら良かったよ。その鬼達への怒りで爆発しそぉだからな…」
と、優しく楓の頭を撫でてやる。
そぉしてる内に全部の連絡は終わったみたいだ。
「殿、今回の事件、何か裏が有りそぉなのですが…」
「そんな事は解ってるよ…何が狙いか…裏に誰が…何が有るのか…ソコが疑問なんだよ…」
と、オレが言うと道雪は黙ってしまう。ルーシャ…は考え難いな。どっさり賠償金を取ってるから動けないハズだ…更に西の大陸か!?いや…考え難いだろ?他にも大陸が在って、ソコからの侵略!?それなら此処ぢゃ無く、海岸線から攻められるよな?
それなのにいきなり此処に現れた…死体も無くて…いや…アレだけの血溜まりだ…普通に死んでたって事ぢゃ無く…まさか…喰われた!?食事か!!アレはもしかしたらどっかの国の実験体!?何処だよ!?鬼に関しては全面禁止になったハズだろ!?それに、アイツ等にそんな事をするヤツは居ない…野生進化か何かか!?
何にしても一匹捕まえるか人に戻すかしないとな。
「動けるヤツ居るか!!」
オレの呼び掛けに答えたのは…
「殿、お供致しますぞ!!」
道雪が応える。
「私の幻なら通用したよ!!」
椿が応える。
「あのバケモノ相手ならわっちが怪我を治すやよ!!」
紅葉が応え…
「いや、紅葉はダメだろ!!紅葉に何かあったら連合がバラけるだろ!!」
と、言ったら、
「それを言ったら鑑連様も同様ですわよ。しかし、長様にはココに残って貰わねばなりません。私が同道致しましょぉ。長様程では有りませんが、私の光の法術も中々ですわよ?」
「ダメだよ、波津殿は連合の頭脳だ、ある意味神輿の俺なんかよりよっぽど重要人物なんだよ!!」
と、オレが怒鳴ると、
「仕方ありませんわね…たまには活躍しませんと、娘婿に舐められかねませんわ。姉上が残るのならば私も自由に動けますから。」
三重さんが参加して来た。
氷と風と闇か…闇ってどんななんだろ?
とまぁ、ソレは置いといて…回復役が要るな…
紅葉程ぢゃ無くても良いんだけど…と、おもってたら、
「私が参ります!!」
朔夜さんが立ち上がった。朔夜さんは光なのか…
あと数人は欲しいかな?って思ってたら、
「我々もお供させて下さい!!」
って、痴れ者君達が立ち上がっていた。
痴れ者君達も立派な若武者に成長してるよなぁ…あれ?オレ…痴れ者君達の名前知らないままだぞ?…今更訊けないし…よし!!このままやり過ごしてやろぉ!!
「ぢゃぁ頼むぞ。」
「はい!!」
あまり大人数になっても犠牲者が増えるだけだもんな…
「長様、銃を使おぉと思いますが、よろしいですか?」
オレは紅葉に聞いてみた。
「今回は許可するやよ。なんとかあのバケモノ達を討伐して欲しいやよ!!」
「畏まりました。」
と、オレ達九人は地下から出て、先ずは銃の保管場所に向かう。
銃三丁、マガジンを銃を持つ人が各十個ずつ持つ。
「コレが弾かれたらどぉしよっか?」
オレが弱気になっていたら、
「師匠がそんな事でどぉしますか。しゃんとして下さい。」
って、痴れ者君に諭されちゃった…
さて、とりあえず、この足跡を追ってみますか…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




