第四百十九話 口説いてた記憶
新章に入るけど、内容が決まってません。
出来上っちゃったなぁ…
その日、オレはラナーに行く途中で八木沢村に立ち寄った…
前に真剣に見た時は樹木コンクリートしか見えて無かったのに…
「ふわぁ〜あの味気ないホテルだったのが、こんな風情たっぷりの旅館になるとか…」
オレが出来上がって来た温泉旅館を見上げ、独り言ちてたら、
「あきつら!!どぉ?良いでしょ!?日本旅館イメージしてみた!!」
後ろからアイラさんの声がして、振り返ると、ドキっとする程眩しい笑顔が…
女の子って卑怯だよなぁ…こんな笑顔見せられたら誰でも…惚れてまうやろぉ〜!!気を付けなはれや!!
「……………」
無言で見惚れてしまった…今の彼女は作業着姿、ツナギだっけ?その袖の部分を腰に巻き付け、上着はティシャツ、手袋で、左手に何やら工具らしき物を持ち、ヘルメットを被って、汗だくで、顔も服も腕も薄汚れている…それでも…いや、だからこそなのか?彼女は輝いて見える…美の女神ってまさかこんな感じなのかな?とか考えていたら、
《あれ?ぼ〜っとしてどしたの?大丈夫?》
と、英語で声を掛けられた。
「えっ?あ…その…《あまりに綺麗だったから見惚れちゃった…》すまん…」
と、正直に答えたら、アイラさんは頬まで真っ赤に染めて、
《あ…アンタ何言ってんのよ!?あんな可愛らしい奥さんが三人も…他にもあんな美人さん二人と可愛い娘までお妾さんが居て、私まで口説くのか!?》
《いや…ま、口説けるなら口説くけど、立場もあるし…》
《なっ!?立場が無ければ口説いてたのか!?》
《あ、その可能性は…無いとは言えないか…立場が有っても無くても、奥さん達が居なかったら、何が何でも口説いてたな…それ程に今のアイラさんは魅力的だよ。》
アイラさんはプルプル震えながら、
《めっちゃ口説いてんぢゃねぇかぁ!!ばかぁ〜!!》
って大声を上げられた…
《ばかって…》
《村に帰ったら奥さん達に言い付けてやるぅ!!》
《えぇ〜!?ちょっ…それは…オレ…三人に殺されかねんぞ?》
《知るかばか!!死ね!!八つ裂きになれ!!》
って、散々な言われ様なんだけど…
《そこまで言わなくても良くないですか?素直な感想を伝えただけなのに…》
《せ…責任…》
《はえっ?》
《責任取らせてやるからなぁ!!》
って言って、アイラさんは旅館に走って行った…
なんか地雷踏んだのかも…あんな激怒させてしまうとは思わなかったよ…なんで怒ったんだろ?しかも、死ねとまで…八つ裂きにされろとまで…ま、帰ってから考えるか…
そして、オレはいつもの様にさやさんの旦那さんの作る麦粥を食べに食堂に行く。
「こんにちはぁ!!」
「はぁい…って総大名様ぢゃないか!!お昼ご飯かい?」
「はい。麦粥出来ますか?」
「あいよ!!」
と、さやさんは注文を伝えに行った。
そして、麦粥を持って出て来た。
「で、さっきは何を言い合いしてたんですか?」
麦粥をオレに出しながら聞いて来た。
「えっ?あ…いやまぁ…普通に出来上がりそぉな旅館を見てたら、アイラさんに声をかけられて、振り向いたら、金髪美女女神が居て、見惚れちゃったから、ホントの事を言ったら…なんか怒られて…死ねとか、八つ裂きにされろとか…」
「あらあら、真顔で綺麗だとか言ったの?」
「はい…口説いてるのか!?とか言われて…」
「そぉねぇ…普通に口説いてるわよね?コトぢゃ普通でもラナーぢゃ基本的に一夫一婦だからねぇ…」
「口説いてる事になるんですか!?」
「なるわよぉ〜?ソレに、顔は…まぁ言わないでおくけど、総大名様の、お立場と財産と強さや人間力と人間性は天性の人垂らしよね?」
「なんですかその藤吉郎みたいな評価は!?」
「とぉきちろぉ?誰なのソレ?」
あっ、つい出ちゃった…日本の成り上がり王の名前が…
「いや、ソレは忘れて下さい、オレの居た国の歴史上の偉人なだけですから…」
「まぁ、ソレは気になるにはなるけど、知っても意味の無い事よね…ま、とりあえず、私も旦那が居なかったら、総大名様に色仕掛けするくらいには魅力的って事よ?気を付けてね?」
「はい…」
と、昼ご飯をご馳走になり、ラナーに向かった。次に会った時にアイラさんの怒りが収まってます様に…
そのままラナーに行き、仕事と種付けを頑張り、引き返して来て、旅館行き、八瀬を見付け、アイラさんの事を聞いた。
「アイラさんなら、この前殿様と言い合いをした後、一旦村に帰ると言って出て行きましたが…」
うん、なんか知らんけど、かなりヤバく無いか!?
その話を聞いてオレは大慌てで九尾の村に帰った。そして村に帰ると…なんか空気が違う気がする…どぉなってる?
オレは村の中を歩く…いつもと何が違う?
そぉだ!!人が居ない!!
何が有ったんだ!?どこもかしこも無人だ…何がどぉなってるんだ?
「誰か!!誰でも良い!!居ないのか!?」
オレの声だけが木霊する…ソレでもめげずに声を張り上げて村の中を歩き回る。
そぉいや地下が有ったな…
オレは御社の方に歩いて行く…
なんだこりゃ…武器が散乱し、血痕があたり一面に…死体は…見当たらない…二十余りの武器…この血痕は恐らくこの武器の持ち主達…
オレは御社の地下に向かう。そこにはほとんどの村人が居た。紅葉も椿も楓もそこに居る。あ、アイラさんも三吉も…
「何が有ったんだ!?」
オレはみんなに姿を現し、訊ねた。
何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。
質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。
お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




