第四百十八話 前倒しの記憶
なんとか話の方向が決まった…のか!?
手伝って貰ったなぁ…
その日は朝から陣乃介に引っ張られ、会議室に連れ込まれた。
えと…なんで!?ココには各国のお偉いさんが勢揃いしている…まさか…オレの弾劾!?よっしゃぁ〜!!オレもみんなの味方をするぞ!!
「うむ、皆揃った様ぢゃの。始めるぞぃ、二人共席に着け。」
と、じじぃに勧められるままに席に着いた。
一応円卓では有るんだけど、主上も来たりするので一応の上座はある。主上の座る場所が最上座で一段高い位置に有る。その下に円卓だ。
オレは自然と空いた椅子…主上のすぐ下、この円卓の上座に当たる場所に座らされる。なんかプレッシャーなんですが?
「えと…コレは?」
オレが聞くと、じじぃが、
「ん?おぉ、そぉぢゃの…ヌシが前に言うておった車に関する事を話し合おぉと思ぉてな。」
「あれ?ソレって次回の議題の一つぢゃ無かったか?」
「せっかく集まったのぢゃ。今決めても問題無いぢゃろ?」
「まぁ…うん…そぉだな…ちょっと待っててくれ!!」
と、オレは会議室を飛び出し、とある人物を探す。多分この親連の部屋に…
からからから…戸を開けると…
「居たぁ〜!!椿!!いや、弥生!!ちょっと手伝ってくれ!!」
「ふにっ!?私?」
「あぁ、今、お前の知識が必要なんだ!!」
と、オレが血相を変えて椿…弥生を誘っているのが多少鼻に着いたのか、
「どぉしたかや、慌てて?わっちより椿が必要かや?」
「…あぁ…その…今回に限ってはね…」
「ふむ…わっちも行くやよ!!」
「私も行くぅ!!」
って、いやいや…
「みんなで来たら親連は…」
オレの言葉に、紅葉と楓がはっとした表情をする。
「今回の話は、早馬や車に関する法案を出す場で…弥生はバイク…早馬の免許を持ってたらしく、その知識が必要になってね…」
「そぉかや…そぉ云う事なら仕方無いやよ…」
と、紅葉と楓が留守番をしてくれる事になった。
そして、弥生を伴い、会議室に戻り、
「や、お待たせして申し訳無い、ちゃんとした事を知ってる人を連れて来た。」
と、最高位の巫女服の弥生を前面に押し出す。
「ちゃんとした事?」
陣乃介が訝しんで目を光らせた。
ま、仕方無いよな。今まで、会議とか出てないし、オレの奥さんってだけの認識の者も居るだろぉからね…しかも、教皇とは云え、お飾りだもんな。
「あぁ、オレ達の居た国では車や早馬を一般の人達が乗り回してたからな…そんな中で、彼女…椿も早馬を乗ってたんだ。」
と説明したら、
「ぢゃぁ総代はどぉだったんだ?」
と陣乃介に聞かれたから正直に応える。
「オレは当時、乗って良い年齢に届いて無かったからの専用の勉強をして無かったんだよ。」
「へぇ…年齢制限かぁ…」
「あぁ、下手をすると命に関わるからな。」
「なるほどな…」
「ま、いずれ連合内の一般人も乗る事になるからな。」
と、そんな未来の事を前置きとして話し、この会議は始まった。
車や早馬は左右どちらを走るべきか、から始まる。
「右を走るか左を走るかでそんなに変わるモノなのですか?」
と、忠相が聞いて来た。
「はい、左右が変われば何もかもが反対になりますから。私のオススメは左側通行ですね。」
と、弥生が答える。
何もかもが逆になる…コレは結構混乱するよね…
「そぉですか…でしたら私は左側を推奨しましょぉ…」
と、弥生に従った。
ま、こぉなれば大勢は傾き、左側通行に決まり、歩行者保護運転をする様にと前置きして、
「速度がかなり速くなってますよね?ある程度の速度で走るのは良いのですが、速度の出し過ぎは危険極まりないです。特に、雨の日は滑り易いですから充分に気を付ける事になりますから…あまりに速いと事故の元です。ソレを取り締まるのも大事ですよ。」
と、説明されて、
「ふむ、となると…全てに於いて安全第一と云う事なのですかな?」
と、じじぃが聞いて来た。
「はい、そぉなりますね。便利なモノは使い方次第では凶器になります。木こりさんの斧でも人殺しの道具になり得る、料理人の包丁でも人は死ぬ…そぉ云う事です。」
と、ココまで来ればあとは…
「あとは標識ですね。車や早馬の進める方向を決めたり、優先順位をどぉするか、等ですね。まず、人…歩行者が第一で、次に直進、左側通行なので左折、最後に右折ですね。ココを履き違うと、事故に繋がります。優先道とかも決めておかないと渋滞の原因となりますから、皆さんもしっかり考えて下さいね。あとは…駐車場です。これもしっかり整備しませんと、道路に車が溢れる事に繋がります。そこはやはりしっかりと見極める必要があります。」
「そんなに車ばかりになるんですか?」
「なるでしょぉね…一人一台が普通になって来ますから。」
弥生の一人一台発言はかなり衝撃的だったらしく、みんな黙り込んでしまった。
ま、そぉだよね…今は特権階級が巨大な法力石を燃料に乗ってるくらいなんだから、コレが国民全員が今より速い車に乗り出すってぇんだから、その衝撃は計り知れない…
「それと、やはり信号は必要かと思います。コレの製作は松岡鑑連様に一任致しますわ。よろしいですわね?」
いきなり話を振られてびっくりしたけど、
「あぁ、任せてくれ。」
と返事をした。
ま、まだまだ決めないといけない事は沢山有るけど、取り敢えずは概要だけでも解って貰えたかな?
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




