第四百十六話 来訪者達の記憶
鑑連は甘えられるのかな?
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甘えるのも甘えられるのも良いよなぁ…
オレが謁見殿でのんびりしてから数日、まだ甘えられて無いんだけど…ま、甘えるのが目的ぢゃ無いからね。
兼光も含めて、だらけた日々を送っていた、そんなある日、謁見殿に各国のお偉いさんが押しかけて来た。訪ねて来たなら良いけど、ホント、押し掛けて来た。
「主上!!主上陛下はおいでかぁ!!」
と、道場破りも斯く有りなんって大声を出して来たのは…
「よぉ、正雪どぉした?」
ゴヒョウの将軍梓正雪と由比右近だ。
「どぉしたではありませんぞ!!コト連合の待望のお世継ぎが出来たのでしょぉ?」
「いや、まだ孕んだかも知れないって程度だぞ?」
「出来ているでは有りませぬか!!目出度き事ですよ!?」
「確かに目出度いんだが…」
「何を言いますか!!御懐妊の祝いをしませぬと!!」
と、二人は強引に上がり込んで来て、ズカズカと執務室の前まで行き、
「ゴヒョウ将軍梓正雪です。」
「同じく、ゴヒョウ筆頭老中保科右近です。」
「御懐妊の報を知りまかり越しました。御目通りを願います。」
なんて仰々しく声を掛ける。
「入ると良いやよ。」
と、紅葉の声がする。
「失礼致します。」
と、オレと正雪と右近が中に入った。
紅葉はいつの間にか、顔に薄い布を着けていた。
「主上陛下におかれましては待望の御懐妊おめでとぉ御座います。些少ながら、祝いの品を持参しております。御笑納下されば幸いです。」
と、右近が目録を差し出す。
「気遣い感謝するやよ。」
と、結構素っ気ないな…
「遠い所をわざわざ来たんぢゃ、ゆるりとして行くと良いやよ。」
と、正雪達を気遣うのも忘れない。
「では、私がもてなしておきます。」
と、オレは紅葉に頭を下げる。
「頼んだやよ。」
と、紅葉にも頼まれた。
ちょっとした広間に案内し、
「葵さん、二人にお茶とお茶菓子をお願いします。」
と、お願いし、オレも席に着こぉとしたら、
「失礼致す。」
と、玄関の方で声がした。誰だ?今日は親家も居ないし、仕方無い…またオレが出るか…
「ちょっと行って来る。ゆっくりしててくれ。」
と言い置き、玄関に向かう。殿中って事で、オレの腰には雷斬は今は無い。ちょっと寂しいかな?
「はいはいはい…誰ですかぁ?」
と、玄関に行くと…子安遥仁と静さんがそこに居た…
「ん?小僧か?ヌシがココに居ると云う事は、主上陛下もお居でぢゃな?」
「あぁ、まぁ居るけど…」
「執務室か?」
「あぁ…」
「よし!!邪魔するぞ。」
と、ズカズカと上がり込みやがる…仕方無い…
「主上陛下、子安遥仁殿が参られました。」
と、オレが戸の外から声を掛けると、
「入って良いやよ。」
と、紅葉の声がした。その声に従って三人で中に入る。
「主上陛下にはご機嫌麗し…くはあまり無い様ですの?少々忙しそぉぢゃな。ま、あまり長居はせずに用件だけ…」
「解ってるなら早く言うやよ。」
「うむ、此度は御懐妊おめでとぉ御座います。些少ながら祝いの品を献上したく思いましてな。」
「そぉかや?気を使わせてすまんやよ。」
「勿体無きお言葉、御身を大切にして下され。」
「そぉ思うなら仕事を代わってくれても良いんやよ?」
「はっはっは、滅相も無い。ワシ如きが主上陛下の代わり等出来様ハズも有りますまい。ワシ等はコレにて失礼致しますぞ。」
「そぉかや?ヌシなら出来ると思うやよ。しかし、そぉやって一歩引くのはなかなか難しい事やよね?」
「はっはっは、事実を言うたまでですぞ。」
「…そぉ云う事にしとくやよ。ま、今日はゆるりとして行くと良いやよ。」
「はい、それではお言葉に甘えますかの。」
と、じじぃと静さんを正雪達の居る部屋に連れて行く。
その後、勘兵衛と忠相と紗南さん、陣乃介と恵さん、久清とタテノが同じ様なやり取りをし、夕方過ぎに、将軍と道雪、帝と親家がやって来て、オレを含めての会合が始まった。
なんでオレまで…つか、道雪と親家に他の国主達の相手を押し付けてやったぜ!!
椿も帰って来たんだけど、椿は、兼光と一緒に親連の相手をして貰っている。
「あの…なんでオレまで参加してるんでしょぉか?」
オレが質問すると、
「それを言うなら私の方がなんでココに居るのか不思議だよ…」
と、楓か言う。
「楓はわっちの代理もするから仕方無いやよ。」
紅葉の一刀両断に撃沈する。諦めなさい…
「改めまして、主上陛下には御懐妊の御喜びを申し上げます。」
帝が口火を切ると。
「まこと、お世継ぎの誕生が待ち遠しいですな!!」
と、将軍も負けていない。
「それで?話とは何かや?」
と、紅葉が話を進める様に促した。
「はい、先だっての私を毒殺しよぉとした者です…本来なら死罪なのですが、罪を軽くして死罪から終身刑に致しました事、ご報告申し上げます。」
「要件はそれぢゃったのかや?」
紅葉の質問に答えたのは帝だった。
「はい、一番は…」
と、帝はオレをチラッと見て、
「今後、鑑連殿に子が出来ましたら、次期帝、次期将軍としたく思いまして、その許可が欲しいのです。」
「ほぉ?確か、ヌシの兄はわっちを害そぉとして失脚…子が居らなんだからヌシが後を継いだワケぢゃが…良いのか?コトの伝統を覆す事になるやよ?」
紅葉の問いに、帝は、
「はて?コトの帝は坂上田村麻呂の直系とあるだけですよ?そこに行けば、鑑連殿と椿殿もそれに当たると聞き及びましたが?更に言えば坂上田村麻呂と九尾の狐様の第一子が先祖だったとか…となれば今すぐにでも位を返上したき所ですな。」
「私も同意見です。今すぐにでも将軍の地位を鑑連殿にお渡ししたいですぞ?」
と、将軍が乗っかって来た。二人共勘弁してくれ…
「それは容認出来ぬやよ。旦那様はこのままが一番…いや、役職を全て投げ出したい衝動に駆られているやよ。連合の総代も、ラナーの総大名すらも放り出したいみたいやよ…」
んな!?なんで知ってるんだ!?
「…ぢゃが、わっちの旦那様が無役と云うのも体面が悪いから今の地位には居て貰う必要が有るから仕方無くやよ。解るかや?」
少し殺気を混ぜた言葉に、将軍も帝も息を飲む…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




