第四百十五話 甘えたい記憶
妊娠ラッシュになるのか!?
妊娠報告したなぁ…
その日の朝食後、
「あ、そぉ云えば…紅葉が妊娠したんだ。一応教えとかないとって…遅いよな」
「なんぢゃと!?お姉様が孕んだか!?鑑連様にとっても第一子ぢゃな!!コトと連合にとっても待望のお世継ぎぢゃ無いか!!」
「ん?まぁ…そぉなるか…」
兼光は少し考えて、
「兼続!!わしはちとコトに行くぞ!!」
「畏まりました。何か手土産を、用意致します。」
「うむ!!早急に頼むぞ!!わしは鑑連様と行くが、帰りは迎えが必要ぢゃから誰か寄越してくれ!!」
「はい。」
と、帰り道は兼光と一緒になった。
そぉだな…関係者全員に知らせとくか…
オレはラナー、カワマヤ、ゴヒョウ、ガシ、カオサオ、ウショに連絡した。携帯電話使ってて良かったよ。
ま、みんなにはもっと早く教えとけと思い切り叱られた…ま、そぉなるか…連合の一大事だもんな…
そぉして、兼光の準備が出来て、土産物も積み込み、
「では兼続、後は頼んだぞ。」
「はっ、お任せ下さい。」
と、兼光は助手席に乗り込んだ。
「では、国王を連れて行くな。」
「はい、道中お気を付けて下さい。精神年齢は見た目通りな方ですので…」
「あぁ、奥さん達で慣れてるから大丈夫だよ。」
と、オレも乗り込み、コトに向けて出発する。丸三日間、兼光と一緒に居るんだから、やっぱりする事はしながら九尾の村に着いた。
オレと兼光は腹黒女官さんに会いに行くけど、
「鑑連様、お帰りなさいませ。波津様も道雪様もコトに向かわれましたよ。」
と、物腰の柔らかい女官さんに言われる。まぢっすか!?
「そぉなの!?椿は!?」
「椿様もゴヒョウでの仕事が終わりましたら謁見殿に行く事になってましたので、向かわれているかと…」
「解った!!ありがとぉ。」
と、オレ達も謁見殿に向けて出発した。
謁見殿に入る時、流石に止められる事は無くなった。そして、紅葉と腹黒女官さんを執務室で見付けた。
うん、当然だけど楓も一緒に仕事をしている。
「ただいま。」
「あ!!旦那様!!お帰りなさい!!兼光お姉さんもいらっしゃい!!」
と、最初に元気に迎えてくれたのは楓だった。
「旦那様、お帰りやよ。お仕事お疲れ様やよ。兼光はどぉしたのかや?」
と、仕事に集中しながら紅葉が迎えてくれて、兼光にも話を振る。
「お姉様が御懐妊ぢゃと聞いたでな。お祝いの品を持参して参ったのぢゃ。」
「なんかや?そんなに気を使う必要は無いんやよ。」
とか言いながら、微笑みを浮かべ、お腹をさすっている。まったく、素直ぢゃ無いなぁ。
「あらあら、仲良く一緒に参られたのですね?奥様が身重の時を見計らって…」
ぴしぃっ!!って、幸せ空間が壊れた感じがしたんですけど!?
「波津ちゃん、人の幸せに水を注すのはどぉかと思うやよ?」
「あら?コレは失礼致しました。」
って、紅葉の言葉にも顔色一つ変えずにこの人は…
「そぉですよ。ちゃんと言われた仕事はして来ましたから…ココは穏便に願いたい所ですよ。」
と、オレが言うと、
「そぉですわね。子供のお使い程度の仕事では有りますが、しっかりとこなして来て下さいましたものね。」
って、トゲしかないセリフをいけしゃぁしゃぁと…
オレは居た堪れなくなり、
「えと…オレは邪魔しない様に向こうに行ってるから…」
と、執務室をあとにして、親連に会いに行く。
「あら、鑑連様、お戻りになられたんですね?」
と、葵さんに出迎えられた。
「はい、つい今しがた、そぉ云えば、道雪が見当たらないんですけど…」
「道雪様はお城に行かれましたよ。なんでも仕事が有るとかで…」
「そぉですか…だったらオレは…親連と遊びましょぉか…」
「あら、親連の相手をして下さるんですか?ソレは助かります。」
「どぉしました?」
「私も他に仕事が有りまして…」
「そぉですか、オレが見てますからどぉぞ。」
「はい、お言葉に甘えまして。」
と、いつの間にか親連と二人きりになった。しかし、この子がオレの娘の旦那かぁ…良いのかな?オレの娘がこの子にあんな事やこんな事をされるんだよな…なんかやだなぁ…いかんいかん!!今からそんな気の早い事を考えてちゃダメだろ!!冷静になれ…
と、それからしばらく親連をあやしていたら、
「旦那様!!帰って来たんだね!!」
と、椿が部屋に入って来た。
「あぁ、ちょっと前にな。それより、見てみ!!もぉ掴まり立ちしてんだぞ!!」
そぉ、既に歩く態勢になっている。こりゃぁ、転んで泣いたりするのも時間の問題だな。
「そぉだね。ワタシも昨日見てビックリしたんだよ!!この前はハイハイしてたのにねぇ…」
うん、大人達が言ってた事が解るなぁ…他所の子は成長が早い…これホントなんだなぁ…
「あ〜あ〜あ〜…」
ハイハイ、掴まり立ち、と来て、よちよち歩き…はやっぱまだか…にしても、高い高いとか居ない居ないバァ〜も喜ぶんだなぁ…うん、オレも奥さん達にされたいなぁ…
うん、たまには子供っぽく奥さん達に甘えてみるのも良いかもな…あ、みんな忙しいからそりゃ無理が有るか…
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




