第四十話 試合の記憶
なんかブレブレになって来た…
時間制限ありのイベント…コレなんてえろげ?
「良いかや!!村に帰るまでにあの娘を口説くやよ!!」
なんて言われてもなぁ…オレとしてはそばには居て欲しいが…そんな強制はしたく無いし…弥生の情報チラ見せで誘うのもなぁ…
何より幕が無かった場合のショックのがデカいかも…
わかってる…ソレが意気地無しの言い訳だと…でもなぁ…
中庭で一人型を稽古してたら、なんでここに弥生が!?
じっとオレを見てる…
「やぁ、じっと見られると緊張してしまうんだが?」
弥生に向き直らず言う。
「何で解ったんですか?」
「そんなの気配で解るよ。」
「なんで一人で?」
「この時間はオレが一人で稽古するから人払いをしててね…いくら九尾の狐様の一族の武術指南とかしてても教えたく無い業も有るんだよ。」
「そぉなんですか…凛さんと葵さんに聞きました。前後不覚で暴れてた私を止めたのが貴方だと。実際、二人が人質に取られなければあんな連中に不覚を取る事は無かった。そんな私を貴方は危なげも無く取り押さえた…何か有ると思いまして…」
「コレだけ毎日鍛えてれば、そりゃぁねぇ…」
「はぐらかさないで!!初見で見切れる様な技では無かったと自負しています!!何故身に付いているか解りませんが、ソレでも解るんです!!」
「ソレを知って、キミはどぉするんだい?」
「えっ!?」
「何故オレに見切れたか、何故オレに負けたのか、ソレが知りたいんだろ?」
「はい…」
「そんなの簡単だ、キミとオレの経験の差だよ。」
「経験?」
「キミはどれ程命の遣り取りをした?一度でもしたかい?」
「いえ…ソレは多分無いかと…」
「その差がキミとオレの圧倒的な差なんだよ…」
ホントはそれだけぢゃ無いんだが…
「多分失った記憶の中にもその経験は無いと思います。」
「まぁ、そぉだろぉね…日本に居てそんな経験積む事自体犯罪だからね…」
「ソレでも!!納得出来ない自分が居ます!!」
「ソレで、どぉしたい?」
オレは振り向き殺気を放つ。
一瞬彼女は震えた、驚愕か武者震いか…
「一手御教授願います。」
後者だつたかな?まだ震えてる…大丈夫か?
「解った、一手だけだよ?オレも稽古をしときたい…ってかその服のままするのかい?」
彼女の服装はほぼ寝間着だ。何か…こぉ…エロい!!
「構いません!!」
「見えちゃイケないトコとか見えるけど?」
「ソレで貴方の気が逸れるなら願ったり叶ったりです!!」
この辺、女の子って覚悟を決めたら男より強いよなぁ…
そのまま突っ込んで来た!!無策なハズは無いだろぉが…オレの右手を左手で取るが…オレは右手を彼女の左内肘に軽く叩き付け左手を前に出す。それだけて彼女は後ろに転ぶ…初歩的な技[腕絡み]、初歩だから使える場面も多い。
彼女はそのまま後にでんぐり返しで勢いを殺し起き上がる。見えてはイケないトコがバッチリ見えた。オレ好みの無毛だった…イヤイヤ、ソレは良い…色んな意味で。
今はこの試合に集中だ!!
「普通なら今ので一本なんだが…どぉする!?」
「まだまだぁ!!」
叫んで突っ込む…オレの右膝に前蹴り[支柱砕き]を仕掛けて来たが、[支柱]で受ける。
彼女の体重からは予想出来ない威力だが、流石にオレには通じなかった。
そのままオレを支えに右膝を顔面に叩き込んでくる。[残雷]か!?
右足を支点に右へ回る。
彼女は平衡を失い前のめりになるがコレも回転し難を逃れる。
何とも防戦一方だが、ソレで良い。
彼女を傷付けたく無いからだ。
またも突っ込んで来るが今度は目突きだ。
ソレを躱し肩と腰を取り柔道の巴投げの様に倒れ込む、させまいと足を絡めて来たが、ソレは狙い通り!!
倒れ込んだ勢いがオレの折り畳んだ膝を通じて彼女の腹に刺さる。[剣山]と云う技だ。
「かはっ!!」
彼女は息を吐く。体を上下逆転させ馬乗りになる。
「まだやる?」
オレが聞くと…
「うあぁ〜ん!!」
ちょっ泣くとか反則ぢゃね?
仕方なしに宥める。
彼女を抱き起こし、泣き止むまで抱き締めた。
暫くして漸く泣き止む。泣く時子供みたいな泣き方するのな…
「落ち着いた?」
「はい、みっともない所をお見せして済みません。」
「それは…貴重なモノが見れたから良いよ。」
「貴重なモノ?」
「女の子の泣き顔。」
言って、オレは笑った。弥生は頬を膨らませプンスカしている。
やはり可愛い。
「多分、私は同年代の人に余り負けた事が無いと思います。」
「その業前ならそぉだろぉね…」
「先程の膝蹴りも普通は防御すると思いました。ソレを貴方は躱して追撃の頭部への攻撃をさせてくれませんでした。あの技を知っていたとしか思えません。」
「ふむ、[残雷]は多分忍びか古流にしか無いからかい?」
「[残雷]…アレはそぉ呼ぶのですか?身体が動くに任せてましたが…」
「オレの流派ではね。」
「何だか、貴方と居れば記憶が取り戻せそぉな気がします。どぉかお側に置いては貰えませんか?」
「さて、オレの一存では何とも…主上陛下に相談してみては?」
「そぉですか…恐れ多いですが、そぉしてみます。」
言って立ち上がろぉとしてふらつく、オレは弥生を抱き寄せ、
「まださっきの技のダメージが抜けてないんだろ、暫くはじっとしてなさい。」
「はい…」
そぉ返事をしてオレにおっぱいを押し付けしなだれかかる。あの頃より大きくなってる!?役得だが…鎮まれオレのあきつら!!
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




