第三百九十七話 暗殺未遂の真実の記憶
あれぇ?なんか変な方向に話が行ってるぞぉ?
悪者扱いされなくて良かったぁ…
「あの香にそんな効果が有ったのか…」
「はい…香の効果が出るまでには半刻程…効果が切れるのはかなり早いですから、手術をする時は二人の医師で交代しながら手術をする事にしてますな。」
へぇ…面白いな確かに光の法術でも開腹手術が必要なモノは流石に手出しのしよぉが無いからな…あれ?となると…
「なぁ、光の法術を使える人が増えれば、その人達に医師としての勉強をして貰えばかなり良いんぢゃないか!?」
オレの言葉に紅葉は、
「そぉやよね…光の法術の治療に加えて開腹手術が加われば…」
と、今後の医療に考えを向け出した。自分で言っといてなんだけど、今はその時ぢゃ無いよ。
「まぁ、ソレは良いとして…その権なんたらってヤツ等はドコに居るのか解るか?」
「郊外に幾つか拠点が有りますから…そちらでは無いかとは思いますが…」
と、その話に将軍と長秀殿が、
「「地図が要るな。」」
と、声を揃えた。
「あぁ〜ソレには及びません。コレに。」
って男が詳細な地図を出した。
「赤い印の付いてる所がオレの知る限りのヤツ等の根城だ。」
と、コレは…なんと云うか…
「ハナからコレを持ち込んで将軍に相談しとけよ!!」
思わずツッコミを入れてしまう。
「…だよなぁ…わだわざ将軍様を危険に晒さなくても良かったよなぁ…」
と、あっさりと認めてしまった。
頭良いのに抜けてやがるなぁ…
将軍と長秀殿は相談しだした。ココからはコトの問題か…オレが口出しするのも行動を起こすのも間違いだな…
「あ〜…話してるトコ悪いんだけど…コイツの処分はどぉするの?」
話し合いに夢中になってた二人はオレを見遣り…
「そぉだな…解決までは牢に入っててもらう事になるか…」
と、長秀殿が言い、
「首尾良く運んだ暁には罪一等を減じるからしっかり協力しろよ?」
と、将軍が続けると、
「はい!!誠心誠意!!」
と、約束し、城の座敷牢に入る事になった。
ソレからオレ達は城を出て謁見殿に戻る事にした。
帰りの道中、武家屋敷が立ち並ぶ区画の一軒に、どぉ見ても武家の者では無いヤツが出入りしているのが見えた。
ま、何処にでもそんな繋がりはあるモノだよな…ソレに隠密だったりとか…
うん、オレの口出しするの問題ぢゃ無いし、下手に動いて勘違いでしたぢゃ目も当てられんよな…
「アレは…流石に場違いやよね…」
「うん、どぉ見てもチンピラだよ…」
「怪し過ぎて逆に怪しまれないのかなぁ?」
紅葉と椿と楓もあの怪しいって言葉が服を着ている様な男を見付けたか…
「確かに怪しいけど、下手な事は出来ないよ?」
「何故かや?」
「密偵とか隠密で、下町とかを調べてるヤツかも知れないでだろ?」
「へぇ…旦那様は色々考えてるんだね。」
「ま、考え過ぎかも知れんからなんとも言えないけどな。」
「うんうん、何も考えてないよりは良いやよ。さ、もぉ帰って仕事しないと怖い事になるやよ。」
と、紅葉に言われてみんなハッとする。
「ヤバいヤバいヤバい!!旦那様急いで!!」
と、椿が急かすけど、
「急いで帰っても仕事は明日からになるよ。」
と、言って落ち着かせる。もぉ夕方だもんね。オレ達はそのまま大禍時の街道を九尾の村に向けて走った。
少し走ると、小さな御堂みたいなモノが有る。昔はアソコで泊まったり、休憩したりしていたらしい。
そして今もその御堂に十人くらいの人が…今日は泊まるのかな?
…っておかしく無いか!?
「なぁ、今ってこの街道ってどんなヤツが使う?」
オレの素朴な疑問に、紅葉は、
「わっち達や波津ちゃん達…綾乃ちゃんの実家とかが仕入れで使ったり…ソレがどおかしたかや?」
「荷車も無く、この街道に居るのって怪しくね?」
「なんぢゃと!?ホントかや!?」
「うん…十人くらい居た。」
「うっわぁ…怪しいねぇ。」
と、椿が呟く…
「旦那様!!様子を見て来て欲しいやよ。」
「だな、村に何か悪さしよぉと考えてるかも知れないもんな…」
と、オレは車を止めて、ゆっくり御堂に近付く。御堂の裏から物音を立てずに話し声を聞きに行く。
ばぁちゃんが忍者の家の出だったから多少は習ってたんだよね。
「…しかし…あの将軍は悪運強いなぁ…」
「もっとこぉなんかもぉ一歩なんか有れば良かったのかもなぁ…」
「あの将軍があの雷神と仲が良いからって狙ったのになぁ…」
「あの雷神の悔しがる姿見たかったなぁ…」
「ラナーで暴れてた連中は討たれたって話だしなぁ…あの小僧に何か弱みとかねぇのかよ!!」
「有ったらそこを突いてるっての!!」
と、会話が聞こえて来る。
なるほど…オレへの嫌がらせの一環として将軍が狙われたって事か…
「あの奉行が雷神をオレ達の身代わりとして捕らえたっての言った時は喜んだんだがなぁ…」
身代わり?間違って…ぢゃ無く身代わり?
「あぁ、シコタマ笞を打ったって言ってたのは良かったんだがなぁ…幕府のお偉いさんが助けたんだろ?」
「次はソイツを狙うか?」
「だなぁ…確か…津村鑑鎮だっけ?主上との繋ぎ役とか言ってたよな?」
「また奉行に情報を貰わなきゃな…」
「また女と金が要るのか…」
「そぉ云やぁ雷神を、オレ達と間違ったマヌケな呉服屋が有ったな!?アソコ狙ってやるか?」
「そりゃ良いな!!雷神の仕返しに見せかけりゃ良いだろ!!」
あの店を襲うのか?別に構わないけど…
「ま、三日もココに居りゃほとぼりも冷めるだろ。」
「ゆっくりするか…」
三日はココに居るつもりなのか…
コレは面白い事になるな…
オレは足音を殺して車に戻る。
「どぉだったかや?」
「あぁ…将軍の暗殺未遂の黒幕達だったみたいだ。三日はココに居るつもりみたいだけど、今すぐココに来る様に将軍に連絡してしよぉかと思うんだけど…」
「何かや?自分でなんとかせんのかや?」
「オレが手柄を上げちゃ幕府の面目丸潰れだろ?しかもあの、オレに笞を打った奉行はヤツ等と繋がってるっぽいしね…」
「なんかやソレは!!奉行所ともあろぉ者がそんなんで良いのかや!?」
「ダメだろぉな…たからその辺もちゃんと将軍に教えてやらなきゃね。」
と、オレは将軍に電話をして、今の状況を伝える。
『んな!?奉行職に有る者が…そんな…』
「ま、かなりの賂を貰ってるみたいだし、女も当てがわれてるらしいからヤツの家も調べたほうが良いかも…ソレと、御堂には少数精鋭で向かうのが良いよ。道雪の同業をお薦めする。」
『あぁ、そぉさせて貰う。情報感謝する。』
と、電話が切れた。
「あとは将軍に任せて、オレ達は帰ろっか?」
「ソレが良いやよ。波津ちゃんの怒りを少しでも柔らげるやよ!!」
と、オレ達は村に帰った。結末は、また今度聞けば良いかな?
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




