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第三十四話 懐かしい顔の記憶

女性達の救出!!役得もある!?

いゃぁ…またこの顔を見れるとか…



憂さ晴らしも終わり、階段を降りる。

女性がいっぱい居た煙いあの部屋に入いる…


「殿、此処より先 では余り息はしない様に。」

「やっぱり阿片か?」

「御明察の通りに御座います。」


阿片でした。古くからある麻薬…

この女性達も解放したい。


「後で部下を突入させるか…他に女性が捕らえられてるとかあるか?」

「地下牢にも数人、外国では女性の少ない地域もあるとか…」

「薬漬けにして人身売買か…」

「如何にも。」

「自分も女なのに…よく出来るな…女だからこそ出来るのか?」

「恐らくは…」

「その堅い喋り方どぉにかならないか?」

「殿の御前に在れば当然かと?」

「二人だけの時くらいは…」

「罷りなりませぬ。」

「解ったよ、で、お前のホントの役割は?」

「お気付きでしたが、私は将軍旗下の隠密に御座います。」

「ソレが何でオレに着いた?」

「主上陛下の護衛役なれば、より国の為に働けるからに御座います。」

「国ってのはそんな大したモノなのか?」

「私の父は捕り物の失敗でかなりの深傷ふかでを負った時、貧しい農家に助けられ一命を取り留めたそうです。そんな貧しくも優しき民に尽くすと決め隠密になったそうです。その意思を継いで民の助けになりたく、この仕事に就き申した。」

「見上げたモンだな、オレには真似出来ねぇよ。」

「しからば殿は何故に?」

「ん?成り行きと、惚れた女からの頼み…かな?」

「くははははっ!!成り行きに女の為で御座いますか!!ソレで死地に赴きますか!?イヤ…この程度、殿には散歩みたいなモノですか。」

「そぉでも無いさ…お前とやる前にちょいと怪我したしな…他勢に無勢では個の力なんてたかが知れてる。」

「そうですか…手傷を負われた状態で私と斬り結んだと?」

「まぁそぉだな。」

「その若さでそこまで極められておるとは…」

「さ、喋って無いで早く仕事を終わらそぉゼ!!」

「御意」


ソレからラリってる女性達を後目しりめに来た道を戻る。


外に出たら久清が駆け寄って来た。


「師匠、守備は?」


オレは、道雪を見遣り、


「協力者のお陰で何とかな…上階に十人程の女性が、阿片漬けにされていた、救出を鑑鎮の部隊に頼め。」

「はっ!!」


オレの指示に従い久清は直ぐに動く。

久清の隣で控えてた男に美女親分を渡し、オレと道雪は地下牢に行く。


地下牢には三人の女性が居た。

その内の一人に釘付けになる。

コッチでは見ないブレザーにミニスカート…どっかの高校の制服の様だ。

パンチラしてるが本人は意識が無い様子、その姿形、見覚えが…

今はソレより救出が先だ!!

千鳥で牢を破り、動ける二人を道雪に案内させる。

もぉ一人の顔を見遣りオレは慄いた…

忘れるハズも無い。鬱陶しくも好きだった女の子。いつもそばに居て、オレを何より大事にしてくれてた幼馴染。弥生だった!!

他人の空似の可能性もあるし、オレが会いたいと願って止まなかったから、そぉ見えるのか…それは不明だが。


その小さな身体を抱き、お姫様抱っこで外に運ぶ。

外に出ると、先程捕らえられてた少女二人が駆け寄り、


「その娘は、椿さんは大丈夫ですか!?」


椿だと!?弥生ぢゃ無い!?でもこの感触に匂い…間違いなく弥生何だが…

どぉ云う事だ!?


「あぁ…衰弱はしてるが恐らくは大丈夫だよ、友達かな?」

「はい、私達と一緒に牢に入れられてて、彼女は自分の名前も憶えて無くて、ソレで彼女に似合うと思って椿って呼んでたんです。」


ソレでか…目醒めたら話すか?イヤ、弥生としての記憶が無いならオレに縛るのはオレのエゴぢゃ無いのか?でも…折角会えたんだし…

解らん…


「そぉか、彼女の容態は主上陛下のお付きの女官さん達に任せるから安心してくれ。

キミ達も来ると良い。」


優しく微笑む。


「しゅ…主上陛下ぁ!?」

「貴方様は一体…」


あ、貴方様は一体…とか黄門様でしか聞いた事無いぞ!!


「此方は主上陛下の護衛をなされている松岡鑑連様です。」


道雪が説明をすると…


「「は、ははぁ!!」」


いきなり二人に土下座された…なんでだ?


「そんな所に座らずお立ちなさい。」


オレは努めて優しい口調で諭した。


「しかし、そんな…恐れ多いです!!」


等と言う…困ったなぁ…


「キミ達は被害者で、体力も落ちてるだろ?そんなキミ達にムリをさせたら、オレが主上陛下に叱られるから止めてくれないと、オレが叱られるから。」


ニッコリと微笑み優しく諭す。

そこまで言われれば、彼女達も立ち上がる。

何やら道雪が吹き込むと何故か笑顔になる。解せぬ。


暫し待つと鑑鎮の部下が、


「鑑連様、もう暫しお待ち頂けますでしょうか?今車を準備しております!!」

「えっ?あぁ、気を遣ってくれてありがとう。ついでに彼女達が座れる椅子とかあると助かるんだが…」

「はっ!!直ちに!!」


言って走り去り直ぐに他の人を連れて戻って来た。

お願いした椅子を持って来てくれた。

二人に椅子を勧める。

今度は素直に座ってくれた。

阿片漬けだった女性達も外に出されており、車で無ければ運び難い状況だ。


助け出した少女達と世間話をしている間に車が到着し、被害者から先に乗車し、オレの指示通り、謁見殿に向かった。

その間ずっと弥生はオレの腕の中だった。

久々の再会だが、彼女に記憶が無いのが恨めしい…

二人目のヒロイン…最初から出てましたね…



何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。

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