第三十二話 出入りの記憶
今回は古武術らしいかも…
若気のいたりって事で…
さてオレは単身悪党の溜まり場に乗り込んだ。
まぁ、必要悪ってのは解るけど…紅葉に悲しい表情をさせたんだから、ソレは既に必要の無い悪だ。ソレ即ち滅ぶべき悪だ!!
って事でオレの憂さ晴らしに付き合って貰おうか。
戸を開けて中に入ると数人のチンピラが門番よろしくたむろしていた。
「おい小僧!!何か用か?」
オレの歩みを止めるためか話しかけるアホ。
オレは、いきなり金的をお見舞いした。
漢なら解る苦しみ。だから解る!!コイツは戦線離脱第一号!!
頭から突っ伏したかソイツの頭を力いっぱい踏み付けた。
その光景に周りが殺気立つ。
みな、刀を抜いた。
「小僧!!死にてぇのか!?」
またアホが居た。
明らかに相手の素性を知って敵対し、本部に乗り込んで来たヤツに脅しとか効か無い。
考えなくても解るのに…顔と顔が近過ぎる。
人中を狙い頭突きを喰らわし膀胱に親指の、抜き手を突っ込む。
意外と悶絶モンなんだよねぇ…
そのまま顎に、歯膝蹴りを入れる。
コレで二人…
刀を持ったヤツが横薙ぎに振って来たのを後ろに下り躱しそのまま右膝を曲がらない方向に曲げる様に蹴り抜き、下がった頭に肘打ちをして上げる。脳天を叩かれ気絶。三人目
無言で歩くオレに少しは警戒したか、前から二人で張り上げた刀を同時に振り下ろす!!
ソレを左に躱し、右手で右手をその下から左手を左手で取り、相手の右肘を極めて折る!!そして、痛がるヤツの持ったままの刀で右のヤツの腹を刺す。四人…
そのまま刀を奪い五人目の首に突き付ける。
「ねぇお兄さん、他の方はどこに居るのかなぁ?」
ニコやかに話しかける。
完全に戦意喪失!!座り込み辺りを濡らす。バッチぃなおい…
男はおもむろに指を指す。右の奥か…
「ありがとう、お兄さんは死なない様にして上げるね。」
スパっ!!
指差した腕を、肘くらいから斬ってそのまま見逃して上げる。でも戦線離脱五人。
オレは優しいのだ!!
ナマクラをそのまま拝借し、男が示した方に歩く。
何やら頑丈そぉな
扉か見えた。押しても引いてもズラしてもびくともしない…したらナマクラで…
ガカぁ!!
あ〜あ…名刀ナマクラ折れちゃったか…
ま、扉もオレが通れるくらい開いたからいっか。
中に入ると、異様な光景が…何か甘い匂いに虚な目をした女性達…キセルで何か吸ってるし…まさか!?阿片!?時代劇で定番の麻薬か!?
あんにゃろ…嘘教えて来たか?
ん?奥に階段!?
上ってみるか…
極力呼吸をせず上階へ…
ソコには幹部らしきヤツ等が…アイツホントの事言ったのか…
「よぉ、クソ共!!さよぉなら…」
言って駆け出す!!一番手前のヤツに…シャイニングウィザード!!
相手の膝に乗り顎に膝蹴り!!プロレスラーが使う技だが、本来なら手に小さな武器を持ち脳天も砕く[残雷]って名前の業だが、今回はその武器が無いからシャイニングウィザードだ!!
コレだけでも充分戦線離脱だろぉ。六人目。
またほかの五人が刀を抜く!!
あ…コイツ等、さっきのヤツ等より強いかも…
気合いを入れ直す。
一人が突き技で反撃してくる!!
「ちゃあ〜!!」
左手一本での突きだ!!左足での踏み込み!!
何とか抜き足で躱し、相手の左に回り込みながら突き手を左手で捕らえ、そのまま一本背負い!![裏背負い]をする!!
頭から落とせれば良いが大概俯せに落ちる、だから膝を頭に落とす。ココまでがこの業の流れだ。コレで七人…
次のヤツが既に振りかぶり、頭を真っ二つにする様に刀を振り下ろす!!
さっき投げたヤツの刀を拾い受け止める。
今のはヤバかった…正直ギリギリだった。
オレは片膝を付いているから反撃も難しい所に、もう一人が横に回り込み横薙ぎに刀を振るう…コレもギリギリで横に転がり避ける!!避けた先に待ち構えてた様に上から斬り下ろす!!避けるのが間に合わなかったのか、うっすらだが胸元が斬られた。
ソレでも壁を背に立ち上がる。
イヤね、めっちゃ痛いし、血もかなり出てる…骨までいってないのが救いだが…この強さの連中をあと四人か…正直キツイな…
左右に二人ずつ…
左のヤツ等に対して走る、そのまま反撃されるが、床に寝そべりながら滑り右側のヤツは太腿を斬り、もう一人に蟹挟みで突っ伏ささせ、そのまま刀で刺す。肺まで行けばもぉ動けないだろぉ、八人。
太腿を斬ったヤツが反撃に来るが、刀を下から顎奥に突き入れ頭まで貫く!!九人!!
更に九人目の刀を取り、後の二人に向き直る。
もぉかなり血が出ててキツい。
向こうもソレが解っているからか、安易に攻めて来ない。
血を取り相手に向けて払う!!二人共顔と云うか、目を守るが、ソレで視界を、一瞬だが奪い、一人には横隔膜を狙い突いた。
手応え有り!!コレで十人!!残り一人。
「お前は親分を狙ってるんだろ?今この奥で女遊び中だ!!降参するから見逃してくれ!!」
なるほど…一人だけでも助かりたいか…
「オレは一人だから逃げるなら追わない…ってか追えない、逃げるなら悪戯に殺すのも面倒くさい…行くなら刀を捨てて行け。」
オレが言い終わると刀を捨てて階下に走って行った。
正直助かった。痩せ我慢してるんだよねぇ…
さて、親分だけは生け捕りが望ましいが…
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