第三十一話 事の顛末の記憶
種明かし回です。思い付きなので期待しない様に!!
せっかくのデートがぁ…
さて、しょっ引かれた連中を見送り…
「コレで良かったたのか?」
オレの問いに、答えたのは鑑鎮だった。
「はっ!!悪しき者を捕らえられました。
その上筆頭家老も味方に付けられました。
この上ない成果にございます。」
事の顛末は、謁見の時、浮かない表情の鑑鎮を見た事に遡る。
顔色が優れない事を問うと、訥々(とつとつ)と現在の京の状況を話し出した。
犯罪組織が幅を利かせ、あまつさえ住民を守るべき立場の者達がその職務を忘れて犯罪者に加担する始末…
ソレを報告しても、一笑にふされ快善の傾向が見られない…
そんな内容だった。
その話を聞いていた為、街を見て歩けば、紅葉に伝わり、ソコから改善に向かうかも?と、思ってたから車ではなく、歩いてたんだが…
まさかの展開…ソレに、乗らなきゃ面白…真実が解らない!!
その結果がこの状況で、同心達を締め上げて、南町の拠点全てを潰し、悪の親玉を捕まえ、主上に危害を加えようとした罪で死刑の中でも、最もキツい刑になるらしい。
その内容は知らぬが花らしく、教えては貰えなかった…
気になるがそんなにキツい内容なら紅葉に知らせるワケにはいかない!!
そんな、南町を庇いオレに暴行し、紅葉とオレを犯罪者に、仕立て上げた同心達も同じ刑が待っているが、内情を吐けば吐くほど減刑され、切腹までいくそぉな…
だが、奉行は、南町の連中と一緒に刑に服さなければならない事は決定的みたいだ…
この直接の上役も、強い叱責の後降格処分は免れない…
同情はしない。
せっかくのデートが台無しである。
この責任は鑑鎮に取らせなければ…
「それは頂上だが…今日は、紅葉といちゃいちゃ勉強会の予定だったんだが…どぉしてくれるんだい?
まさか頭下げておしまいとか無いよね?」
鑑鎮は冷や汗を流して泣きそぉだ…すがる相手を間違ったと言いたげである。
鑑連もかなり毒され腹黒くなったモノである、その上あの強さ…奉行を取り押さえた業は味方、鑑鎮への裏切り抑止的な目的でも使ったのだ。
その効果は的面である。ついでに筆頭家老にも見せ付けられた。
武器も持たず取り押さえる…しかも体格差をモノともしない、そんなオレはさぞバケモノに見えただろぉ。
紅葉の為ならソレも受け入れる!!
さて、一つ片付いたし、本来の目的を…もぉ夕方でした。
南町…オレが殴り込もぉかな…
コッソリ鑑鎮に伝えた、本部の場所が解ったら教えろと、鑑鎮の部下に案内して貰って八つ当たりするんだ。ニヤリ、悪い笑みが溢れたのを自覚する。
すぐに鑑鎮は戻る。本部の場所が解り次第謁見殿に報告に行くと約束して…
親玉だけは公開処刑様に生きたまま捕縛かぁ…メンドい…
ソレでもストレス解消出来るなら…
ワクワクしながら紅葉と手を繋いで謁見殿まで帰る事にした。
道中絡まれる事もなく謁見殿に着いたが、オレの服や顔、頭の汚れやキズを見て女官さん達が悲鳴を上げ泣き出した。
そんなにヒドいか!?
取り敢えず風呂に投げ込まれた。
当然のように、紅葉も一緒に…顔を見合わせてから、少し照れて身体の洗いっこをして、余り刺激しない様に互いに気を使いつつ風呂を上がる。
風呂上がりに久清に報告した。後で鑑鎮の使いが来るから、みんな一緒に武装して出掛けると…
暫し鑑鎮の使いを待つ、その間に食事を済ます。
まだかなまだかなぁ…鑑鎮の使いはまだかなぁ!?
ウキウキ具合が気持ち悪いのかみんな引き気味である。解せぬ!!
しかし、今回は
身体を張った甲斐があったなぁ…
紅葉には少し悲しい思いをさせたが、オレが暴れ…一般市民に平和が訪れるのだから!!
決してオレのストレス解消等では無い!!
決して無いのである!!
大事な事なので念押しです!!
今後の紅葉の笑顔の為にオレは頑張るのだ!!
そぉ!!紅葉の笑顔の為に!!
決意も新たに気合いが入る。
そぉしていると鑑鎮自身が謁見殿に来た。
「鑑連様!!ヤツ等の本部が判明しましたゾ!!」
おれを見ての第一声がソレだった!!
良くやった!!
「良し!!久清!!行くぞ!!」
オレが叫ぶと久清達が完全武装で集まる。
その直ぐ後、紅葉が千鳥を袖で持ってオレに差し出した。やはり出来た女である。大事にせねば!!
オレは千鳥を受け取り、腰に佩いた。
紅葉に軽く口付けて、
「悪者大事に行ってきます。」
「行ってらっしゃいませ。」
まるっきり夫婦である。少し照れるが、悪い気はしない。
この幸せを壊すヤツは神だろぉと潰してやる!!
その時のオレの目が紅くなった事に、誰一人気付いてなかった。
暫く街の南側に歩く、
スラムな感じの場所に出る。
夜鷹さん達が出歩いているが、オレ達の物々しさにかなり引いている。
この世界の夜鷹さんは男だ…
男女比からそぉなるよね…
暫く歩いた先に立派な建物が有り、ソコが南町の本部らしい。
鑑鎮達が周りを固める為に動き、久清達がソレの補強に回る。
全ての準備が整い、オレに合図が出された。
オレは隣の源さんの部屋に入る様な感覚で本部の戸を開けて中に入る。
源さんって誰だ!?落語かよ!?
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