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第二十八話 新たな誓いの記憶

何と式には漢字が使われてた!?

びっちょだよなぁ…



陰陽院での調査を切り上げ、謁見殿に戻ると、既に明日の打ち合わせも終わっており、紅葉が出迎えてくれた。

明日のオレのする事等説明された。

紅葉の左前、スダレ前に陣取り、悪漢が出たら斬り捨てるだけの簡単なお仕事だとか…


こっちも陰陽院で勉強した内容で式を少し読めると報告したら目を丸くされた。

解せぬ!!

そりゃ全部は解ん無いけど…大元が解るから、後はそれに則って作ればかなり便利なモノが作れるハズだ!!

でも…今の立場ではそっちに時間が割け…なくない!!

法力の訓練の時間を式の勉強に充てれば可能ぢゃん!!

早速、村に帰ってらの予定を組んだ。


今夜はみんなで外食らしい。

ちゃんと予約してたらしい。

今夜は何かなぁ…

下手な高級料亭ぢゃ無い事を祈ろぉ…

はい!!

オレの祈りは却下されました!!

大して美味くも無く高級な器を使ってるだけのクソな料亭でした!!

ココ選んだの誰だよ!?後で説教だ!!

食後、誰かが挨拶に来た。

ん?

コイツ前の帝を売ったヤツぢゃね?名前知らんけど…


「今回は態々の御足労ありがとう御座います。

今回は京でも最高の料理をと思い用意させて頂きました。

心行くまでご堪能ください。

では失礼致します。」


てめぇか!!

このクソな飯を用意したのは!?

お屋敷の飾らない料理のがオレには一番のご馳走なんだよ!!

こんなんなら、銀シャリにツケモンのが百倍美味しいわ!!

解るよ。

お高い器に、綺麗な建物、贅を凝らした食材…でも調理方法が…

一番大事なトコがダメダメぢゃん!!

今夜はコソッと持って来た味噌玉溶かして飲もぉかな…

さっきのヤツ等はこんなんしか喰わないから味がコレに染まってんのかな?


等と考えてる内にお開きにらなりました。

紅葉に聞いたらやはり満足出来なかった様子です。

男衆も女官さん達も全滅かぁ…

来る途中に屋台あったけど…やってるかな?


在りました屋台です!!


「ごめんよぉ!!ココは何屋さんかな?」

「え〜、らっしゃい!!ウチはびっちょ屋台だよ!!」

「びっちょ?聞かないなぁ…どんなヤツだい?」

「あぁ…小麦と塩を練って作った太めの麺に色んな味を絡めて喰うんだよ!!」

「へぇ〜、ならソレ貰おぉか!!味はお薦めで頼むよ!!人数分ね。」


オヤジさんは人数を確認して驚いていた。

一晩分位の客が一遍に来たからだ。

ソレでも頑張って調理して配ってくれた。


みんな思い思いに食べている。

オレも白いスープから…豚骨スープでした…

麺は…うどんでした。

云うなれば【豚骨うどん】だな!!


「おっちゃん!!コレ!!めっちゃ旨い!!作り方知りたいけど…この汁は、鳥の骨からか!?」

「んな!?坊主、良く解ったな!!コレは農家の鶏の骨とその周りのこびり着いた肉を煮込んで作るんだ!!」


まんま鶏ガラと同じ作り方だった…

懐かしい味なワケだ…

ほろり…

涙が溢れた。


「何かあったかや?」


紅葉が心配してくれる。


「懐かしい味で…二度と喰えないと諦めてた味の一つだよ…」

「好きな味かや?」

「…紅葉の次にね。」

「なら食べ物だと一番くらいやよ?」


何か周りから「リア充爆発しろ!!」とか「砂糖吐きそぉ!!」だとかの幻聴が…

オヤジさんも小僧のクセに…と睨んでいるよぉな気がする。


「まぁね。コレも紅葉と一緒で毎日でも食べたいよね。」


火に油を注いでみた。


「わっちの身体は帰るまではダメやよ?」


もぉ周りからは嫉妬の嵐だ。

この優越感がクセになる。


「イヤイヤ、今はこのびっちょだよ!!鶏ガラにうどんって中々思い付かなかった組み合わせだよ。その二つを一遍にとか…

隣に紅葉が居てココは天国ですか!?」

「勝手に天国とか行ったら許さないやよ!!」


何故か紅葉はぷんすこしている。可愛いから止めなさい。

そんなこんなでみんな食べてオレは満足だったが他の人は…オレと紅葉のいちゃいちゃさえ無ければ満足だったよぉです。

女官さんが支払いを済ませて、


「これだけ満足な味と量が、先程の料亭の一人分にも満たずに頂けるとは…」


と困惑していた。

どんだけぼってたんだ!?あの料亭は!!


その夜はもぉかなり遅くなっていたので皆さんおやすみなさいしました。

オレと紅葉はやはり同じ部屋で暫くいちゃいちゃして仲良くお互いを、抱き枕にして寝た。

明日は、新しい帝と将軍との謁見がある。

気を引き締めねば。


翌朝、ご飯を頂き、準備が終えた頃、将軍の到着に続いて帝の到着が告げられた。

まずオレが、スダレの左前に片膝を付いて座り、続いて紅葉が最上段のスダレの奥に出て来た。


「一同、控えよ!!」


オレの号令でみんな座礼だ。オレだけは軽く頭を下げるだけ。

護衛がみんなと同じ事をしてどぉなる?との事らしい。


「一同、面を上げぇい!!」


座礼から直り、皆スダレの奥に注目する。


「皆の健勝そぉな姿が見れて、わっちも一入ひとしおやよ。」


紅葉の凛とした声が響いた。

その瞬間その場が歓喜に震えたのをオレだけが確認出来たよぉな気がした。


「主上陛下に置かれましても御健勝で何よりに御座います。

先日病により崩御し、帝の地位を継いだ事、此処に御報告申し上げます。」


新しい帝の挨拶だ。


「ふむ、以後励むやよ。」

「ははぁ!!」


コレで帝は終わり、次いで将軍だ。


「主上陛下にはご機嫌麗しゅう、御喜び申し上げ候。

先だって、鬼討伐で討ち死にしました先代に次いで、将軍職に就きました、守邦と申します。

以後御見知りおきの程を!!」


新しい将軍の口上だ。


「良きに計らうやよ!!」

「ははぁ、有り難きお言葉!!」


コレで一応の遣り取りは終わりだが…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

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