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第十五話 新しい服の記憶

太秦で借りた服のまま、返さなくて良いのかな?

汚れた服しか無かったからなぁ…



あぁ〜ん〜まぁ〜最高の昼メシでした!!

美味しいご飯!!お腹いっぱいになる量!!そして美少女によるあ〜ん!!

不満に思うヤローが居るだろぉか!?

居たらソイツは異常者だ!!断言!!


「ご馳走様でした。」


手を合わせて、食後の挨拶!!ホントに満足した食事でした。


「ソレも食事の挨拶やの?」

「食べた後に自分の命を繋げられた事に対しての感謝の言葉。ですよ。」

「なるほど!!いただきますとご馳走様でした、二つは絶対広めます!!」


両手の握り拳を胸の前で作り力説する。

何このあざとい生物は?可愛いから許すけど…


ソレから給仕さんが片付けをしてくれた。


食休みも終わってから今日のオレの予定を聞かされた。


「今日はお兄さんの服を見立てるやよ。わっちのそばを任せるってなってるからソレなりの衣装が必要やよ。」


なるほどである。

人前に出る機会もあるだろぉし、練兵もと言われているから、ソレは必要だろぉ。


「ソレからは?」

「特に無いから法力の練習とか如何ですか?」

「おっ!!良いですね。生活に必要な式術とか早く使ってみたいですから!!」

「なら早速、服の見立てからはじめましょぉ!!」


言うが早いか、紅葉さんはオレの手を取り部屋を出てオレを連れ回しながら衣装部屋を目指す中、ふと、ある部屋に気を取られ立ち止まった。

そんなオレの様子を見た紅葉さんは部屋の説明をしてくれた。


「ココは儀式呪術の祭場さいじょうやよ。お兄さんを助ける為に三重ちゃんが使ったらしいやよ。」


その言葉を受けて、あの時の事を少し思い出し、かなりの無茶をしたんだろぉなと感じた。


「後で改めて三重さんにはお礼言わないとですね。」

「そぉすれば、三重ちゃんも、また喜ぶやよ。」

「ではそぉします。美女の笑顔は見飽きる事は無いですからね。」


なんか殺気染みた雰囲気を察し…


「ソレでも一番の笑顔は紅葉さんですけどね。」


と、つけ加えたら、満面の笑顔が向けられた。

地雷女ってヤツか?可愛いから許せるけども…

なんかロックオンされてるのかも…


少し立ち話した後また歩き出し数人の女官さんの居る部屋に来た。


パンパン!!

紅葉さんは柏手を二丁叩き…


「前の鬼退治の英雄様の御服を見立てて欲しいやよ!!」


と女官さん達を動かした。


「英雄とか柄ぢゃ無いんだけど?」

「諦めゆやよ。鬼三匹とか村全体存亡の危機なんやよ?ソレを救ったとなれば、まつりごと的にも、民衆的にも無視は出来ないんやよ。」

「一番はどぉなるのが…?」

「わっちの旦那になるかみやこで出世するかやよ。」

「そぉかぁ…両方良いかもなぁ…色んなトコ見てみたいし…なぁ…」


横を見ると顔どころか全身紅潮させた美少女が悶えていた。って云うか…以下略


「そぉする為の第一段階が法力を実用させるってトコが最初の目標ですね。」

「う、うむ!!法力に関してはわっちがつ、つ、つ、ま、ままままままま、責任を持って面倒みてあげゆやよ。」


何か焦ってたがまぁ良いだろぉ…


「よろしくお願いします。」


普通に約束が出来て安心した。


オレに与えられた服は、ドコの公家だよ!?と、思わずツッコミたくなる様な祭礼服と、かみしも、ソレと綺麗な胴着と袴だ。武士かよ!?


更に奥の方から紅葉さんが持って来たモノは…


「コレは、御神刀の供討ちの一振りで、銘は千鳥と云います。お使いの武器が見えませんでしたので差し出がましいかと思いましたが…」


そぉ言い手渡して来たのは鞘に収まったままの日本刀だろぉか?

抜いてみると反りはソレ程大きくは無いが、斬って良し突いて良しな実用性重視な、なんの飾り気も無い無骨な一振りだ。が、ソレが良い。

構えてみると、身体の一部の様に軽く手にしっくりと馴染む。

オレの為に作られたのでは?と錯覚する程だ。


「こんな良いモノを頂いても?」

「お気に召したのであれば是非に。コレまで抜ける者はおろか、待てる者も居ませんでしたので、その千鳥もさぞ喜んでいるでしょぉ。」

「有り難く拝領いたします。」


オレは紅葉さんの前に跪き、両手で恭しく鞘に収めた千鳥をかかげ頭を下げた。


「尊い!!傅く殿方が尊い!!」


女官さん達の声が上がる。鼻血を流す人も居たが無視しました。偉いでしよ?


普段着として頂いた服は普通の剣道着の様な着物で動き易い上に着心地最高な一品だつた。


それ以外にも何着か頂き割り当てられた部屋に置いててくれるとの事だった。


その後、また手を引かれ向かった先は小さな道場の様な所だ。


「さて、これから法力の練習をしますね。」

「はい、お願いします。」


オレは改めて頭を下げた。

紅葉さんも小さくない胸を張り…


「お願いされました。」


と笑ってた。


坐禅を組み、精神集中、両手に光が集まる様に瞑想。

そぉする事で、一度起きた、法力は発動する。

これを澱みなく、素早く、大きくすると、式術や法術が使える様になり、言葉に乗せられれば呪術も使える様になるらしいが…


取り敢えずは普通に生活が出来る程に、法力を操れる様になるのが目標だ!!


先はまだまだ永いな…

新しい服も時代劇風。

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