第百四話 開戦準備の記憶
祝ブックマーク十件達成。
水車小屋かぁ…
百地半蔵と服部丹波が調査を始めて数日、まだ結果は届いていない。
だからか、オレは水車小屋の建設を手伝っていた。
動力は水なので、出力制御とか無い、だから複雑な機械は動かせない。裏を返せば単純な作業には滅法強いって事だな。
米突きや脱穀とかには持って来いだよな。
他にも何か出来ると良いなぁ…
ま、今は基本的な仕組みを組み立てるのが先決だよね。
茨木達と協力して組んでいく。
しかし…オレと椿の朧げな記憶からよくもまぁこんなの作ったなぁ…脱穀機も設計は出来てるっぽいし…恐るべし大工さん達。
そんな日々を過ごしていたら、
「旦那様、京に行くやよ!!」
と、紅葉からお達しが…
「ん?何かあったの!?」
「ゴヒョウの調査結果が出たみたいやよ。」
「そか…また戦になるのかなぁ…」
「そぉなるかも知れんやよ。」
「仕方ないのかなぁ…」
「なにかや?戦は好かんかや?」
「人を殺すのがイヤなんだよ…」
「優しい旦那様は大好きやよ?でも…甘い旦那様は嫌いやよ?」
「そぉだな、明確に敵なら容赦はしないよ。でも、仲間の死が耐えられない…」
「大丈夫やよ。わっち達は死なないやよ。」
紅葉はそぉ言って、オレを抱きしめた。
「ありがとう…」
…と、していると、椿が来た…やっぱ来るよね…
「二人だけでいちゃいちゃしないで貰えるかな?」
「イチャイチャシテナイデス。」
「イチャイチャシテナイヤヨ。」
「二人共、言葉がカタカナだけど?」
「だ…旦那様が弱気になったから慰めてただけやよ!!」
「主上陛下が慰める必要は有りませんよ?そこは私に任せて下さい!!」
「主上としてでは無く妻として…なんでもないやよ…」
椿の瞳が光りを消してて怖いんですが!?
「なら離れて下さいますか?」
「は、はい!!」
返事をして紅葉が離れた。あれ?何これ?
「旦那様、何かイヤな事があったんですね。大丈夫です、私が憑いてます。旦那様は絶対悲しませませんからね。よしんば悲しんでも私が居ますから。」
ついてるってなんかニュアンスが違う気がするけど、オレを胸に抱いてオレの頭を撫でる。
「ありがとう…」
何か安心させられた。
「わ…わっちも憑いてるやよ!!」
紅葉が、後ろから抱き着いて来た。
こっちも、ついてるのニュアンスが気になる…
まぁ、今日の仕事も終わったし、決まって無い事をアレコレ考えても仕方ないよな、明日朝から京行きだ…風呂してご飯して、二人と寝るか…
オレは立ち上がり、二人と手を繋いでお風呂に向かった。
お風呂も改築されていた。男、女、鬼、家族、と別れていた。
当然家族に入るんだが…先客が居るみたいだ…いちゃいちゃしやがって…
「一度帰って着替えを持って来るか…」
「そだね。」
「そぉするやよ。」
そして、帰って来ると、家族風呂は空いていた。
「丁度良かったね。さ、入ろっか。」
「うん。」
「そぉするやよ。」
三人でお風呂にはいるのは良いんだけど…身体を洗われて、今日はオレからも…
さわさわ、ふにふに、にゅるにゅる、くにくに…
「うな!?だ、ダメやよ…」
「あ…旦那様!?あ、あ…ん…」
うおっ!?
洗ってるだけなのになにを反応してるんですか貴女達は!?変な声を出すんぢゃありません!!
「ふあぁ…」
「ふにゅぅ…」
オレの膝の上に股を押し付けて踊るんぢゃ無い!!
「くふぅ…」
「はにゃぁ…」
おっぱいで顔まで洗わないで…止めないでくれ!!
なんてバカな事をしている内に、二人共プルプル、ガクガクして、お漏らししてないか!?
少し洗ってあげただけでこれか…
今夜はゆっくり楽しんでみるか?
その日、二人はかなり満足して、オレの腕枕で寝息を立てていた…普段と攻守逆転しただけでコレだ…絞り尽くすより満足気だなぁ…
つか…まだ妊娠しないのか…なんでだろ?
オレに子種が無いのか!?
何かへこむなぁ…
翌日。
オレ、紅葉、椿、道雪、腹黒女官さんは謁見殿で、帝、将軍と会談をしていた。
内容は、国旗と、国歌と、ゴヒョウについて…
ゴヒョウが一番の議題だろぉが!!
メインディッシュのつもりか!?
「ふむ、国の旗と国の歌かや?わっちは良い案ぢゃとは思うやよ…でも…今話す内容かや?」
「はい、士気を高める事が見込まれます。国歌はまだ馴染みませんが、旗は早急に必要かと…」
「気持ちを一つにするにも必要かと思われまして…」
「皆の気持をなぁ…して何か案はあるのかや?」
「旗は出来るだけ単純に、誰もが描ける様なモノをと考えております。歌は愛の歌が良いとおもいます。」
「ふむ、愛にあふれた国を喧伝するのかや?」
「はい。兵も、そんな愛にあふれた国を守るとの意志の下士気も高まると思われます。」
「ほぉ、面白いやよ!!」
「では、この方針で進めてみます。」
「将軍、それで…ゴヒョウの動きは?」
「まず間違い無くバタン地区から攻めて来る事になりましょう…」
「ん?攻めて来るのは確定か?」
「その様に有ります。」
「主上陛下、コト防衛軍はこれよりバタン地区の関所にて防衛に努めます!!」
「防衛は早いに越した事は無いやよ、必要以上に軍備は整えるやよ!!無理に攻め手に回らない方が良いやよ!!民が浮き足立たない様に抑えも怠らない様に!!」
「はっ、心得てございまする!!」
自分の仕事のみを確認すると帝はその場を辞した。早速動く準備をするつもりらしい。
「帝は鑑連殿が刺されたとの一報が入った瞬間からいつでも軍を動かせる様にしておりました。準備は万端以上でしょう。」
「天晴れやよ!!終わったら頭を撫でてやらねばな。」
「ちょっと待った!!他の男に触っちゃダメだ!!」
脊椎反射で反論してしまった…
「ったく、旦那様はヤキモチ妬きで困るやよ…なら…何か褒美を準備するやよ。」
「それでお願いします。」
「はっはっは、雷神も奥方には敵いませぬな!!」
茶化すなよ…
「ふむ、そぉぢゃな…わっち達に触れた男は全部斬るつもりみたいやよ?」
「んな!?なんでそれを!?」
「くわばらクワバラ、私も包囲網を敷く準備をしましょう。ではコレにて。」
一通りオレをからかって将軍も出ていく。
「ほら、わっち達も村に帰って編成するやよ!!」
「今回は前の居残り組を出撃させたり調整してみるよ。」
「それだけかや?ラナーからも連れて来るやよ。」
「巻き込んで良いのかなぁ?」
「既に旦那様の国やよ?国主が刺されたのに国が動かないのは可笑しいやよ?後で勘兵衛に叱られても知らんやよ?」
「それはイヤだな…」
「村はわっちと椿に任せるやよ。」
「そぉです旦那様!!私も幻の法術をかなり使える様になってますし、早くラナーに飛んで軍備を整えて駆け付ける様に言うやよ!!」
「わ、解った!!」
オレは紅葉に急かされてラナーに飛んだ。
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お時間ありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」もお読みください。




