第二話 死神令嬢
皆さま御機嫌よう!死神令嬢ことリリア・シェイリーメルですわ。
気軽にリリア様と呼んでよろしいわよ!
なぜ死神かって?そもそもシェイリーメル公爵家が死神とされているのですわ。
なんでもシェイリーメル家の物を奪おうとすると、そのものは必ず不幸な最後を遂げてしまうらしいわ!クッソ自業自得ですわね!
このせいでわたくし、社交界に知り合いが1人も居ないのです。ぼっちというやつですわ!
「リリア様、あまりお外に居られますとお体に障られますよ。」
「あら、リウ…。心配しなくても大丈夫ですわ!…こうみえてわたくし、今日は調子がいいんですの。」
そう!なんと言ってもわたくし酷い鼻炎なんです!年がら年中急にくしゃみ、咳、涙が出てくるんですの。
鼻水が出ないことだけが救いですわ…。
「リリア様…。」
「リウの方こそ大丈夫ですの…?何だか様子が…。」
「大丈夫です!ご心配ありがとうございます!」
あらあら、リウは元気ですわね。
この子はリウ。わたくしのメイドですわ。
わたくしが小さな頃からうちで雇っている従順なメイドですわ!
わたくしの身の回りの事はリウがやってくれますの。
令嬢生活は最高ですわ!あぁ、そうだった!リウに聞きたいことがあったんですのよ!
今が聞くチャンスですわーー。
「ねぇ、リウ。わたくし(の令嬢としてのダラダラ生活)は、いつまで持つのです…?いつまでもこんなに家や使用人たちに迷惑をかけて(最高の生活をおくれるのかしら)…。」
この生活を失ったらわたくしどうしたらいいんですの…。
家族や使用人はベッドにいることを薦め、わたくしが笑うだけで喜んで涙してくれる家族…。こんな楽ちん生活を失いたくないですわ!!!
「ッ!!リリア様!そんな事をお言いにならないでください!」
え〜〜〜。ダラダラ生活がいつまで続くのか聞いたらクッソ怒られましたわ…。
え、待ってくださる?わたくしこれから働くんですの?
嫌ですわーーーーー!!!!!
リウなら分かってくれると思っていたのに…。
リウならダラダラ生活を推奨してくれると思いましたわ…。
「リウ、分かってくださる…?もう、わたくし(のダラダラ癖)は治らないんですのよ…?」
「リリア様ッ……!!」
えっ泣いてる!?
どうしましょう!わたくしがダラダラするのをリウがそんなに嫌がっていたなんて…。
「ごめんなさいね。貴方を困らせてしまいましたわ。」
「うぇぇぇぇぇぇん!!」
更に泣かせてしまいましたわ…。