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幸せな二人

作者:

初投稿なので、誤字脱字や、説明不足な所などがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。


キャラ紹介

アキ 料理が得意、大人しそうで根が強い女の子


ユキ いつも明るいが寂しがり屋、分け隔てなく優しい女の子


この2人が主人公で、他には重要なキャラは居ないはずです。

かなり短いのですが、是非読んでください。

戦争が起きた、大きな戦争じゃないけど私が住む国にとっては大きな出来事だった。

私が住む国は負けちゃって、多くの人が奴隷として囚われているけど、私は兄に逃がしてもらって、いつの間にか知らない場所で、廃棄された電車の中で休憩してた。

電車では、私と同じくらいの歳の子が一人で住んでて、何故か私によくしてくれてる。

私「ねえ、なんで優しくしてくれるの?」

ユキ「だって、一週間くらいずっと一人だったから寂しくて…あっ私ユキっていうの!これからよろしくね!」

私「私はアキ…って、なんでこれからなの?」

ユキ「だって他に行くあてなんてないでしょ?だったら一緒にいた方が安全だろうし」

私「それはそうだけど…私がいても迷惑じゃない?」

ユキ「全然大丈夫!でもアキちゃんにも色々と手伝ってもらうよ?」

私「ありがとう、これから頑張るね!」

と、そんな話をしてたら、あっという間に時間が過ぎた。

ユキちゃんはスーパーとかからとってきた物を節約しながら食いつないでいた。

食糧はスーパーの場所教えてもらってからは交代で取りに行くようになって、私はたまに料理したりして家族といるような、幸せな数週間が過ぎていった。今日は私が食糧を取りに行く日だったから、ユキちゃんが私を待つ時間を減らそうと早く出掛けた。

私「今日はどれがいいかな〜」ガタッ

音が静かなスーパーに響く

兵士「ん?誰かそこにいるのか?」

その音が見回りの兵隊に聞かれたようで

「やばいっ」と逃げ出す時には遅かった

「待て!」と言われ、後ろを振り向くと3人ほどの兵隊が銃口を私に向けて近づいて来ていた。

兵士「持っている物を置け」

食糧が詰まった手提げを下ろす

私「これでいいですか?」

兵士「銃器や刃物は持っていないかの確認がまだだ」

と言われ、確認された後に収容所に連れてかれた。収容所って言っても兵士が少ないから管理はそこまで厳しくないけど、抜け出すのは苦労する。前は兄が居たから3日で出れたけど抜けれても見回りの兵士と会うかもしれないから、出ようとする人は少ない。

でも私は、ユキちゃんが待っているから抜け出そうと1人で試行錯誤して1週間かかって抜けれた。

私「ユキちゃんの所はこっちだったはず」

私は、私を待ってる人の所へ走る、そして、半日で戻って来れた。

電車の中では、ユキちゃんが寒そうに、痛そうに、でも口は笑っていた。

私「ユキちゃんただいま!」と声をかけるが、雪みたいに冷たいユキちゃんは反応しない。

私「ユキちゃん?大丈夫?」私は涙を堪えて再度声を出す。

私「ユキちゃん…嫌だよ…?死んでないよね…?」いくら聞いても返事はかえって来ない、分かっている、誰かに撃たれたのだと、証拠にユキちゃんの座る席は紅く染まっていた。

でも簡単には受け入れられない、いつか目を覚ますと信じて、私は隣に座る。

ユキちゃんは、こんな荒んだ国で、家族のように接してくれた、ほんとに優しい子。

そんな子を私は1人にさせれないから、隣で眠った。私が目を開けれなくなっても、ユキちゃんは動かなかった。

私は、いつの間にか電車に揺られていた、目を開けると、雪がドアから入って来てて、でも寒くはなくて不思議な感覚だった。ここがどこかなんて考えず、隣のユキちゃんと笑いあった。幸せだった、ユキちゃんがいた、心が温かくて、そのまま、2人電車に揺られ続けた。

読んでいただきありがとうございます。

このストーリーはまだ書きたいことがありますし、リメイク?できたらするかもしれないので楽しみにしていただけるとありがたいです。

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