表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/35

イベントに参加してみよう2



 光が徐々に消えていくと、目の前に大きな山々が連なっていた。どうやら今回は山岳地帯のようだ。周りには誰一人といない。ここは前回と同じだ。


 俺はメニューのフレンド欄からショウ、ハル、カンナの位置を探し、全員に集合場所を伝えるためのメッセージを送る。イベント中でもメッセージを送れるところはありがたい。


 ちなみに集合場所には大体全員の真ん中の位置を辺りを指定したので、俺もそこまで歩かないといけない。みんなだけに苦労させる訳にはいかないからだ。


 集合場所に向かう道中でルールの確認をした。今回集めるのは今回のイベントだけのモンスターからドロップするアイテムらしい。


 そのモンスターの名はフォースドガゼル。鹿のような姿をしたモンスターだ。


 だが、普通の鹿と違う部分が二つ。一つはフォースドガゼルの角だ。鹿は基本2本の角を持つが、フォースドガゼルは4本持っている。


 もう一つはその脚だ。異様に発達した脚の筋肉が坂が急な山岳地帯に適している。もちろん攻撃でも使用するので注意したいポイントの一つだ。


 このフォースドガゼルを倒すとドロップするのがフォースドソウルというアイテムだ。今回はこれを集める。


 ここで疑問なのが他プレイヤーと共闘する場合だ。共闘する場合、ドロップ品の取り合いになるのでは?というごもっともな疑問が浮かぶ。そこは運営も考えていたようで、倒したフォースドガゼルに()()()()()()()()()()()ドロップ品が等しく貰えるらしい。


 1ダメージでも与えれば、という部分が気になるが、ひとまずはやってみないと分からない。少し急ぎ気味で集合場所に向かった。





「よし、揃ったな」



 全員が集合場所に揃ったところで、進む方向だけ決めて進むことにした。戦闘に関しては、その場その場で決めればいいだろう。



「なあ、道中でフォースドガゼルを見たか?」



 俺はみんなにそう聞いた。実際、俺は道中で一回も見ていない。もしかしたら特殊条件的なものがあるのかと思ったのだ。



「ん?普通に見たぞ?」


「私も。まだ戦ってはないけど」


「カンナもです」



 あれ?まさかの俺だけ?もしかして、ただ俺の運がなかっただけなのか?



「どうかしたか、ソラ?」


「いや、俺一回も見てないんだけど」


「え、あんたまじ?」


「うん」


「運悪すぎますね……」


「……やっぱりそう思う?」


「「うん」」「はい」



 何か少しテンションが下がったが、気持ちを入れ直して、フォースドガゼルの捜索に当たった。





 捜索し始めて数分後、ショウがフォースドガゼルを見つけた。やはり俺は見つけることができない。



「どうする?全員で行くか?」


「いや、まずは俺が行ってみよう」



 ショウはそう言うと自前の剣を取り出し、フォースドガゼルへと向かっていった。


 特に気付かれないようにする訳でもなく真正面から向かっていったので、フォースドガゼルもショウの存在に気付いているようだ。



「おらぁ!ブレイブスラッシュ!!」



 ショウはスキルを発動してフォースドガゼルに斬りかかる。その一撃はフォースドガゼルの頭に直撃するかと思われた……が次の瞬間、ショウの剣は空を斬っていた。


 

「あれ?」


「ショウ、あっちだ!!」



 フォースドガゼルの近くにいたショウは分からなかったようだが、奴は超高速で動き、遠く離れた場所に回避したのだ。あの脚は超高速の動きを実現するほどのパワーを持っているらしい。


 これは攻略が難しそうだな……。


連載30回目です。


ついに始まったソラにとって2回目のイベント。今回はソラの運の悪さが目立ったでしょうか。次回はイベント攻略編となります。


もし面白いと思っていただけたら、応援、評価、ブクマ、よろしくお願いします!また、些細なことでもいいので、感想お待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ