妹たちと戦ってみよう
今日は少し短いです!
「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」
周りから歓声が聞こえる。その中には俺の声も混じっている。アサとユウはダメージを負うことなく、準決勝を勝ってみせたのだ。
「すごい……!アサとユウってあんなに強かったんだね!」
「ああ、俺も驚きだ……」
「だから言ったろ?格が違うって」
「武器の強さもさることながら、お二人の能力もすごいです!完璧に力を使いこなしてます!」
アサとユウはこちらを一瞥して笑いながら手を振った後、選手控え室に戻っていった。
「俺、2人のところに行ってくるよ」
俺は席を立って、選手控え室の方に向かった。
「あ、ちょっと待って!私も行く!」
「カンナも行きます!」
「ちょっ、俺を置いてくなって!」
◇◇◇
控え室に着いた俺はアサとユウが出てくるのを待っていた。どうやら大決闘祭の参加者しか入ることができないらしく、入り口で足止めをされていた。
と、控え室からアサとユウが満面の笑みで出てきた。
「あ!慶兄ぃ!!ありがと!ちゃんと見てくれてて」
「私たち、強かったでしょ?」
「ああ、俺もびっくりだよ!全然知らなかった。アサとユウがこんなに強くなってるなんて」
「へへーん!」
「次の決勝も見ててね?」
「ああ、約束する」
すると、そこに誰かがやってきた。どうやらアサとユウに用事があるらしい。
「すみません、アサさん、ユウさん。次の決勝なんですが、お二人の相手が棄権してしまって不戦勝と形になってしまったのです」
どうやら話しかけてきたのは、この大会の運営であり、ゲーム自体の運営でもある人物なのだが、アサとユウの決勝での対戦相手が棄権してしまい不戦勝になったそうだ。
「おお、よかったじゃないか」
「そうだけど……何か物足りないね」
「うん、決勝ならもっと強い相手と戦えると思ってたんだけど……」
どうやら2人は決勝を戦えなかったことに不満があるらしい。戦わずして優勝したのだから、喜ぶべきところではないだろうか。
「そこで一つ提案なんですが……」
「「「ん?」」」
「エキシビジョンマッチをしませんか?」
◇◇◇
どういうわけか、俺は今舞台の上に立っている。さっきまでは観客席に座っていたはずなのに。
隣を見れば、ハルが「あわわ...」と言いながら、周りをキョロキョロしている。そして前には……
「さあ、2人とも!腹を括って!」
「もう後戻りはできない」
「はぁ……、ソラ〜」
「まあ、頑張ろうよ。エキシビジョンマッチってことなんだしさ」
何故俺たちがこの舞台に立っているのか。それは俺とハルがエキシビジョンマッチのアサとユウの対戦相手に選ばれたからだ。
正直、レベル差もありえないくらい離れてるだろうし、技術も全然だから多分負ける。いや、絶対負ける。だからまあ、楽しむだけ楽しもう。
「さあさあ、いよいよエキシビジョンマッチの始まりだぁぁぁ!!!まずは、今大会ダブル戦の優勝者、アサ&ユウぅぅぅ!!!」
「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」
「続いて、新進気鋭の2人組!なんとアサユウのコンビから直々に選出された2人だ!ソラ&ハルぅぅぅ!!!」
「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」
「さあ、両者とも準備はよろしいですか!?では参ります!!レディーーーー、ゴーーーー!!!!」
こうして俺とハル、アサとユウのなんとも不思議なエキシビジョンマッチがスタートした。
連載23回目です。
アサ、ユウとエキシビジョンマッチをすることになったソラとハル。次回は続きとなります。
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