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学校に行ってみよう

すみません!

前回の後書きの予定を変更して学校編にしました!


ということでクエスト編は今日の21時あたりに投稿しようと思うので、よければ見に来てください!


それでは本編をどうぞ!



 俺は悔しさのあまり、イベントの次の日はゲームができなかった。ここまで悔しいのはオセロやチェスでも無い。


 そして次の日、俺は学校に行った。その日の休み時間のこと。



「なあ、慶一郎。お前、まだ落ち込んでんのか?」


「うるせえよ。悔しいんだから仕方がないだろ」


「まだイベントに参加できただけいいじゃないか。俺なんて参加できなかったんだぞ!」


「それは生徒会に所属しているお前が悪い」


「いや、まあそうなんだけどさ。でも、生徒会の仕事なのに生徒会長が来ないっていうのはどうかと思うんだが」


「それは……用事があったんじゃないか?まさか仕事をせずにサボるなんてことしないだろうし」


「まあ、そうだけどさ……」


「ねえ、慶。ちょっといい?」



 俺と祥吾の会話に入ってきたのは同級生の春宮(はるみや)佳純(かすみ)。俺とは幼馴染の関係だ。俺と佳純の地元は遠いのだが、何故か偶然俺たちの進学先が同じだった。その繋がりもあって、クラスは違うがよく話をする。



「は、春宮さん!お久しぶりです!」


「張谷くん、久しぶりだね」



 祥吾は佳純に会うと、何故か話し方がしどろもどろになる。理由を聞いたら、佳純はなかなかの美人らしいから、自ずとそうなるのだそうだ。俺にはあまり分からないが。



「で、何の用だ?」


「あんた放課後暇でしょ?この子に校内を案内してあげてほしいんだけど」



 よく見ると、佳純の後ろに小さい女の子がいた。見たことない子だが……誰だろう。



「その子は誰だ?」


「えーと、この子は今日転校してきた一年生の子なんだけど、この子のお母さんと私のお母さんが知り合いで、何回か会ったことがあるの。だから今は私が面倒を見てるんだけど……」


「そっか。そういうことなら任せとけ。俺は暇だからな。えーと、俺は空永慶一郎だ。よろしくな」


「え、と、神田(かんだ)奈々(なな)です。よ、よろしくお願いします……」


「はいはーい、俺は張谷祥吾!よろしくー!」


「ということで放課後は任せたよ」


「おーう。神田さん、放課後になったら教室に行くから待ってて」


「は、はい……」



◇◇◇



 そしてその日の放課後、俺は神田さんの教室に向かった。佳純はバレーボール部の練習があるらしいから、今日の放課後は案内できないみたいだ。大変だな、部活って。



「お、いたいた。神田さん、準備できたら行こっか」


「あ、はい。もう大丈夫です」


「よし、じゃあまずはあっちの校舎だな」



 それから俺は神田さんを案内した。その間の会話には死ぬほど困った。女子との話し方がまったく分からん。俺がまともに話せるのは佳純か妹ぐらいだ。


 それと神田さんは終始俯きがちな感じがした。転校してきたから、というのもあるのだろうけど、一応知り合いの佳純はいる。もっと他に理由がありそうだ。失礼かもしれないけど聞いてみることにした。



「ねー、神田さん。何かあったの?」


「……え?」


「あ、嫌ならいいんだ。聞かれたくないこともあるだろうし」


「……実は私のお姉ちゃ…姉にもうすぐ手術があるんです。それが難しい手術らしくて……。私、もしものことがあったらと思うと……」



 そうだったのか……。ん?そういえばこんな話をどっかで聞いたな……。どこだったっけ?



「おーい、ソラー!」



 廊下の奥から祥吾が大声で叫びながら走ってきた。



「おい、祥吾。学校でその名前を呼ぶな、バカ」


「あ、わりぃ。つい、うっかり」


「ごめんね、神田さん。こいつがバカで」


「いや、やめて、慶一郎さん?女の子にそんな入れ知恵しないで」



 神田さんの方を見ると、何故か彼女はポカンとしている。俺と祥吾はその様子を見て首を傾げる。



「え?ソラ……さん?」



 神田さんがそう呟く。その時、俺の中の疑問が繋がる。そうか、彼女は……。



「もしかして……カンナか?」



 途端に神田さんの顔がパーーッと明るくなるのが分かった。そう、神田さんはカンナだったのだ。



「やっぱりソラさんなんですね!まさかこんな近くにいるなんて!」


「ああ、俺もびっくりだよ、カンナ!」


「え?え?ど、どういうこと……?俺にも詳しく!」



 俺は一人困っている祥吾に詳しく説明してあげた。すると祥吾はとても納得していた。



「慶一郎が言ってた子は神田さんだったんだな。てか、すごいな。ゲーム内で会った人とリアルでも偶然会うなんてさ」


「ああ、普通はないだろ?こんなことって」


「私、とても嬉しいです!転校先にソラさんがいるなんて、思ってもみなかったので」


「俺も嬉しいよ、カンナ」



 俺はカンナの頭を撫でる。カンナはまた俯いてしまった。はぁ、学習しないな、俺。



「なあ!じゃあさ、今日帰ったら三人でゲームしようぜ!クエストにでも行ってさ!」


「俺は構わないが……カンナはどうだ?」


「私も大丈夫です!お姉ちゃ…姉にいっぱいお話ししたいので!」


「よし、決まりだな!じゃあ今日の8時集合な!」


「りょーかい」


「はい!」



 こうして俺たちは一緒にゲームをすることになった。とても楽しみだ。


連載11回目です。


まさかの転校生の女の子がカンナでした。次回はソラ、ショウ、カンナの三人でクエストに向かいます。


もし面白いと思っていただけたら、応援、評価、ブクマ、よろしくお願いします!

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