表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/22

5話 しょうせつって、なに?

 前回のあらすじ


 今日は、よるにふろに入ってわすれてしまった。

 仕方ないので、登場人物紹介した。



 今回は、ちゃんと続きです。

 展開は遅いけれども……






 アリは小説をもっと良いものにするための、改良点を指摘して欲しいみたい。

 ほんと、困ったよ……


 もしも、ボクが小説を初めて書いて「ココが良く無い」なんて言われたとしたら、もう、ショックで続きは書けないって思うんだ。

 そして、指摘した相手のコトを、好きでいられるか、わかんない。

 ボクは、打たれ弱いんだ。繊細なんだよ。ガラスのハートだよ!

 たぶん、そういうのって、大なり小なりみんなもあるよね。

 作者もそうなのかな? あとでこっそり作者のページを覗いてみようかな。ナイショだよ!


 「ココをこうすれば、もっと良くなるよ」ってのも。上から目線っぽくないかな?

 ボク、小説書いたこと無いから、偉そうなコト言えないし……


 大体、アリの小説は、ドコをどうすれば良くなるのか、サッパリだよ。


 みんなは、小説を書いたことあるのかな?

 ファンレターや感想コメントで、作者にアドバイスしたことってあるのかな?

 もしよければ、アリの小説の感想を送って欲しい。

 ボクへのアドバイスも歓迎だよ!


 ボクは、本に落としてた視線を上に向けた。

 空が青かった。雲がゆっくり浮かんでた。


 そうだよ、困った時は空を見上げるんだ。

 広く雄大な空を見れば、些細な悩み事なんて、ちっぽけだって気づくんだから。

 コレ、アリのお爺さんである賢者の塔の大賢者さまの言葉だよ。

 良いこと言うね! そのとおりだよ。

 ボクは、ふわふわ浮けるけれど、あの雲の場所まで飛べるかなー……

 雲って美味しいのかな……


 ちょっと深呼吸しよ。


  ひっひっふー


 赤ちゃんを出産する時でも落ち着くコトが出来るっていう、勇者世界では常識的な、この世界では画期的な呼吸法だよ。


 あれれ? 冷静になってみたら、ボクとアリと小説にとっては、ちっぽけじゃ無いじゃん?

 とっても重要なコトだよ。

 危うく大賢者さまにだまされるところだったよ。


  ひっひっふー


 雲って悩み事なさそう。いいなぁ……

 そうだ! 話題を変えて、ごまかそう!!


「ねぇ、アリ。あの雲、パンに似てるよ」

「……雲なんて、どれも、パンみたい……」

「う、うん……」

「……あのね、アリは、この小説を、起きてから朝ごはん食べずに、さっき書き上げたの……だから、アリにとっては、小説を書くコトは、朝飯前、なの……」


 朝飯前の使い方、あってるの?

 アリってば、ちょっとまた、得意のポーズしてるよ……


「じゃ、お腹ぺこぺこでしょ!」

「……一番始めに、メタに読んでもらったの……」


 やっぱり、ボクとアリは、すっごい仲良しだ。よかった。


「だから……メタも、朝飯前に、改善点を指摘して欲しい……」

「ボク、ちゃんと朝ご飯食べたよ?」

「………………うらぎりものっ……」


 がーん…… 大失敗……

 小説の話じゃなくて、食べ物の話で、嫌われちゃった……


 アリは、怒ってますのポーズをしてる。


「ぷん。ぷん。ぷーん」


 手をグーにして、上下に振っている。

 カワイイ仕草だよ。


 その時、森の方から、可愛らしい声がした。


「アリ〜、メタ〜」


 森の切れ目の小道から、栗毛のツインテールを弾ませて、4歳くらいのちっちゃな女の子が、こっちに走って来る。


  テト、テト、テト、テト……


 赤いジャンバースカートは、お姉ちゃんのお下がりだけど、ネコのアップリケをつけたので、お気に入りなはず。図柄がちょっと、ボクに似てる気がするよ。


「ママが、お昼ごはんできたって〜」

「メイだ……」

「メイ、おはよー」

「もう、こんにちはでしゅヨ」

「そんな時間なんだ!」

「メタはおねぼうさんでしゅネー」


 ボク、寝坊したことになっちゃった。

 メイは、アリの妹の孫の娘なんだ。

 妹の娘は、姪だよね。その娘は何? ひ姪? 姪の孫は、玄姪?

 まだまだ勇者言葉は、覚えないといけないことが多いんだ。


「ふたりは、なにしてたの? おべんきょう?」

「……小説、読む?」

「アリがね、小説を書いたんだ。スゴいんだよ!」

「しょうせつって、なに?」

「小説ってのは、フィクションで〜 え〜っと、実際の本当にあった話じゃなくて…… なんて言えば良いんだろう……」

「……本当じゃないお話……」

「ウソのおはなし? ウソはいけないんだよ! ママにおこられるんだよ」


 困った。小説を知らない人に、小説が何かって伝えるの、難しいよ。

 ボク、今日は困ってばっかり……


「えっと、メイは、ユメ見たことあるよね?」

「今日のユメはね、メタがすっごいおならしたの。それがとってもくさくってね……」


 えっ……なにそれ……

 ちょっと、アリ、どうしてボクと距離とって、手であおいでるの?

 ボク、臭く無いよ。メイのユメだよ!


「ボクね、お尻が無いから、おならしないんだよ」

「ほんと?!」


 メイがボクを持ち上げて、興味津々で帽子の裏側を見ているよ。


「ほんとに、おしりない! おちんちんもないよ!」

「う、うん…… ボク、実を言うと、男の子か女の子か、わかんないんだ。どっちだろうね」


 子供って無邪気で悪気が無いから残酷……

 もしも、どっちかあったとしたら、そんなマジマジと見られたら、お嫁に行けなくなるところだよ……

 無くて良かった。


 話を戻さなくっちゃだ。


「メイ、ユメってさ、ウソじゃないけれど、本当のコトでも無いでしょ」

「うん。ユメのはなしをしても、ママにおこられないよ。メタのおならのはなし、すっごいわらってた」


 そこは、怒って欲しかったなぁ…… 笑うとかひどい……


「小説はね、本当の話じゃないけれど、お母さんに怒られない、楽しい話なんだよ」

「……ほら、アリが書いて、本にした……」

「すごいー このごほん、アリがつくったの?」

「……お話、だけ……」


 メイは、すっごい驚いてる。全身使って、ぴょんぴょんしながら、驚いてる。

 驚きのベテランだ。

 アリも、この驚き方を参考にしたほうが良いよ!

 ツインテールのゆれ具合とか、スカートがめくれて下着みえちゃってるとか。

 この作品がマンガやアニメだったら、ロリコンの餌食になるところだったよ!


「どんなおはなし? メタがおならするの?」

「ボクはどんだけお芋を食べたことになってるの?!」

「……冒険者のお話……」

「ぼうけんしゃ!! メイよみたい!」


 やっぱり冒険者は人気なんだね。ボクのおならより人気で良かった。












 読んでくれてありがとうございます。


 テンポ遅いけれど、書いてたら、長くなっちゃったので、分割しまいした。

 一話の分量としては、このくらいが、いいのかな?


 明日、はやめに続きをアップ出来そうです。



 どうか、少しでも面白いと思ったら、ブックマークや評価、感想コメントをしてください。

 とってもはげみになります。


 また、誤字脱字、文章の書き方が変だ等ありましたら、ご教示ください。

 よろしくお願いします。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ