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闇夜に蠢く挑戦状  作者: 大和ラカ
第三章 離島に蠢く怪虫
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鍾乳洞

 香織に案内してもらいながら島を歩き回っていると、人の数は少ないが眺望がよく、砂浜が綺麗な浜辺へとやってきた。


「ここの浜辺は島で一番綺麗なところなんですよ。奥に行けば洞窟もあるんですけどそこが島で一番きれいな景色の見える場所になってるんですよ」


 浜辺の奥に見えている洞窟を指さしながら香織が教えてくれる。

 しかし、これといって目立っている訳でも、海水浴場から近いわけでもないようだ。

 それに一番綺麗なところであれば観光客もたくさんいるはずだ。


 香織は生き生きとした様子で、目を輝かせながら洞窟を勧めている。

 恐らく香織が個人的に気に入っている場所なんだろう。

 せっかく勧めてくれているんだ、行ってみるのもありだ。


「そうなのか。それならぜひ行ってみるか」


「そうですね。せっかくですから行きましょう」


 そう言って洞窟の方へと歩みを進める。

 洞窟内は薄暗く、涼しい風が肌をなでる。

 また、この洞窟は鍾乳洞になっており、所々に小さな道ができたりもしているようだ。


 一番大きな道に沿って奥の方へ進んで行くと大きな空間に出てくる。

 そこには大きな地底湖があり、見ていると思わず吸い込まれそうになってしまうほどの迫力がある。

 自然にできた洞窟なのにここまで壮大で美しいものがあるというのに感動を覚えた。


「ここがこの島で一番綺麗な場所なんです!」


「これは凄いですね。初めて見ました」


「あぁ、俺もだ。すごい以外の言葉が出ないや」


 この迫力ある景色に思わず見とれてしまう。

 これを美しいといわず何というだろう。

 しばらく全員でこの素晴らしくも美しい鍾乳洞と地底湖を眺めていた。


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