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闇夜に蠢く挑戦状  作者: 大和ラカ
第二章 少女に蠢く憎悪
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確信


 今日の仕事を片付け、俺は青が丘駅へと向かっている。

 光から絵里ちゃんのことで、おかしなことがないか聞かなくては……

 駅に着くころには十八時半だった。


「この辺りで待ってたらわかるかな?」


 そうつぶやき、近くのベンチに腰掛けた。

 この事件についての手掛かりが少なすぎる、それに不可解なことだらけだ。

 誰がなぜこのようなことをしているのだ?

 犯人は一体誰なんだ……

 すると突然携帯の着信音が鳴り響く。

 画面を見ると、冬月からきているようだ。


「もしもし冬月か? どうかしたか」


『お疲れ様です。それぞれの自宅に行って話を聞いてきたのでそれをお伝えしようと思いまして』


 冬月には、新田と一緒に河野絵里を除くそれぞれの生徒宅へ話を聞かせに向かわせていたのだ。


「そうか、それでどうだった?」


『はい、木村、欅の方はこれといった不信点はなかったのですが……』


「立花の方は何かあったのか?」


「最近あまりしゃべらなくなったり、部屋で独り言をよく言うようになったりしているとかですね……」


 ここまで行くと立花が犯人の可能性が高いな。

 明らかに行動の変化があるのうえに、事情聴取の時の態度と合わせて間違いないだろう。

 しかし、不信点は残るな……


「犯人は立花このはの可能性が高いな。だがその独り言とかは気になるな」


『ですね……』


「ひとまずありがとうな、また何かあったら連絡する」


 そう言って電話を切る。

 とりあえず、これからは立花このはをマークする必要があるか。

 いや、考えたくはないが絵里ちゃんの可能性も消えたわけではない。

 気がつくと、もうすでに十九時前になっていた。


「そろそろか」


 そう思い、あたりを見渡していると光と明日香が一緒にこちらへと向かってきているのを見つける。


「やっぱり先についてたんだな。隼ならそうだと思ったよ」


「いや、何で明日香もいるんだ?」


「え、だってせっかく何だから三人のがいいかなって」


 事件関係のことで話があるって聞けばよかったか……

 頭を抑えながら「そ、そうか……」と言う。


「隼君どうしたの?」


「いや、何でもない……とりあえず行こうか」


そう言って、先頭を切って歩き出す。


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