閑話休題その2「縞々ハイキック!」
やぁ、皆……俺だよ! 俺ッ!
今回の総評は……魔王様討伐編って事でいいんだよな?
それにしても、まさかあの魔王ルシファルファの正体があんな俺好みの幼女だったなんて、驚いたぜ。
しかも、パンモロ拝ませてくれるし、挙句の果てに涙目でじょばーとか……まったくもって、けしからん魔王様だ。
でも……ちょっとマニアックが過ぎるのではないかと、小一時間。
まぁ、俺は全面的に肯定するがね……魔王さくらたん、素敵っ! 大歓迎っ!
今度、ランドセルとくまちゃんパンツでもお近づきの印として、進呈するとしよう。
武器はリコーダーかなんかがいいんじゃないかなー。
それにしても、ロゼはつくづく暴力的な奴だと実感。
使いの奴らを恐喝するわ、出迎えの隊長は腹パンで黙らすわ……。
挙句の果てに、魔王ギャプロンをフルボッコだもんなぁ……。
もうやりたい放題、引くわぁ……ドン引きだわぁ。
もっとも……ギャプロンの野郎はリアンたんとルーシュたんをいじめた酷い奴だから……見てて、俺もスッキリしたぜ。
でもまぁ……さくらたんがボコボコにされるとか、可哀想だし……アイツも主君の身代わりにぶっ飛ばされて本望だったろうさ……ロゼGJ! お疲れ!
それにしても……世界中のマナが枯渇の危機ってのはまいったねぇ……。
迷宮が暴走状態なのは、知ってたけど……所詮は機械……何も解っちゃいないって事だ。
俺のせいじゃないやい。
そもそも……俺、迷宮の運用マナ効率とかもちゃん考えて、外部からのマナ収奪も最小限にしてたしな。
迷宮のエナジーコアのマナ生産量を超えるマナ消費は厳禁ってのが、迷宮運営の鉄則なのだよ。
世界規模でのマナの枯渇とか言ってたけど……世界全体のマナの減退期と重なったんじゃないかなぁ。
元々エナジーコアのマナ自体は地脈から、余剰分を吸い上げる形で補充するんだけど。
地脈が弱ってくると、自然収入も減る。
この状況下で、本来迷宮管理者として行うべきは、無理に今の規模を維持するどころか、縮小と効率化を考えるべきなんだ。
そこへ、無理に拡張とかすれば……そりゃあ、無理が出てくる……。
たぶん、この迷宮……この分だとほっといても自滅すると思うんだけど……その前に世界のマナが枯渇するのが早そうなんだよな……。
うーん、なんとかしたいんだけどなぁ……どうしたもんか。
「なんとかしたいんだけどなぁ……じゃないわよっ! このダニオッ!」
色々と物思いにふけっていたら、スパーンといい音と共にハリセンでぶん殴られる。
「……お、おう。ロゼたん……いらっしゃい。
今日は……いきなりご機嫌斜めだね……もしかして、あの日だったりす……」
最後まで言い終わる前に、メメタァって言って、グーパンが顔にめり込む……。
「……ロゼたん、痛いぞ。」
「うっさい……なんで、お前はそうも最低なんだっ!」
「これが俺氏の平常運転だお? それより、どったの急に? もしかして、俺氏に会いたくなった?」
「……別に……むしろ、出来れば、あんまり顔を見たくないくらいなんだけど……。
皆、これからお風呂だから、あんたをふん縛りに来た!」
「なんでだお? 俺氏、これでもマナーの解る紳士だから、ロゼたんがお風呂中とか、おトイレの時は、飛天の眼の中継はちゃんと空気を読んで切ってるお? まさにこれぞマナーモード!」
一応、その辺はね……親しき仲にも礼儀ありって奴だから、ちゃんと音声だって切ってる。
まぁ、ロゼたんがナニしてる光景とか、俺が妄想補完してたって、ロゼたん困んないし……。
「ふーん……じゃあ、今日の私の下着の色とか解らないよね?」
「今日のロゼたんパンツはピンクの縞パンだったお!」
俺氏、蹴られる……ピンクの縞々が眩しいお。
「何故だ? 飛天の眼のことをすっかり忘れて、いきなり豪快に脱いだロゼたんが悪いお。
ちゃんと言ってくれれば、俺だって気を使ったんだ……。」
「うっさい! うっさい! 見てたんなら、一言言えっ!
って言うか、やっぱ、見てたんじゃない……決定、面倒くさいけどふんじばる。」
そう言って、ロゼたんは俺を椅子に座らせると、ロープでがんじがらめにする……。
「……ロゼたん、これじゃ何も出来ないお? それとも新手の拘束プレイ?
でも、さっきのパンチラで俺氏、お腹いっぱいだお……。」
そう言って、俺は辛うじて自由だった右手の拳を握りしめるとグッと親指を立てる。
「こ……この変態! 変態! 変態! 変態!」
ロゼたんが某AAみたいな感じで、真っ赤になってひとしきり怒鳴るとドスドスと足音を立てながら、戻っていく。
うん、ロゼたん今日も平常運転。
なんか最近、ロゼたんに罵倒されたり、殴られるのも悪く無いって気がして来てるんだよな。
慣れ? いやもしかしてこれは愛のこもったお仕置きだから?
それになんだかんだで、洗い物とかお掃除なんかもチャチャッと済ませて行ったし……。
ロゼたん基本、ツン98%位だけど、チョットだけデレる時だってあるのだ……2%……されど2%、その2%は砂漠のオアシスの如し。
さすがロゼたん……あざとい。
実にあざとい。
さっきも縛りながら、頭におっぱいとか押し付けていったし、パンチラサービスだって一回や二回じゃない。
なんだかんだで、ご主人様を慕いサービスする心くらいはあるのだよ……素直じゃないんだから、まったく。
でも、何と言うか……監禁された人質みたいにされてしまった……見事なまでに何も出来ない。
暇だから、皆のステータスの確認でもするお。
名前:りあん・ふりむで
年齢:8歳
クラス:プリースト
レベル:12
最大 HP:47
最大 MP:39
攻撃力 :30+8
防御力 :31+12
魔法力 :46+5
魔法防御:49+4
敏捷性 :26
運 :20
武器:ハンマーロッド+4 AT+8 MG+5
防具:装甲ローブ DF+12 MDF+4
魔法:ハイ・ヒール12 プロテクト 7 スロウ 3 アンチポイズン 3
スキル:ハンマー4 防御6 治癒術7
備考:ようじょ。
かりすま持ち。
ちっぱい。
皆に愛される系、可愛い。
がんばりましょうX5
まぁまぁX3
りあんたん、割と育ってね?
ヒールの回復も随分強くなったし……。
影が薄いんだけど、たぶんロゼたんが濃すぎるせい。
天使度じゃ、ダントツナンバーワン。
名前:るーしゅ・ふりむで
年齢:9歳
クラス:ソーサラー
レベル:7
最大 HP:26
最大 MP:56
攻撃力 :10
防御力 :26+12
魔法力 :51+10
魔法防御:48+2
敏捷性 :35+4
運 :13
武器:氷晶の指輪 MG+10 氷系魔術補正
防具:軽装甲服 DF+8 MDF+2 AG+4
魔法:アイスジャベリン 18 アイスニードル 5 バインド 8 ロングショット 5
スキル:元素魔術(氷)12 隠蔽 3 俊足 3 魔術合成 5
備考:地味にサポート系アタッカー。
実は結構優秀、ちっぱいは卒業している。
魔術合成とか実は高等テクニック。
まぁまぁX5
よくできましたX1
ルーシュたんも強くなったなぁ……。
ちなみに、アイスニードルってのは、実は範囲魔法。
ほっそい氷の矢をバサって撃つタイプの魔法。
アイスジャベリンは、アイスショットの強化版かなー。
威力のほどは、ドモーがたった6発で行動不能になったくらい。
強いぜ!
でも、この娘……お姉さんなんだけど、何故かリアンたんを立てるみたいなんだよね。
なんか複雑なお家の事情とかあるのかなー。
名前:ろぜ・ぶらっくふぃーる
年齢:??歳
クラス:鬼士
レベル:15
最大 HP:138
最大 MP:31
攻撃力 :75+38
防御力 :80+30
魔法力 :12
魔法防御:86+30
敏捷性 :7830
運 :40
武器:デュアルダガー+18 AT+38 AG+20
ギャンダモハンマー AT+50
防具:メイド服+20 DF+30 MDF+30 AG+10
魔法:ステータス 1
スキル:近接戦闘 15
物理保護結界 10
対魔結界 13
鬼士の構え 15
咆哮 5
突撃 7
紅の鬼神 12
備考:つよき、たぶんツンデレ。
胸のサイズは秘密にしといてやるのが武士の情け。
角はまだ生えてない……だって、ようじょだもの。
紅の鬼神は対ボス戦のみ発動可能。
残念X3
がんばりましょうX2
まぁまぁかな? X1
ロゼはどうも、脳筋火力特化の道を驀進してるらしい。
装備もそろそろ良くさせたいんだけど……まだアイテムの生成権限は入手できてないんだよな。
ちなみに、パンツのバリエーションが結構豊富で、見たのだけでもイチゴにピンク縞、フリフリなのとかも。
なんだかんだで、萌のツボってもんを解ってるんだよなぁ……凄いぜロゼたん。
名前:エストリア・ランカスタ
年齢:12歳
クラス:聖堂騎士
レベル:23
最大 HP:226+200
最大 MP:132
攻撃力 :60+38
防御力 :95+80
魔法力 :20
魔法防御:35+35
敏捷性 :38-15
運 :7
武器:ブルーメタルソード+3 AT+38
防具:ブルーナイツメイル DF+40 MDF+15 AG-10 ナイツシールド DF+20 AG-5
聖樹の守り DF+20 MDF+20 HP+200
魔法:セルフヒール 5 プロテクト 8 シャープソード 3
スキル:近接戦闘(剣) 12
物理保護結界 15
対魔結界 7
守りの構え 12
挑発 5
治癒魔法 3
聖樹の加護 10
備考:誇り高きトリストリア聖国の姫騎士。
口癖の「くっ殺せ」は様式美。
実は結構きょぬー。巨乳ロリとか本当に有難うございます!
おっぱいタユンタユンX1
エストたんは相変わらず、守りの要だお。
いつもガチガチのプレートメイルなんだけど、普段着のゆるふわ系の衣装とか可愛いし……。
夜寝る時、リアンたんと抱き合って寝てるのとか、なんか百合臭がする娘なんだよね。
まぁ、俺氏的には、ありな訳なんですが。
なかなかにガードが固くて、もう3回位飛天の眼がやられてる。
……強いッ!(確信)
名前:梅桃さくら
年齢:7歳
クラス:ダークプリースト
レベル:3
最大 HP:17
最大 MP:673
攻撃力 :16
防御力 :12
魔法力 :154
魔法防御:137
敏捷性 :10
運 :66
武器:なし
防具:なし
魔法:ヒール 3 エリアヒール 1 プロテクト 2
ダークブラスト 5 エナジードレイン 3 ファイブ・ブラスト 1
スキル:近接戦闘(剣) 2
物理保護結界 3
対魔結界 4
暗黒魔法 5
強制魔術 6
備考:ようじょになった魔王たん。
残念ながら、くっそ弱い……そのうち強くなるよ! きっと!
魔王サクラたんは……とにかく頑張れだな!
俺の印象としては、プルプルしながらじょばーしちゃった幼女って感じで、守りたいこの笑顔系なんだがね。
けど……昔の姿は……なんかファン○ルとかビュンビュン飛ばしてて、モビルでアーマーな感じだったんだよな。
「究極スーパーデンジャラスストロングドラゴン改MK2」との戦いはもう怪獣大決戦。
迷宮攻略最初からやり直しとかしんどそうだけ、まぁがんばって……。
そういや、ステータスから魔王の文字が消えてるし……これも彼女の心境の変化の現れなのかもしんないな。
……ああ、なんか背後で水の音とか、キャッキャウフフな感じの会話とか聞こえてくるなぁ……。
どうやら、飛天の眼はいい仕事してるらしい……。
……だが、椅子の拘束はなかなか厳しそうだ……ロゼの野郎っ! 何をこんな本格的な縛りにしてんだよっ!
……と思ってたら、ぐらりと椅子が倒れた。
行ける! そう思ったのだが……絶妙な感じで、モニターが見えない……ぐぎぎぎぎっ!
気合を入れて、首を曲げようとした瞬間、首からメキョゴキッだか、なんだか言う嫌な音……。
「ごげぁっはぁ!」
……俺氏、無事死亡。
ダニオ回はタイトルも酷いけど、内容も酷い。




